コキュートスの記憶

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F90の備忘録 03

2019年07月23日 | MS & MA
□F90の備忘録
 03:ビークラブ68

U.C. GUNDAM MECHANICAL HISTORY CHECK:3 F90 VARIATION
今回は、P、V型について語られています。

協力:サナリィ開発部、サンライズ企画室、MSジャーナル編集部、U.S.N通信
U.S.N通信って何だろう??

P型は、オプション名のプランジの通り、用途は大気圏突入のため。
ゼータの血を色濃く受け継ぎ、さらなる機動性の向上を目指している。
フライングアーマーの運用で、事足りるような気もいたしますが…。

0122年07月20日、デフ少尉による大気圏突入試験の写真には、
無人機から撮影されたものにCG修正が加えられている旨が。
ただ、0122年のこの時期は、エイブラムが運用しているので、
パイロットは、ベルフ少尉ではないかと思われます。
既に改修改装を終えてるので、2号機でもなさそうですし…。

P装備は、他のオプションとは異なり、武装は護身用程度に留まる。
宇宙空間では、両腕の固定を解き、モビルアーマー的な運用が可能で、
その際、オプションの大推力によるとてつもない高速機道戦闘ができる。

現在、主翼に爆装用のハードポイントを設けるべく、改良が進んでいて、
それが成功した際には、宇宙戦闘機的な運用も可能になるだろう。
ゼータよりもリガズィに近いかも知れないと評されています。
また、マグネットコーティングにより、2秒前後で変形できるそうな。
変形と言っても、両腕を回転させ、頭のカバーを被せるだけだけど。

V型は、新型ビーム兵器ヴェスバーの試験用オプションで、
ジェネレーターからエネルギーCAPなどを使わず、
大電力を直に受けて発射されるため、
それまでのビーム兵器と比較にならない威力を持っている。
なお、このヴェスバーの搭載により、ジェネレーターも出力の大きい
新型に換装され、その大出力を受け、脚部にスラスターが追加され、
さらに肩部のスタビライザー兼放熱フィンも増設されている。

しかし、この新型ジェネレーターには、まだ問題点が多く、
特に限界作動時の放熱処理が最大のネックとなっている。
それでも、その大出力のため、次期MSの標準装備となるであろう
ビームシールドの搭載が可能となったことは、驚くべきことである。

収束率を高めた専用のビームライフルが用意されているが、
ヴェスバーが予定通りのスペックを達成すれば、無用となるだろう、と。

以下『MSジャーナル』0122年02月号(宙林堂刊)の記事という体裁。
02月号と言うことは、単純に考えると1月発売なのですが、
ガンダムエースみたく、12月後半発売なんでしょうか??

F90の開発で最も苦心した点は、その構造重量の軽減にあったとされ、
事実、設計主任のA.グッゲンバイガー氏は、10g減らす毎にコーヒー、
1kg毎に、その日のランチを奢ると部下のスタッフに言っていたとも。
※この辺りの事情は、
 バンダイモデルクラフトの軍用MSシリーズ F90の解説書に詳しい。

高出力の反応炉GE-J79を搭載し、出力的には、相当の余裕があったが、
かなりの重量があるオプションも存在し、
それを考慮したため、素体のF90には、苛酷なまでの減量が要求された。
しかし、大型火器を稼働させるため、オプション自体に補助反応炉を
搭載するということになるが、それは開発以後、暫くしてからの話。

当時の開発技師の証言では、主任は、F90の仮想敵として、
ブッホエアロダイナミックスの新型MSを想定していたようだ、と。
この企業は、ブッホコンツェルン傘下の航空機開発会社で、
現在の連邦系MSの最新型と言われるヘビーガンよりも一回り小さく、
ジェネレーター出力は、4割増のMSを開発していると噂されていた。
現実的に考えて、全高14mの機体に4,000kW級のジェネレーターを
搭載することは不可能だと誌面では書かれている。

残念ながら2号機は、演習中に失われているが、
健在の1号機が運用試験機としてフル稼働している。
一部では、オールズモビルに強奪されたとも噂されている。

次回は、69からの備忘録になります。 
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2 コメント

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Unknown (あさぎり)
2019-07-24 06:36:26
MSジャーナルについては,どこかに発行日はあったと思います。
その点はともかくとして,当時のB-CLUBの発売日あたりがMSジャーナルの発売日として想定されていたのではないかなぁと推察します。
ちなみに,手元の記録では1991/07/15が68号の発売日(間違ってる可能性もあります)なので,毎月15日発売と見なすと,MSジャーナル2月号は,1月発売となりますね。

>U.S.N通信
あぁ,謎のまま放置していた奴(^^;

ガンダムエースの新作で2号機のカラーリングが従来の設定と異なっている部分について,B-CLUBとの整合性をどうとるのか楽しみではあったりします。
しかし,0122年07月20日の件で指摘しているように,まだはっきりしない機体動静があるので,F90そのものの数が増えるのかもしれませんね。
Unknown (カセクシス)
2019-07-24 20:18:54
□あさぎりさん
ビークラブは毎月15日発売でしたか
それを基準にすると2月号は、1月発売になりますね
貴重な情報ありがとうございます

1/0ポートのカバーなどが赤色になってました
ガンダムマガジンの増産機とかもありましたね
やっぱり2機だけでは試験の効率は悪そうです
仕様は違いますが、3号機はクラスターなのかもしれませんね

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