Part105 花の絆

□聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
　Part105 花の絆

パピヨンのジュリエッタは、フェアリースロンギングを放ち、
サーシャをベッドごと死界の穴に落とそうと企図します。
突如、天馬が帰還し、パピヨンを襲撃し、ベッドを地上に降ろします。
天馬は、パピヨンを倒すために戻って来たとし、
パピヨンの飛翔よりも高く跳躍し、連続の拳撃を喰らわせます。
先刻とは異なる天馬の動きに、パピヨンは戸惑います。
パピヨンは、天馬から桁違いの小宇宙を感じ、驚愕します。
天馬は、水鏡先生の言葉を思い返し、己の小宇宙を燃やします。
天馬の拳撃は、パピヨンを確実にヒットしますが、
パピヨンは、天馬の右拳を遂に捕らえ、握り潰そうとします。
が、右拳から神の小宇宙を感じ、捕らえた拳を放してしまいます。

天馬が右手を見ると、サーシャの左手首からも小宇宙が放たれ、
その神の小宇宙が天馬の右手の小宇宙とリンクしているように見えます。
天馬は、幼少の頃に貰った花の鎖の効果なのかと驚きます。
よく見ると、リンクしているのは、ふたつだけではなく……。

ハーデス城──
パンドラがハーブティーを運び、アローンの元を訪れると、
アローンは、左手首が熱いと言い、苦しみ出します。
パンドラが注視すると、アローンの左手首に花の鎖が視えます。

戻りまして。
サーシャが天馬に語り掛けます。
その花輪は永遠です。
例え、枯れて消えても、きっとわたしたち三人を守ってくれます。
これは、神さえも切ることは出来ない、花の鎖なのです！！と。
天馬は、サーシャの言葉に応え、約束通り、おまえを守り抜くぞ！と。
花の鎖により、天馬の小宇宙がさらに増大していく様子を感じますが、
パピヨンは、信じられんと必殺技を繰り出します。
天馬は、聖衣の両翼が広がった状態で、ペガサス流星拳を放ちます。
その無数の拳撃は、パピヨンの身体を撃ち、吹き飛ばします。
パピヨンは、三巨頭のひとりが送られてくる筈だと言い残し、絶命。
天馬は、パピヨンを征し、サーシャの傍らで一時休息を取ります。