チーズ講師、梶田先生の講座に参加してきました!
今回のテーマは、“国産お取り寄せチーズ ランキング10を楽しむ会”。
日経プラスワンの人気コーナー“何でもランキング”に取り上げられた、
“お取り寄せ可能な手作りチーズ ランキング”の審査員の1人として、
梶田さんが参加されたのです。
(日経プラスワンは日経新聞とともに毎週土曜に届く生活情報週間紙。
人気の観光地や流行っている商品、生活の豆知識など興味深い話題が満載。
うちの実家も日経を取っているので、プラスワンは、まとめて送ってもらってます。)
ということで、10位までに選ばれたチーズを実際にお取り寄せして、
食べてみましょう、というのが今回のテーマ。
トップ10に選ばれた栄えあるチーズを、一度に楽しめるなんて魅力的
フレッシュから白カビ、青カビにハード、とバリエーション豊か。
ただ食べるだけではつまらないので、
あえてチーズ名は伏せて、ブラインド試食し、自分も順位付けします。
プラスワンの順位はこちら。
◆1位(自分3位)◆清水牧場(長野県松本市)「バッカス」
標高1500mの自然豊かな牧場で放牧。梶田さんの国内チーズ旅でお馴染。
“バッカス”とはお酒の神様の名前だそうで、お酒によく合う山の熟成チーズ。
特に春から夏にかけてのこの時期は、牛が新鮮な青草をたっぷり食べているから、
チーズの色が断トツで濃い。
ホクホクとした食感、味噌や醤油に通じる香ばしい香り。
多くのシェフを虜にしているのも納得。
※今月の24日、この清水牧場に行くことになりましたっ!
ここのチーズを使ったイタリアンのお店も伺う予定で、楽しみ
→中止。。。涙。。。
◆2位(自分10位)◆ランランファーム(北海道清水町)「十勝シェーブル・炭」
十勝の広大な敷地で、完全放牧されている山羊たち。
その搾りたての乳で造ったチーズに、食用炭をまぶして仕上げたもの。
ストレスフリーで育てられた山羊チーズは、
眩しいほど真っ白で独特の臭みは一切なし。山羊らしい酸味が心地よい。
山羊チーズが苦手な方にぜひ試してもらいたい逸品。
(私が10位と最下位なのは、熟成の進んだ強い山羊チーズが好みだから。)
◆3位(自分8位)◆チーズ工房・白糠酪恵舎(北海道白糠町)「モッツァレッラ」
白糠酪恵舎は数年前の梶田ツアーで、実際に工房を訪れました。
イタリアのチーズにこだわり、実際に現地で製法を学んだスタッフが、
丹精込めて手作りしています。だからこそ、切り口や形が1つ1つ微妙に違うのも、
魅力の1つ。噛むとミルクのエキスがじゅわーっと溢れ出ます。
誰からも好かれそうなミルキーで優しいモッツァレッラ♪
◆4位(自分1位)◆さらべつチーズ工房(北海道更別村)「トカッチョ」
見た目も味もイタリアのタレッジョと似ている。
トカチを文字ってトカッチョ(笑)。
ユルーイ名前にププっとなりながら口にすると旨ぁぁぁい
濃厚な旨味とコク、程良い塩気、ウォッシュされた湿った表皮からは、
青カビのような強さもあって、、。今回のチーズの中で1番お酒に合いそうです。
気に入ったから、最後にお買い上げ
◆5位(自分5位)◆酪楽館(北海道鶴居村)「鶴居シルバーラベル」
デンマークで修業した技師により80日以上かけて熟成。
熟成ごとに、マイルドラベル(2ヵ月以上)、ゴールドラベル(6ヵ月以上)、
プレミアムゴールドラベル(12ヵ月以上)もあり。
その中でも、このシルバーラベルは、
第6回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト最優秀賞受賞。
濃厚でねっとりとしていて上品で味わい。
温めると一層風味が増すため、お料理に活躍しそうです。
◆6位(自分7位)◆アトリエ・ド・フロマージュ(長野県東御市)「ブルーチーズ」
今回唯一の青カビタイプ。緻密な生地に青カビが全体的に広がってます。
イギリスのスティルトンのよう?カビ部分はジャリっとした歯応えを感じ心地よい。
ジャムや蜂蜜をたっぷり添えるとデザートにも。
日本でこんな素晴らしい青カビチーズが造られているなんて。
海外産に引けをとらない出来です。
◆7位(自分6位)◆共働学舎新得農場(北海道新得町)「ラクレット」
ナッツのような風味も感じられ、いかにもラクレット!
これは温めて食べるのがベスト。飽きがこない安心できる味わい。
100g相当分のお値段は約400円と、今回のチーズの中でもっともお安い。
共働学舎さんの白カビ「コバン」を初めて食べた時、
こんなに奥深いチーズが日本にあるんだと感動したことがあります。
他にも桜の葉で包まれた「さくら」も春の定番です。
◆8位(自分9位)◆クレイル(北海道共和町)「カレ」
こちらは日本の小さなチーズ工房の先駆け的存在。フランスで修行した創業者が仕上げた、
淡白で穏やかなカマンベールタイプ。四角いかたちがこだわりだとか。
何かを添えていただくこと前提で、チーズ自体の塩分を控えめに仕上げていて、
熟成が若いうちは甘いコンフィやジャム、蜂蜜を添えて、
熟成が進めば、なんと山葵醤油が合うとか!?
白カビ+山葵醤油、、、これは1度試してみたい♪
実際に、様々なジャムを合わせていただきました。
◆9位(自分1位)◆チーズ工房 横井牧場(北海道浜中町)「アネペツ」
牛種はブラウンスイス種。スイスのチーズをモデルにしたハードタイプ。
ブラウンスイス種のミルクはホルスタイン種に比べて、
高タンパク質でチーズに向いています。私は4位の「トカッチョ」とこの「アペネツ」が、
1番気に入りました。どちらもそれぞれ違った特徴があるから甲乙つけがたく、両方1位
まるで栗やサツマイモのような甘みが感じられ、コンテとボーフォールの中間的な味わい。
あれこれ手を加えず、シンプルに楽しみたいチーズです。
◆10位(自分4位)◆三良坂フロマージュ(広島県三次市)「フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル」
今回のチーズの中で100g当たり約1400~1500円と立派なお値段。
自然放牧させた山羊のチーズに白カビをまとわせ、かしわの葉で包んで熟成。
バノンの日本版♪熟成とともに味わいは強く、トロンと柔らかくなる。
この時は、熟成は中間くらい。山羊らしさも感じつつ、ほんのり酸味もある状態。
かしわの葉からくる青臭さも混じって、個性的でこれも気に入りました。
熟成がmax状態のを食べてみたい。。
と、以上ベスト10でした~!
ここ10年で日本のチーズのレベルはぐっと上がりました。
以前は、日本のチーズ=大手乳業メーカー製でしたが、
最近では、フランス、イタリアなどチーズの本場で修業した方々が、
そこで得た技術や知識を持ち帰り、全国各地で工房を始めています。
日本でも個性的で魅力あるチーズが造られていることは、
この講座で十分納得しました。
個人でも気軽に楽しみたいのですが、現状では、
その工房から直接取り寄せるしか方法がないため、
極端な話、10種類のチーズをそれぞれの工房から集めようとすると、
チーズの数分、送料がかかってくる。。
全国のチーズを豊富に扱うお店があれば、もっと身近に楽しめるのに。
★今回のチーズを東京都内で扱うお店★
フェルミエ・・・「バッカス」「フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル」
アルパージュ・・・「鶴居シルバーラベル」「アネペツ」
ワインマーケット PARTY恵比寿店・・・「トカッチョ」
あと、今回は、岡山の吉田牧場や、北海道の三友牧場は、
生産量が少なく取り寄せ困難ということで、対象外となっています。
チーズ実食のあとにいただいたお料理。ルッコラとトマトのサラダ。
栄養豊富なチーズですが唯一ビタミンCが含まれません。
野菜やフルーツでビタミンC補給
温かい料理も登場♪ 色々野菜のラクレット。
共働学舎のラクレットです。お野菜は定番のじゃが芋に、夏野菜の南瓜とズッキーニ。
最後に、私の持ち込みチーズ1。ロドルフ熟成トム・ブリュレ。
フランス・バスク地方の羊乳チーズ。表面を炙って香ばしさを加えています。
持ち込みチーズ2。アレオス熟成スティルトン・ポルト。
スティルトンに針で穴を刺して、そこにポートワインを流し込み熟成させたオリジナル。
他のメンバーの方からカヴァや塩かりんとうも♪
日本のチーズに開眼させられた、内容の濃い講座でした。
(2011.7.29)
今回のテーマは、“国産お取り寄せチーズ ランキング10を楽しむ会”。
日経プラスワンの人気コーナー“何でもランキング”に取り上げられた、
“お取り寄せ可能な手作りチーズ ランキング”の審査員の1人として、
梶田さんが参加されたのです。
(日経プラスワンは日経新聞とともに毎週土曜に届く生活情報週間紙。
人気の観光地や流行っている商品、生活の豆知識など興味深い話題が満載。
うちの実家も日経を取っているので、プラスワンは、まとめて送ってもらってます。)
ということで、10位までに選ばれたチーズを実際にお取り寄せして、
食べてみましょう、というのが今回のテーマ。
トップ10に選ばれた栄えあるチーズを、一度に楽しめるなんて魅力的
フレッシュから白カビ、青カビにハード、とバリエーション豊か。
ただ食べるだけではつまらないので、
あえてチーズ名は伏せて、ブラインド試食し、自分も順位付けします。
プラスワンの順位はこちら。
◆1位(自分3位)◆清水牧場(長野県松本市)「バッカス」
標高1500mの自然豊かな牧場で放牧。梶田さんの国内チーズ旅でお馴染。
“バッカス”とはお酒の神様の名前だそうで、お酒によく合う山の熟成チーズ。
特に春から夏にかけてのこの時期は、牛が新鮮な青草をたっぷり食べているから、
チーズの色が断トツで濃い。
ホクホクとした食感、味噌や醤油に通じる香ばしい香り。
多くのシェフを虜にしているのも納得。
ここのチーズを使ったイタリアンのお店も伺う予定で、楽しみ
→中止。。。涙。。。
◆2位(自分10位)◆ランランファーム(北海道清水町)「十勝シェーブル・炭」
十勝の広大な敷地で、完全放牧されている山羊たち。
その搾りたての乳で造ったチーズに、食用炭をまぶして仕上げたもの。
ストレスフリーで育てられた山羊チーズは、
眩しいほど真っ白で独特の臭みは一切なし。山羊らしい酸味が心地よい。
山羊チーズが苦手な方にぜひ試してもらいたい逸品。
(私が10位と最下位なのは、熟成の進んだ強い山羊チーズが好みだから。)
◆3位(自分8位)◆チーズ工房・白糠酪恵舎(北海道白糠町)「モッツァレッラ」
白糠酪恵舎は数年前の梶田ツアーで、実際に工房を訪れました。
イタリアのチーズにこだわり、実際に現地で製法を学んだスタッフが、
丹精込めて手作りしています。だからこそ、切り口や形が1つ1つ微妙に違うのも、
魅力の1つ。噛むとミルクのエキスがじゅわーっと溢れ出ます。
誰からも好かれそうなミルキーで優しいモッツァレッラ♪
◆4位(自分1位)◆さらべつチーズ工房(北海道更別村)「トカッチョ」
見た目も味もイタリアのタレッジョと似ている。
トカチを文字ってトカッチョ(笑)。
ユルーイ名前にププっとなりながら口にすると旨ぁぁぁい
濃厚な旨味とコク、程良い塩気、ウォッシュされた湿った表皮からは、
青カビのような強さもあって、、。今回のチーズの中で1番お酒に合いそうです。
気に入ったから、最後にお買い上げ
◆5位(自分5位)◆酪楽館(北海道鶴居村)「鶴居シルバーラベル」
デンマークで修業した技師により80日以上かけて熟成。
熟成ごとに、マイルドラベル(2ヵ月以上)、ゴールドラベル(6ヵ月以上)、
プレミアムゴールドラベル(12ヵ月以上)もあり。
その中でも、このシルバーラベルは、
第6回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト最優秀賞受賞。
濃厚でねっとりとしていて上品で味わい。
温めると一層風味が増すため、お料理に活躍しそうです。
◆6位(自分7位)◆アトリエ・ド・フロマージュ(長野県東御市)「ブルーチーズ」
今回唯一の青カビタイプ。緻密な生地に青カビが全体的に広がってます。
イギリスのスティルトンのよう?カビ部分はジャリっとした歯応えを感じ心地よい。
ジャムや蜂蜜をたっぷり添えるとデザートにも。
日本でこんな素晴らしい青カビチーズが造られているなんて。
海外産に引けをとらない出来です。
◆7位(自分6位)◆共働学舎新得農場(北海道新得町)「ラクレット」
ナッツのような風味も感じられ、いかにもラクレット!
これは温めて食べるのがベスト。飽きがこない安心できる味わい。
100g相当分のお値段は約400円と、今回のチーズの中でもっともお安い。
共働学舎さんの白カビ「コバン」を初めて食べた時、
こんなに奥深いチーズが日本にあるんだと感動したことがあります。
他にも桜の葉で包まれた「さくら」も春の定番です。
◆8位(自分9位)◆クレイル(北海道共和町)「カレ」
こちらは日本の小さなチーズ工房の先駆け的存在。フランスで修行した創業者が仕上げた、
淡白で穏やかなカマンベールタイプ。四角いかたちがこだわりだとか。
何かを添えていただくこと前提で、チーズ自体の塩分を控えめに仕上げていて、
熟成が若いうちは甘いコンフィやジャム、蜂蜜を添えて、
熟成が進めば、なんと山葵醤油が合うとか!?
白カビ+山葵醤油、、、これは1度試してみたい♪
実際に、様々なジャムを合わせていただきました。
◆9位(自分1位)◆チーズ工房 横井牧場(北海道浜中町)「アネペツ」
牛種はブラウンスイス種。スイスのチーズをモデルにしたハードタイプ。
ブラウンスイス種のミルクはホルスタイン種に比べて、
高タンパク質でチーズに向いています。私は4位の「トカッチョ」とこの「アペネツ」が、
1番気に入りました。どちらもそれぞれ違った特徴があるから甲乙つけがたく、両方1位
まるで栗やサツマイモのような甘みが感じられ、コンテとボーフォールの中間的な味わい。
あれこれ手を加えず、シンプルに楽しみたいチーズです。
◆10位(自分4位)◆三良坂フロマージュ(広島県三次市)「フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル」
今回のチーズの中で100g当たり約1400~1500円と立派なお値段。
自然放牧させた山羊のチーズに白カビをまとわせ、かしわの葉で包んで熟成。
バノンの日本版♪熟成とともに味わいは強く、トロンと柔らかくなる。
この時は、熟成は中間くらい。山羊らしさも感じつつ、ほんのり酸味もある状態。
かしわの葉からくる青臭さも混じって、個性的でこれも気に入りました。
熟成がmax状態のを食べてみたい。。
と、以上ベスト10でした~!
ここ10年で日本のチーズのレベルはぐっと上がりました。
以前は、日本のチーズ=大手乳業メーカー製でしたが、
最近では、フランス、イタリアなどチーズの本場で修業した方々が、
そこで得た技術や知識を持ち帰り、全国各地で工房を始めています。
日本でも個性的で魅力あるチーズが造られていることは、
この講座で十分納得しました。
個人でも気軽に楽しみたいのですが、現状では、
その工房から直接取り寄せるしか方法がないため、
極端な話、10種類のチーズをそれぞれの工房から集めようとすると、
チーズの数分、送料がかかってくる。。
全国のチーズを豊富に扱うお店があれば、もっと身近に楽しめるのに。
★今回のチーズを東京都内で扱うお店★
フェルミエ・・・「バッカス」「フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル」
アルパージュ・・・「鶴居シルバーラベル」「アネペツ」
ワインマーケット PARTY恵比寿店・・・「トカッチョ」
あと、今回は、岡山の吉田牧場や、北海道の三友牧場は、
生産量が少なく取り寄せ困難ということで、対象外となっています。
チーズ実食のあとにいただいたお料理。ルッコラとトマトのサラダ。
栄養豊富なチーズですが唯一ビタミンCが含まれません。
野菜やフルーツでビタミンC補給
温かい料理も登場♪ 色々野菜のラクレット。
共働学舎のラクレットです。お野菜は定番のじゃが芋に、夏野菜の南瓜とズッキーニ。
最後に、私の持ち込みチーズ1。ロドルフ熟成トム・ブリュレ。
フランス・バスク地方の羊乳チーズ。表面を炙って香ばしさを加えています。
持ち込みチーズ2。アレオス熟成スティルトン・ポルト。
スティルトンに針で穴を刺して、そこにポートワインを流し込み熟成させたオリジナル。
他のメンバーの方からカヴァや塩かりんとうも♪
日本のチーズに開眼させられた、内容の濃い講座でした。
(2011.7.29)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます