春っぽいお天気が続いたなぁ、と思って
いたけど、やっぱり寒くなってきた。
まだまだ１月だもんね、仕方ないけど寒
いのはやっぱりイヤだなあ、と不平不満
の多いレイラです。
不平不満。
世の中には不満なことがやたらと多い。
暑いだとか寒いだとか。
お金がないとか時間がないとか。
仕事が忙しいとか上司がイヤだとか。
なんでそんなに不満だらけなの？
世の中は厄介なもんだ。
そうか、不満は見えるんだね。
だからやたらと気に障る。
「いいことが書いてある本」の最新号が
発売になり、ママが買ってきた。
そこには、いつものとおりいいことが書
いてある。
本当のしあわせとは、目に見えるもので
はなく、
自分の内側から生まれる、目に見えない
ものです。
そして、しあわせとは、計ることのでき
ないものです。
そうか、幸せって見えないんだね。
見えるといい幸せは見えなくて、見えな
くてもいい不満は見えちゃう。
でもさ、見えないけれど、みんないくら
かの幸せの中にいる。
えっ？あんた、たったそれくらいで幸せ
なの？って笑われても平気。
だって、計れないんだものね。
いいことが書いてある本に教えられて、
身の周りの幸せを見逃すまいと、あわて
てメガネを拭いた今朝のパパ。
だからさ、パパ。
幸せは見えないんだってば・・・。
きのうから、なんだか春のような陽気。
まさか、このまま春になるわけじゃない
んだろうけど、できることなら春になっ
て欲しいなぁ、と思うレイラです。
さて、残念なニュースがパパの耳に入っ
てきた。
それは、とある名画の展覧会が地元の美
術館で開かれることになってたんだけど
結局中止になってしまったって話し。
あの世界的な名画がすぐ近くで観れるな
んて、いま思えばね、ありえない話しだ
よね。
なんでこんなことになったんだろう？
開催準備のために、もう何百万円も予算
を使ってしまったらしくて、そのお金が
無駄になってしまった。
パパは考えるんだね。
予定どおり事が運ばないときはあるし、
相手があることだから、話し合いがうま
くまとまらないこともあるさ。こんな大
きなお仕事だったらなおさらだ。
でもね、例えばその展覧会のポスターを
印刷した会社の人がいる。
開かれることもない展覧会のポスターを
納品してお金をいただく。
シッカリ仕事したんだから、代金をいた
だくのは当然だけど、きっと不完全燃焼
で終わっただろう。
印刷の仕事をしながら、その展覧会を楽
しみにしていただろうし、家族で出かけ
ようと話し合ってもいただろう。
注文に応じて淹れられた珈琲が、飲まれ
ることもなく、そのまま冷めてしまって
いる感じ・・・なんだか複雑な心境だ。
納品されたポスターの山は、いまどこに
あんだろう。
その役目を果たせないまま、展覧会の開
催準備室の片隅に山積みされている？
それを見て、担当の人は何を思っている
のかしら。
もしも、印刷に携わった人の気持ちに気
づくことがなかったとしたら、あの名画
に描かれた女性は、キャンバスの上で涙
を流すに違いない・・・。
１月も中盤に入り「明けましておめでと
う」って、言っていいのか悪いのか、今
年初めて会う人と微妙な間合いのある、
きょうこの頃のレイラです。
さてさて、この時期になると、毎年決ま
って世の中が緊張した空気に包まれる。
そう、きょうからセンター試験とやらが
始まるらしい。
受験する本人も、その親御さんたちも、
きっとドキドキしてるんだろうな。
パパとママも遠い昔、同じような体験を
した。
でもね、お勉強が苦手な二人は、当然の
ことながら実力以上の成果は得られず、
あえなく敗退。
そんな苦い経験をしたんだな。
でもね、きっとパパたちは、あの時に挫
折感を味わったことは、よかったと思て
るに違いない。
だってね、落ちた人の気持ちがわかるも
んね。
それに、思い出したくもない過去だった
ら、ドレスコードのある結婚披露宴に、
その頃のファッションなんてしないでし
ょ。
きょうと明日、どうやらお天気はいいら
しい。
もしも、もしも君たちが試験にパスでき
なくてもさ、そんなにガッカリすること
はないさ。
きっとね、君たちの遠い将来、お友だち
の結婚式に「平成」で出席するはずだか
らさ・・・。
と、受験生にエールを送るパパとママで
す。
寒い日が続くけど、まあ雪が降るわけで
もなく、なんとか耐えれるからいいか、
と今年は何でも肯定的にとらえようと思
っているレイラです。
さて、きのうはお友だちの結婚式があっ
て、お店を臨時休業させていただいた。
そう、あのドレスコードが「昭和めでた
い」って指定されてた披露宴。
パパとママがね、レイラに昭和ってやつ
を見せたげる、って張り切ってたやつ。
んで、きのう、二人が出かけてく姿を拝
見させていただいた。
ところがね・・・
普通、まるで普通の出で立ち。
いつもどおりの服装。
いつもと変わらないテイスト。
なあんだ、パパとママ。
いつもと同じじゃん、というのがレイラ
の率直な感想なんだな。
きっとね、本人たちは昭和なつかしいス
タイルのつもりなんだろうけどね、見て
る側からすると「変化なし」なんだ。
きっと二人は気づいてないんだ、未だに
変われてないってこと・・・。
その披露宴、いろんな世代の人たちが出
席してて、思い思いの服装をしてた。
みんなが思い描く昭和のイメージって、
さまざまなんだなぁと、パパたちは感心
したらしい。
父親のスーツを引っ張りだしてきた人、
大事にしまってた母親の着物を借りてき
た人、
知り合いの美容院で髪をセットしてきた
人・・・
それぞれの形がね、
きっと父親や母親、あるいは近所の往年
の美容師に、相談しただろうことを示し
てんだな。
そしてその時、いろんな会話が生まれた
だろう・・・。
パパとママも、久しぶりにオシャレを楽
しんだみたい。
いろいろ話し合ったしね。
「ユ・・ロ」以外で、お洋服買ったの何
年ぶり？？？
こんな変わった企画を立ててくれた新郎
新婦に、ただただ感謝。
こんなお二人なら、きっと幸せな家庭を
築くに違いない、
と思う「変われてないパパとママ」でし
た・・・。
長く続いた穏やかな天気は終わり、最高
気温が10°を下回る冬らしい冬の訪れ。
寝ぼけまなこでお庭に出ると、そこはま
るで冷蔵庫のようにキンキンに冷えてい
る。
ねぇ、けさはブラッシングの儀式は省略
だよね、とパパの顔を見上げると、ニヤ
リと不気味な薄笑いを浮かべたパパの手
には、しっかりブラシが握られている。
だよね、と震えながら今朝も毛繕いの修
行に耐えたレイラです。
さてさて、めでたい新年の幕開けととも
に、パパとママのところに更にめでたい
ニュースが舞い込んできた。しかも立て
続けに。
それはね「結婚します！」って報告。
そのカップルは、お客さまだったり、お
友だちだったり、親戚だったり・・・。
年齢は、平成生まれの２０代前半から、
昭和育ちの５０代まで幅広んだけど、い
ずれのカップルにも言える共通点があん
だな。
それは「お似合い」ってこと。
イケメンと美女系カップル、
天真爛漫、爽やか系コンビ、
お酒大好き実年男女系・・・
その中で、こんな但し書きがある披露宴
の御案内状をいただいた。
「ドレスコード：昭和めでたい」
昭和めでたい？？？
パパとママは、スーツをクリーニングに
出す準備をしてたんだけど、それじゃと
ても「昭和」は演出できない。
どうしたもんかと、いま頭を悩ましてん
だな。
ねえ、昭和ってどんな感じなの？
レイラは平成生まれだからわかんないの
さ。
待っててよ、レイラ。
パパたちが、ばっちり「昭和」見せてあ
げっからね！
と二人は、この招待状の変テコなミッシ
ョンが楽しくてしょうがないみたい。
さてさて、レイラはどんな「昔」を拝見
できるのか・・・。
というわけで、
その披露宴は１月１３日（月・祝）
お店は臨時休業させていただきます。
どうかご了承くださいませ。