Cafe SLOWHAND

珈琲と紅茶の小さなカフェのお話

普通の日

2012年03月30日 | 日記

大人たちが、分厚いコートを脱ぐように、
膨らんでいた桜のつぼみが、いっせいに花びらを広げた。
つぼみたちは、なんで春が来たとわかったのか。
不思議な力をもった桜の木だなと感心するレイラです。

それでも、お店のテラスを吹きぬける風はまだまだ冷たく、
ロールケーキが焼き上がるまで待てなくて、
レイラはパパのお仕事を中断させてクレートに入れてもらった。

お店の中は、生地が焼ける甘い香りがして、
きょうもNorah Jonesが、けだるい声で歌ってる。
その声は、子守歌のようにレイラを寝かせつけてくれる。
Norahも不思議な力をもった女性だなと思うんだな。

お店の前の公園で、少年が一人で遊んでる。
そうか、春休みかと、パパがぼんやり眺めていたら、
少年が蹴ったボールが大きくジャンプして
公園の柵を越えて飛んでってしまった。

「しまった!」
少年は胸の中で叫んだようだった。
声には出していないけど、
それはパパにも聞こえるくらい大きな叫びだった。

あの勢いだと、きっと海まで飛んでったに違いない。
残念ながら、その予想は大当たりで、
少年のきょうの遊びは終わりとなり、
公園には誰もいなくなってしまった・・・。

そんな日常の風景の中で、
パパたちの店はきょうもオープンするんだな。
きょうも普通の一日でありますように・・・。
レイラは、そう思うのです。

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開くといい

2012年03月27日 | 日記

きょうも青いお空が広がって、超気持ちのいい朝を迎えたレイラです。

風も穏やかで、瀬戸の水面は鏡のように平らに光ってる。
その上をスイスイ滑って遊んでる海鳥を、
Norah Jonesを聴きながらぼ〜っと見てるパパです。

きのうから、うちのお店にカフェのお勉強に来てる研修生。
すっごく落ち着いてて、お店の中を海鳥のようにスイスイ滑ってる。

キッチンにその人がいるだけで、なんだか違うお店になったみたい。
お店って、人が空気をつくるんだね。

もうすぐ桜が咲いて、いろんなところでピカピカの一年生が誕生する。
ランドセルをしょった一年生。
スーツできめた一年生。
エプロンを着けた一年生・・・。

きょうはね、研修生と一緒にスコーンを焼くらしい。
この人も、近い将来エプロンを着けた一年生になるんだろう・・・。
パパたちは、少しでもその力になれればと思ってる。

学校や社会という世界が、大きな扉を開けて一年生を迎えてくれる春。
けさのスコーンも、オオカミが大きなお口を開けてくれるといいんだけどな・・・。

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輝く

2012年03月25日 | 日記

見上げると、青いお空が広がって、まぶしいくらいに明るい朝。
それでも、ここ数日続いてる春の嵐が
冷たい風をビュンビュン吹かせちゃって、
お店の前でブルブル震えるレイラです。

お店に入るとひんやりしてる。
場所を取って邪魔になると思ったストーブに火をつけて、
ゴメンゴメンと、いとおしそうに炎を見つめるパパ。

レイラにはこのストーブが、
「いい時だけ電話してくんだもん」と彼を想う
切ない女子のように見えっちゃった。
同じ女の子として、ちょっぴり同情しちゃったな。

青い空の色が反射して、瀬戸の水面も青くキラキラ輝いてる。
それを眺めながら、パパはいつものように珈琲を淹れて頭をかしげてる。
でもね、けさはそのあと、大きくうなずいた。
きっと、おいしい珈琲が淹れれたんだな。

このところ、ずっと続けてるのが、
中深煎りと深煎りの珈琲豆の配合率の研究。
けさ、やっと探してた配合が見つかった様子。
パパは一人でニヤニヤしながら、カップに入った珈琲を見つめてる。
なんか、「見えてきたぞ〜っ」って表情。

カップの中の珈琲には、パパのそんな楽しそうな顔が映ってる。
けさの珈琲は、ひときわ輝いてるみたいだ。
瀬戸の水面のようにね・・・。

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春の嵐

2012年03月24日 | 日記

昨日といい、今朝といい、春の嵐がやってきて、
ほとんど吹き飛ばされそうなレイラです。

さて、この時期はどうしてもパパたちのお話しは、
卒業とか進学とかの話題になってしまう。

こないだなんか、塾でのお勉強を一生懸命頑張った18歳の若者たちが、
進学が決まったって遊びにきてくれた。
進学先は様々で、学部も工学部だったり経済学部だったり、いろいろ。
今どきは、環境なんとかって学部もあるらしく、
時代は変わったなって感じ。

そうかと思えば、
ひととおり大学でのお勉強も終わって、いったん就職したけど、
まだまだ勉強し足りないって、
働きながら更に上の学位を取っちゃった人もいる。
みんなお勉強大好きなんだな・・・。

お勉強が大嫌いで、机からエスケープばかりしてたパパとママは、
彼らを見てホント感心しきりなんだ。

そうそう、専門学校で飲み物やお菓子のお勉強してる学生さんが、
来週から研修のためにうちのお店にやってくる。
その人は、ただいま学生真っ最中。
将来は、カフェを開きたいって夢を抱いた希望の星なんだな。

はたして、うちのお店で得るものがあるのか、
パパとママとしては責任重大なのさ。
さらに、二人は20歳の頃の自分と比べて、
あんなしっかりビジョンもってたかなって、落ち込んじゃってるみたい。

でもね、勉強大好きな人たちの刺激を受けて、
きっとパパたちのモチベーションも上がんじゃないかな・・・。

春の嵐は、まだまだ弱まりそうにもありません。
でもね、この嵐がないと、本当の春はやってこないって。
だからね、
ネバーエンディングストーリーのファルコンのように、
風に毛をなびかせながら、シッカリ目を開いて前を向くレイラなのです。

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きょうは四温

2012年03月19日 | 日記

お外に出てみると、なんだか爽やかで、
きょうは四温のうちの一つなんだと思う今朝のレイラです。

こんなお天気だと、パパのブラッシングもなんとか我慢できる。
お散歩も自然と足取りが軽やかになってしまう。

暖かいだけで心がウキウキだけど、
こうなってしまうと、「ストーブが場所をとって邪魔だ」と、
この冬、だいぶお世話になったくせに
勝手なことをふと思ってしまって、反省しちゃいます。

春は心浮かれる一方、
新学期や新年度がはじまるって緊張感も漂うんだな。
パパはこの時期があんまり好きじゃないって。
なんか不安に駆られるんだってさ。

進学先や人事異動が決まり、
不安どころじゃない引っ越しの準備で大忙しって人もいるだろう。
レイラんちのお隣の「怪物くん」も、どうやら完成したようで、
そろそろ新しい住人がやってくるんじゃないかな。

そんなこんな、大したこともないことをぼんやり考えてるパパ。
パパの頭の中も春霞がかかったように、
ぼうっとしてるみたいだ。

こんな時はね、珈琲を飲むといいんだよ。
頭が冴えて、「さあ、頑張るぞ」って気になるらしい。
逆にね、ちっと一息って時は紅茶。
「あ〜っ、ホッとした」ってな具合に、リラックス効果があるらしい。

みんな、上手に使い分けて
その時に合った「お茶時間」楽しんでくださ〜い。

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