夜桜が見たいのに…

　今年も桜が遂に咲いてしまいましたね。気の早い木は若葉も見え始めていて、きっと週末までにはかなり花びらが散ってしまうかも…。

　今週も仕事が忙しくて、昨日は家に帰ったらふらふらで、最愛のラブカンが通り道をふさいだのに頭に来て、八つ当たでケリを入れてしまいました（もちろん足加減はしましたが）。後でお刺身とカニカマをやって謝って…家出されなくてホッとしているのですが。本当に愛しているのにつらい目に遭わせてしまう私はダメ戸主なんです。

　今日帰って夕刊を見たら、自分の住んでいる県内の高校が、選抜野球大会の優勝旗を持って午後帰還するという記事がありました。「えーっ、何だってー！？」。正直甲子園で何が起こっていたのか気にする余裕が全然なかったのです。

　伊豆方面に住んでいて、桜の名所も沢山あるのですが、とある場所の夜桜見物へと行くのが好きで、今年も行けたらと思っていたのに、３月最後の土日の日中は春にありがちな別の行事のために疲れ切ってしまい、夜に出かける気力と体力が残っていませんでした～。

　もちろん平日に会社が終わってからも、残業で疲れていて行けません。どうしてこうタイミングが合わないんですかね？まあ、場所にこだわらなければ桜はいくらでも、通勤の道ででも見られるんですが。

　とある場所の桜は本当にライトアップもされていてキレイなんですよ。「あー冬を越せてよかったー」ってしみじみ思ってしまいます。そして…「来年は見られるのかな？」―なんてふと考えてしまうのです。

　しかし、桜ほど季節ごとに評価が上がったり下がったりする植物はめずらしいですよね。春は並木道をくぐりたがるのに、夏から秋の初めにかけて上を向いてくぐりたがる人なんていますか？―私はイヤですね。晩秋から冬にかけては落ち葉の掃除が大変だしね。

　桜が咲いたからといって、人生がステキに変わる（特に異性関係）―なんて期待も何時から失くしてしまったのか…。また今年も何時の間にか月日が過ぎていて、気が付いたら大晦日にTVで大好きなアイススケート見ている…なんて気もするんですよ。