雑木帖

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安倍晋三・内閣官房長官が統一教会の合同結婚式併催の「天宙平和連合祖国郷土還元日本大会」に祝電

2006-06-17 12:06:14 | 国際
 次の映像は、韓国統一教会インターネット配信公式ビデオ「天宙平和連合(UPF=統一教会の組織)祖国郷土還元日本大会」から。

 ■福岡大会(日韓両国の男女2500組の合同結婚式も併催) 於・マリンメッセ福岡 2006/05/13

 ・司会者のオープニングメッセージ
 ・安倍晋三・内閣官房長官らの祝電の紹介
 ・韓鶴子UPF共同総裁(統一教会教祖・文鮮明氏の夫人)と文國進氏(同息子)に、保岡興治・衆院憲法調査特別委員会筆頭理事(自民党衆院議員、元法務大臣)の夫人らが記念品贈呈。
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 ■広島大会 2006/05/14

 ・司会者のオープニングメッセージ
 ・安倍晋三・内閣官房長官、中川秀直・自民党政務調査会長らの祝電紹介。
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 ■安倍晋三・内閣官房長官らの祝電の紹介部分のみ

 福岡大会 2006/05/13

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 広島大会 2006/05/14

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 写真は「週刊現代」2005.07.23号掲載の「看板は、北朝鮮で初めて設置された商業広告」
『ヒッパラム』という名のこの広告の車は、韓国の統一教会系企業「平和自動車」と北朝鮮の「朝鮮連峰総会社」との合弁企業が製作。

 息子金正日の教育まで託す

 日本の統一教会員たちが北朝鮮で経済活動を行うきっかけとなったのが、九一年十二月の文教祖と金主席の会談である。文教祖の北朝鮮訪問の目的は、生まれ故郷を訪問すること、さらに統一教会グループと北朝鮮の宗教、思想、教育問題および経済協力の協議をするためだとされていた。九一年十一月三十日、香港から北京に到着した文教祖一行は、北京国際空港の貴賓室で北朝鮮の金剛山国際グループの朴鍾根社長から、金達玄副首相がサインした招請状を受け取った。文教祖一行は北朝鮮の専用特別機で平壌に到着。十二月一日に金副首相、六日には金主席との会談を持った。
 …(略)…
 会談では、金日成主席が文鮮明教祖に、息子である金正日氏の教育まで託すという「遺言」めいた話にまで及んだという。統一教会の大江益夫広報部長はこう語る。「文先生は『私のお兄さんになってください』と言い、金主席が『いいでしょう』と答えたそうです。そこで文先生が『私たちは義兄弟です。お兄さんに頼みがある。これからはあなたの息子(金正日氏のこと)の教育を私たちに任せてください』と言いました。金主席は『分かりました』と答えたんです」
 金正日氏への「教育」が金剛山国際グループを通じて行う統一教会員たちの資本主義的な経済活動や投資ならば、文教祖は金主席との約束を充分に果たしている。
 (『「神の国」の崩壊』有田芳生著 1997年09月刊より)
 統一教会は北朝鮮の政治・経済に既に深く浸透している一方、アメリカのブッシュファミリーとも近しい。そこに日本の指導者も絡まるという”北朝鮮情勢”には、広告代理店的な操作が入る可能性が高い。余程注意が必要であると思われる。
「……もちろん、国民は戦争を望みませんよ。運がよくてもせいぜい無傷で帰ってくるぐらいしかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。一般国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じことです。政策を決めるのはその国の指導者です。……そして国民はつねに指導者のいいなりになるように仕向けられます。国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。このやりかたはどんな国でも有効ですよ」
(ナチ党員でゲシュタポの創設者・ヘルマン・ゲーリングのニュルンベルク裁判での証言)

 今回の北朝鮮の「テポドン」のミサイル実験報道でも、朝日、読売を筆頭にほとんどの大メディア(共同通信、東京新聞などごく一部を除き)が「実験」という言葉を故意に入れないようにして危機感を煽っている記事を書いている。

 ・北朝鮮のテポドン、発射台に 政府、動向を注視 [朝日新聞] 2006/06/16
 ・テポドン2号、組み立て完了…日米は警戒強化 [読売新聞] 2006/06/16

 各社(テレビ局も含め)の様々なニュースを読んでわかったのは、アメリカのコメントや伝達要件が入るニュースに限ってはどこも「発射実験」と、「実験」という語が何故か入る。唯一の例外は次のNHKのニュースだけだ。


 テポドン2号 情報収集を強化 [NHK] 2006/06/16

 安倍官房長官は、16日午後の記者会見で、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備とも受け取れる動きをみせていることについて、アメリカと緊密に情報を交換するなど、弾道ミサイルをめぐる情報の収集や分析を強化していることを明らかにしました。
 この中で安倍官房長官は、記者団が「弾道ミサイル『テポドン2号』が発射台に載っているかどうかや、燃料が注入されたかどうかを把握しているか」と質問したのに対し、「『テポドン2号』をめぐる情勢については、情報の収集や分析を行っているが、個々の具体的な内容については、機密情報にかかわるので、コメントは差し控えたい」と答えました。そのうえで、安倍官房長官は「アメリカとは、北朝鮮の弾道ミサイルに関する事柄も含めて情報交換は行っている」と述べ、アメリカと緊密に情報を交換するなど、情報の収集や分析を強化していることを明らかにしました。また、安倍官房長官は「北朝鮮に対して、どのような外交的な働きかけを行っているか、現段階ではコメントを差し控えたい」と述べる一方で、「仮にミサイルが発射されれば、たいへん遺憾な事態になるので、当然、それに対しては、いろいろ対応を検討しなければならない」と述べました。

 参考:
 ・統一教会の『世界日報』が社説で、日本の「共謀罪」法案を成立させるべき、と (雑木帖)
 ・安倍官房長官の統一教会団体集会への”祝電”記事 (雑木帖)

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4 コメント

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Unknown (ゆりかりん)
2006-06-17 21:06:58
極最近のアメリカのケースでいえば、『アルカイダ』という目に見えない実体不明のテロ組織を『仮想敵』として見なし設定することによって、(『アルカイダ』の起こしたテロであるという明確な証拠も未だ明らかになっていないし、そもそも、『アルカイダ』という組織が何者かさえつかめていないにも拘らず)その『アルカイダ』が起こしたかのように見せかけた 『911』という前代未聞の(アメリカ政府のアメリカ政府によるアメリカ政府のための?)偽装テロを 大成功の内に遂行し得たことが、そもそもの『パトリオット法』制定へ向けた布石でした。



つまり、 「アメリカにとって脅威のテロ集団から、アメリカ国民を守るため」 という大義名分(アメリカ政府にとって都合の良いロジック)が、 アメリカ国民の民意を誘導する起爆剤となりました。・・・そして、その結果、アメリカ政府の意のままに、『テロの脅威』に煽られた民意は、強烈な求心力となって政権維持(ブッシュ再選)を遂げさせ、 挙句の果てに、重大法案『パトリオット法』が議決されるに至ったわけですよね。



これに倣えば、日本の場合は、 『東シナ海油田問題』、『竹島領土問題』、『靖国参拝問題』、そして、『テポドン発射による脅威』などを 過激に陽動して報道することによって、 『中国』、『韓国』、『北朝鮮』という日本周辺国のあらゆる脅威を『仮想敵』と見なし設定することによる、『重大法案=(日本から出ていく米軍の穴埋めに)自衛隊を急拡大させ、 防衛庁を省へと格上げする決定』を行おうとしている・・・という構図になるわけですね。



ちなみに、 これも日本政府による民意誘導作戦でしょうか?

        ↓

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060411/K2006041100890.html

<今の日本は自然災害や事故、テロに対して、

<「危険」な状態にあると7割以上の人が感じている。

<北側国土交通相が11日の閣議に提出した05年度「国土交通白書」で、

<そんな国民の安全意識が分かった。
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庁から省への意味 (雑木帖@管理人)
2006-06-18 17:51:44
あんまり一般的な例えとしてはよくないのですが、最近成立する法案の多くは路上勧誘やテレビショッピングなどの契約商品のようなものという観が強いです。公益に資する「法」というより、立法側の私的権益に資する「契約」という意味でなのですが。

安易に一旦契約してしまえば、あとは不具合ばかりの、また危険なものでもある商品でも代金だけは契約通りに払い続けなければならない。

これは、建物の耐震強度偽装とどこが違うのか、とも思ってしまいます。



防衛庁の「省」への格上げ問題ですが、重要なポイントは庁が省になると、予算要求も省令制定も可能になり、防衛省大臣は内閣総理大臣の認証がなくても命令(執行命令と委任命令)が出せるようになる、ということだと思います。

一応「府令」(内閣府の長としての内閣総理大臣が発する命令)は「省令」(各省大臣が発する命令)に優先しますが、これまでのように内閣総理大臣の”直接”の指揮監督下からは離れ、「背広組対制服組」の均衡も、「省」になることで制服組の力が大きくなり、シビリアンコントロールの面でも不安定になるという要素もあります。

太平洋戦争は軍部の暴走が大きな要因でしたが、これまで自衛隊を「庁」にとどめておいたのは憲法上軍隊を所持できないという制約からの配慮とともに、不安感も含めた、軍部の独断と先行というものに対する抑止の意味もあったと思います。

統一教会の大会に祝電を送っている中川秀直自民党政務調査会長が自身のHPで次のように書いています。「語るに落ちる」ではないでしょうか。

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中川秀直 トゥデイズ アイ(06年6月10日)

http://www.nakagawahidenao.jp/today/0606/10.htm



1、読売の社説に「防衛『省』昇格」「やっと法案が国会に提出された」が、書かれている。



「国防の重要性を考えれば、防衛庁を『省』にするのは当たり前のことだ。政府は防衛庁の省昇格関連法を閣議決定し、国会に提出した。省昇格法案は池田内閣時代の1964年に一度閣議決定されたことがある。だが、保革イデオロギー対立の下で政治的争点になるのを避けようと、法案の国会提出には至らなかった。長年の課題がようやく実現する可能性が出てきた。会期が残り少ない今国会での成立は困難と見られるが、秋に予定される臨時国会で成立を期すべきだ。諸外国で国の存立にかかわる国防を担当する機関は、すべて『省』だ。『省昇格は近隣諸国の理解を得られるのか』という声があるが、おかしな話だ。防衛庁は現在、内閣府の外局だ。他の閣僚は、重要な案件を閣議にかけたり、財務相に予算要求したりできるのに、防衛庁長官はできないという制約もある。大事なのは、首相が自衛隊の最高の指揮監督権を持ち、防衛出動などを命令できるというシビリアンコントロールの枠組みを変えず、防衛政策の基本が守られることである。省昇格法案でも、この点は従来とまったく変わらない。



 一方、冷戦後の安全保障環境の変化によって、自衛隊の役割は、侵略への未然防止、対処だけでは済まなくなった。テロや弾道ミサイルなど多様な脅威への対応を迫られている。国際情勢の大きな変動に伴って、日米同盟は『世界の中の日米同盟』に変わりつつある。在日米軍の再編で、自衛隊の任務、役割も大きく見直される。インドネシア・ジャワ島中部地震の被災地での救援活動、イラクでの人道復興支援など、自衛隊の任務は国際平和協力活動にまで広がった。今回の法案では、省昇格とともに、これまで付随的任務とされてきた自衛隊の国際平和協力活動を、国土防衛と同様に、『本来任務』に格上する。…(略)…

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> ちなみに、 これも日本政府による民意誘導作戦でしょうか?

>

> http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060411/K2006041100890.html



意識調査というのは質問の仕方でも随分と変わるように思いますが、持ち出す時期的なタイミングに民意誘導というような意図も否定できないかもしれません。

そもそも、北側国土交通相の所属団体創価学会は、組織内が特にこういった「民意誘導」で成り立っているような団体ですから。

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「今の日本は危険」7割 国土交通白書に国民意識 [朝日新聞] 2006/04/11



 この意識調査は昨年12月、全国の20歳以上の男女2千人を対象に実施し、1314人から回答があった。



 「危険」「どちらかといえば危険」と回答した人は合計70.6%。「安全」「どちらかといえば安全」は合計23.8%だったが、そのうち2人に1人は「以前と比べ安全でなくなった」と答えた。



 公共交通機関の安全性については「危険」「どちらかといえば危険」の回答が合計34.7%だった。JR宝塚線(福知山線)の列車脱線事故や相次ぐ航空会社の運航トラブルで、日本の公共交通機関の安全神話が揺らいでいることが読みとれる。



 白書は、公共交通機関を巡る事故やトラブルの他にも、大規模地震や台風、集中豪雨、豪雪などの自然災害、アスベスト(石綿)問題、耐震強度偽装事件、アジアなどでのテロ多発が不安を広げたと指摘している。

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一応 (spring)
2006-06-19 19:58:41
統一教会主催合同結婚式に祝電を送る安倍晋三



http://www.youtube.com/watch?v=5sSv38hd6fs&mode=related&search=
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ありがとうございます (雑木帖@管理人)
2006-06-20 00:06:57
springさん、ありがとうございます。

実は最初はこのYOUTUBEのビデオをダウンロードして資料として保存しようとしたのですが、ダウンロードやエンコードに手間取ること、かつエンコードによってファイルの質などが悪くなること(ダウンロードしたファイルはFLV形式で、専用ソフトでないと再生できないのです。フリーの再生ソフトもありますが。WindowsのMedia PlayerやRealPlayer、あるいはQuickTimeで再生出来るようにするためには動画形式そのものを変えてやる必要があり、それをやるとこのファイルの場合、質などが悪くなるのです)などを考えて、元のWindows Media Player用だったビデオファイルから新たにカット編集することにしたのです。

でも、お陰で、YOUTUBEの動画のダウンロード&再生&エンコードなどの勉強になりましたです。

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