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女性タレント「私の創価学会脱会と学会員の犯罪」

2005-12-03 21:18:05 | 記事・創価学会
『週刊現代』 2004.11.27号

 自公連立に激震! 創価大OBが通話記録ドロボー事件で逮捕起訴
 スクープ 女性タレント「私の創価学会脱会と学会員の犯罪」


 東京地検特捜部が扱う事件であれば、通常、マスコミ各社の取材合戦が繰り広げられる。ところが、なぜかこの事件は新聞・テレビの大マスコミが凍ったように沈黙を続けている。いったい、どんなタブーがあるというのか。「池田家の人々」を知ってしまった美人被害者が重い口を開いた。

 主人は東大卒の学会エリート

「なぜ警察から電話がきたのか、その理由がピーンときたとき、恐怖がこみ上げてきました。体がワナワナ震えだしたのです。その日、私は歯医者で治療を受けていたのですが、歯の痛みも感じなくなるほどのショックを受けたのです。動転していたせいで、歯医者からの帰り道、何度も電車を乗り間違えてしまいました」

 こう告白するのはタレントの福原由紀子さん(46歳)。大学時代(81年)に映画『理想郷伝説』に主演、共演は石坂浩二だった。同年、50~60倍の競争率を突破してソニーのショールームのアテンダントに選ばれた。このとき同時に採用されたのが東ちづるだった。ドモホルンリンクルのCMや、人気バラエティ番組『鳴呼! バラ色の珍生』の再現ドラマなど、CMやドラマに多数出演しているので、顔を見れば思い出す人も多いはずだ。タレント業のかたわら、得意の語学を生かして自宅で英語とスペイン語教室を開いている。
 福原さんは、元創価学会員で93年に脱会した。東京地検特捜部は先月の10月13日、福原さんの携帯電話の通語記録を盗んだ容疑で、創価大学OBで元NTTドコモ・システムズ社員の嘉村英二被告(28歳)を逮捕。11月2日、電気通信事業法違反で起訴した。今回、福原さんは、数々の圧力と嫌がらせが続くなか、勇気を振るって自身が巻き込まれた犯罪の全貌を明らかにした。

 <私は、大学時代に創価学会信者だった異母兄の勧めで、日蓮正宗・創価学会に入信しました。ところが、90年の暮れから、聖教新聞に日蓮正宗の宗門と猊下に対する批判記事が載り始め、おかしいなと思うようになりました。
 当時私は、地区担と呼ばれる地区の責任者でした。幹部会で、「大石寺を参拝してはダメか?」と質問すると、「行くな」と強く止められ、「葬儀に僧侶を呼ぶな」などと言われました。しかし、そもそも日蓮正宗の源は大石寺で、そこに行くなと言うなら日蓮正宗ではなく違う宗教ではありませんか。納得がいかず疑問を口にすると、「あなたのような幹部がそんな質問をすること自体おかしいしと、周囲から袋叩きのような反論を受けました。
 85年、私は池田大作名誉会長の三男・尊弘氏の義母の紹介でお見合いをして、結婚しました。私の母と、尊弘氏の義母が知り合いだったからです。
 媒酌人は、創価大学学長(当時)の高松和男氏にお願いしました。結婚相手は、創価高校・東京大学を卒業して創価大教授になった人ですから、創価学会エリートです。ゲーテが専門で、池田名誉会長と雑誌でゲーテ論について対談したこともあります。
 彼は池田名誉会長に心酔していましたから、当然、私が大石寺に行くことに反対で、家のなかでも批判されました。私たちの日常生活には、宗教が入り込んでいましたから、次第に私の居場所がなくなっていったのです。
 93年に、学会は宗門とは別に、「学会版の本尊」を主張し始めました。私たちに言わせれば、それは本物ではありません。もうこれ以上創価学会の方針に我慢することはムリだと思い、悩み続けました。最終的に、主人には申し訳ない思いで一杯でしたが、脱会届を秋谷栄之助・創価学会会長宛に内容証明郵便で送りました。
 脱会届を出したことを夫に伝えると、それはもう怒りを通り越して我を失っている様子で、タバコに火を点ける手が震えていました。信仰以外のことは信頼できるいい人でした。
 その現場に私の母も立ち会っていましたが、主人はかなり動揺していたのです。
 私たちが離婚したのはその年の11月です。
 この頃から、私は学会員によるものと思われる嫌がらせを受け始めました。私は自宅で英会話教室を開いていたのですが、学会婦人部の女性が、私の生徒の保護者に、「福原さんは頭がおかしい。近寄らないほうがいい」と、吹き込んだのです。私に対する根拠のない噂を流されたことに、ひどいショックを受けました。
 それと同時に、噂を流した人物の差別意識には強い嫌悪感を覚えたものです。
 また、学会員が入れ代わり立ち代わり家に来て、「池田先生のお世話になりながら、どうして辞めたのか」などと私のことを批判しました。まるで吊し上げです。私はストレスで体調を崩してしまいました。>

 なぜ私の記録は盗まれたのか

 福原さんの携帯に、警視庁深川署の刑事から電話があったのは、脱会から9年後の02年9月のことだった。
「捜査過程で福原さんが持っている2台の携帯のことが出てきました。最近、携帯料金のプラン変更や料金トラブルでドコモに電話しましたか」
 刑事はこう言った。実はこのとき、警察は、創価学会幹部が通話記録を盗み出した事件を捜査していたのだ。
 創価大学剣道部監督・田島稔、創価大学学生課副課長・根津丈伸、それに前出の嘉村英二の3容疑者を、電気通信事業法違反と窃盗容疑で02年9月に逮捕した。容疑は、田島が交際していた女性の携帯電話の通話記録を、根津を介して、ドコモの関連会社に勤める嘉村に不正に引き出させたというもので、裁判の結果、02年11月、3人に、執行猶予つきの有罪判決が言い渡された。この事件は、田島が交際相手の”不倫”を勘ぐり、携帯電話の通話記録を入手した「個人的な犯罪」として片づけられた。しかし、福原さんと嘉村被告たちは面識がない。なぜ、嘉村被告は福原さんの通話記録を盗んだのか。

 <通話記録を盗み出された2台の携帯電語のうち1台は娘が使っています。そのため、深川署には娘と二人で行きました。すると、刑事さんが開口一番、
「福原さんは、お手持ちの二つの携帯電話の料金明細システムに不正にアクセスされています。これによって、通話開始時刻、通話時間、通話先の電話番号などが分かるのです。業務上、料金のプラン変更やトラブル発生時のクレーム内容確認のためにアクセスするのは違法ではないが、そうした理由なしに料金明細システムにアクセスして調べる行為は違法です。福原さんの場合はこちら(違法行為)に当たります」
 と言われ、事情を聞かれました。
「3月7日にアクセスされ盗まれているが、何か心当たりはないか」
 と聞かれて、私はふっと思い出すことがありました。翌日の8日に、私は創価学会に批判的な立場のジャーナリスト・乙骨(おつこつ)正生さんと会っていたのです。
 と言いますのは、私は乙骨さんが発行している『フォーラム21』という雑誌を受け取るため、新宿駅東口の元富士銀行前で待ち合わせをしていました。乙骨さんがやってきて、雑誌を受け取ろうとすると、乙骨さんが「写真撮られているよ」と言いました。驚いて振り返ると、白い帽子を被った男が二人、フラッシュを焚いて私たちの写真をパチパチ撮っていたのです。その後、二人の男は私の後をついてきて、私が振り返るたび、携帯で誰かと喋りながら私の写真を撮りました。それは異様な光景でした。なぜ私が見たこともない人に写真を撮られなければならないのでしょう。とても恐ろしい思いをしました。
 誰が、この日私が乙骨さんと会うことを知っていたのでしょう。私は、乙骨さんとの連絡は携帯電話を使っていたのです。
 その後、前夫から電話がかかってきて、
「乙骨と会っているって聞いてるんだけど、あんなブラックジャーナリストには関わるな。とんでもないやつだ」
 と言うのです。しかし、私と乙骨さんが会ったことは誰も知らないはずです。なぜ前夫は私が乙骨さんと会ったことを知っているのか、不思議でなりません。しかし、私の通話記録が盗まれ、さらに盗聴までされていたとしたら、説明がつきます。こんな話をすると、刑事さんは俄然興味を示しました。>

 検察庁への告発を決意した

 <刑事さんは、私の話を聞きながら自分でパソコンに入力して、調書を作成していきました。
 結局、始まったのが午後2時で、終わったときは午後6時半頃になっていました。帰りに、刑事さんから、「捜査が進まないと困るので、誰にも言わないように」
 と、固く口止めされました。
 ところが、警視庁は私の事件を立件しませんでした。刑事さんに、「私たちのことはどうなっていますか」と聞くと、「調査していますよ」と言うばかりなのです。
 その後、警察が当てにならないのなら、検察庁に告発してはどうかという話がありました。しかし、私は身の危険を感じて躊躇していました。そのうち、娘(18歳)のほうが告発に積極的になったのです。娘はこう言いました。
「私たちは何も悪いことをしていない。それなのに、勝手に通話記録を盗られてしまった。許せないから告発しよう」
 私も娘の悔しい気持ちがよく分かります。娘の言葉にも励まされ、私は検察庁に告発する決意を固めたのです。昨年の5月のことでした。>

 ジャーナリスト・乙骨正生氏が言う。
「福原さんは、昨年5月に私や弁護士が同行して、告発状を東京地検の直告受理係に提出しました。その後、捜査が動く様子が見えなかったので、事件を風化させてはならないと、同年10月、私たちは『真相究明の会』を設立しました。1万人の署名を集めて、今年2月に検察庁に提出し、厳正な捜査をお願いしました。そして、『真相究明の会』設立のちょうど1年後の今年10月13日に、東京地検特捜部が、嘉村被告を、福原さんの通話記録を盗み出した容疑で再逮捕したのです」

 <嘉村が再逮捕された日、検察庁から電話があり、すぐに来てほしいと言われました。「なんで今頃」と思いましたが、とにかくスケジュールを調整して夕方6時頃、検察庁に出向きました。この日、気味が悪かったのは、家を出て駅に向かう途中、ネクタイ姿の男が、携帯のカメラで私を撮っていたことです。いったいあの男は何者だったのでしょう。検察庁に着き、事務官の案内で庁舎に入ると、部屋には特捜部検事と事務官がいました。検事さんは、
「嘉村が、あなたの通話記録を盗っている。告発してから時間がたち、唐突と思われるかもしれませんが、着実に捜査していました」
 と、話しました。それから10月23日まで、ほぼ連日5~6時間もの長時間の事情聴取が続き、膨大な量の調書をとられました。娘も2度、検察に行きました。私が受けた被害が立件され、ほっとする反面、誰がその指示をしたのか、徹底的に解明してほしいと思っています。>

 自公連立の矛盾が噴出した

 以上が福原さんの告白である。しかし、いったいなぜ嘉村被告は福原さんの携帯電話の通語記録を盗んだのか。それは、福原さんがただの脱会者ではなく、「池田家の人々」と親しかったからではないか、という指摘がある。福原さんの告白にもあるように、福原さんと前夫を紹介したのは、池田名誉会長の三男・尊弘氏の義母だった。その関係もあり、福原さんは尊弘氏の妻とも知り合いだった。尊弘氏の妻は、学生時代から池田名誉会長に可愛がられ、愛用のカメラなどをプレゼントされていたという。
 尊弘氏は、現在創価学会の副会長で、将来的には創価大のトップになるのではないかと目されている。一方、長男の博正氏は、創価学会インタナショナルの会長に就任するのではないかという。
 前出の乙骨氏は語る。
「通話記録が盗まれた当時、週刊誌で尊弘夫婦に関する記事が報道されたことがあり、福原さんが情報源と疑われたのかもしれません。記事の内容は、一般人の感覚では大騒ぎするようなものではありませんでした。しかし、池田家に関して、学会が管理してない情報が外部に漏れることは、学会にとってタブーなのです。それで福原さんがマークされるようになったのではないでしょうか。今回、福原さんがターゲットにされた背景には、この問題があると見て、聞違いないでしょう。
 02年9月に田島稔らが逮捕、起訴された最初の事件の公判で、創価学会は彼ら被告人のために3人の副会長を含む11人の大弁護団を結成しました。事件は偶発的、一過性のもので、計画性はなく、本人たちは反省しているとして、情状酌量を主張し、判決もその主張がほぼ認められたものになりました。
 しかし、今回の逮捕・起訴で、その主張が崩れたわけです。事件は計画的・かつ継続的なものだったのです」
 今回の福原さんの事件に対して、創価学会はどう説明するのか。創価学会広報室は文書でこう回答した。
――有罪判決を受けた3人の創価学会での役職と活動歴について。
「両名(ママ)ともすでに当会を除名されており、プライバシーに関することですのでお答えできません」
――創価学会の組織的犯罪ではないか、という指摘に対して。
「そのような事実は一切ございません」
――真相究明のための調査を行っているのか、という質問に対して。
「事件は当初から当会とはまったく関係ありません」
 一方、創価学会を支持母体とする公明党は今回の事件をどう考えているのか。
 同党代表代行の浜四津敏子参院議員は、かつて通信傍受法案反対集会に参加し(98年11月)、「盗聴法(通信傍受法の通称)は憲法上大きな問題がある」と発言した。しかし、わずか半年後に公明党は一転して通信傍受法に賛成した。現在に至る自公連立をにらんだ「変節」だった。福原さんの事件は、創価学会関係者の組織的犯行が疑われ、浜四津敏子参院議員にとって、極めて皮肉な事件と言わざるを得ない。本誌は浜四津代表代行に取材を申し入れたが、まったくの無回答だった。無責任な話である。
 今回の事件は、自公連立の矛盾といい加減さを象徴しているのではないか。
 最後に福原さんが語る。
「私たち母娘が言いたいのは、創価学会に憲法で保障された『信教の自由』を守ってほしいということです。私たちは、日蓮正宗の信徒として平凡に暮らしてきただけなのに、なぜこんな目に遭わなければならないのでしょうか。
 個人情報を手段を選ばずに、犯罪を犯してまで入手することは、私たちの基本的人権を侵害しています。人は、自由に信仰して自由に生きていく権利があると思います」
 創価学会と公明党は、福原さんの叫びに真摯に耳を傾けるべきではないか。そして、同党と連立を組む自民党も、党利党略でこの事件を黙殺するのならば、創価学会・公明党と同罪である。

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 2004年12月22日(水)「しんぶん赤旗」

 被告“盗聴”隠し認める
 創価大グループ通話記録窃盗事件
 背後語らず「個人で」


 1時間で結審

 創価大グループによる携帯電話の通話記録盗み出し事件で電気通信事業法違反に問われた、創大出身でドコモシステムズ元社員嘉村英二被告(28)の公判が二十一日、東京地裁で開かれました。同被告は同法違反で二〇〇二年十一月に有罪判決を受けたのにつづく二度目の裁判。前回裁判のさい、今回の事件も調べられたのに隠し通していたことが、この日の証言で明らかになりました。

 嘉村被告には前回と同じく、創価学会副会長らが弁護人につきました。実行犯の嘉村被告や、同被告に犯行を指示した創大副学生課長らが有罪になった前回裁判で弁護人は「私的で一過性、偶発的事件」と主張、執行猶予つき判決になりました。

 この日の公判で嘉村被告は、波多江真史裁判長から「前回の取り調べで今回の事件のことを聞かれなかったのか」と質問され、「警察に聞かれた」と証言。「そのさい本当のことを話したのか」との問いには「話さなかった」とのべ、犯罪を隠していたことを認めました。被告弁護団も以前から今回の事件を知っていた可能性も濃くなりました。

 起訴状や検察冒頭陳述によると、同被告は〇二年三月と四月、東京・江東区にあるNTTドコモの端末を操作し、学会脱会者の福原由紀子さんとジャーナリスト乙骨正生氏の通話記録を不正に引き出しました。

 検察側は論告で、憲法に保障された通信の秘密を侵害する重大かつ悪質な犯行であり、通信事業に従事していた被告の罪は重大と指摘。しかし犯行の動機については「個人的興味」という被告人供述を証拠提出するにとどまりました。

 被告人弁護団は今回の裁判でも、犯罪事実はすべて認めたうえで、嘉村被告の再就職企業関係者を証人に立てて、「私が更生させる」との証言で情状酌量を要求。「単純で計画性のない一過性の事件」とするなど、前回同様の法廷戦術を展開しました。

 公判は、検察側が懲役一年八月を求刑して結審。判決は今月二十八日に言い渡されます。

 「組織的背景解明を」

 被害者「個人的興味とは」

 起訴状朗読から求刑までわずか一時間。あっという間の結審に、満員に近い傍聴席最前列にいた被害者福原由紀子さんの長女が泣き崩れました。「悔しい。何も解決していないのに」と。

 創価学会を脱会後、執拗(しつよう)な嫌がらせに遭い、母娘ともども携帯電話の記録を盗まれたことを知り、恐怖にふるえた日々…。福原さんも「被告の個人的興味というけれど、私と彼には何の接点もない。どうしてあんな主張が通るのか」と言います。

 法廷で「前の事件では、ほかから頼まれて通話データを渡したが…」と検事。嘉村被告に犯行を「頼んだ」創大副学生課長は、創価学会の全国副青年部長という要職にありました。

 「嘉村被告に福原さんや私のことを教えたのは誰か。その組織的背景なしには解明できない事件だ」と乙骨氏。「全容解明まで、世論にも、そして法的手段にも訴えつづけていきたい」と語りました。
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