葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

「北の潮彩」

2007年02月07日 10時31分23秒 | 日記 ・ 雑記録
昨年末に、みちのくの灯台めぐりを思い立った。
「奥の磯道」 と題して旅行計画に取り掛かり、早々と年始状で公言してしまった。
年が明けてから、どうせ行くのなら北海道へ、との思いに駆られ、
心を千々に乱して三日間悩み、導き出した結論は、北海道。

仮題を 「風雪の灯台めぐり」 としたが、どうも座り心地が悪かった。
北海道の灯台は、確かに風雪に耐えて屹立しているが、
私が訪れるのは、雪が融け、遅い春の風が吹き始める5月だ。
何か適当な言葉が‥‥と思っていたら、今朝の新聞で面白い言葉を見つけた。
「潮彩」。
<潮騒> から連想した造語だろうが、私の感性が反応した。

下関と長門市・仙崎間のJR列車につける愛称を募って採用されたのが 「みすゞ潮彩」。
<みすゞ> は長門市が生んだ童謡詩人・金子みすゞ で、母校の大先輩だ。
「みすゞ潮彩」 そのものは私の旅とは関連がないが、単独の 「潮彩」 はいい。
早速、パクらせていただくことにした。

  ( 採用された愛称を考えた、下関市の主婦K.Tさん、
    勝手に使用させていただきます。 ご無礼の段お許しを )

私の、2007 風の旅 の主題は 「北の潮彩」
副題を 「― 北海道全周2600KM 灯台を訪ねて ―」 とした。
出発までに3ヶ月あるから、そのうちに気に入った言葉があればまた改題するが、
旅を終えても、この言葉で通すかも知れない。

昨日、全行程の距離を数えたら 2600km !
単純に10日間で割って 260km / 日 だから、体力勝負だ。
同行者無しで、行き当たりばったりの今回の旅は、
パタゴニア旅行や、シルクロード大走破に匹敵する大旅行だ。
パタゴニアもシルクロードも添乗員付きのパック旅行だったから、
今回の旅が、私としては初めて 「旅」 と呼べるものになるだろう。

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