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散歩道~鶴見川源流

 大学を卒業するまでは横浜市民で、その町を流れていたのが鶴見川。昭和40年代以前は大雨による増水で何度も氾濫したことがある暴れ川だったが、河原で野球をしたり自転車を乗り回したりと、少年時代の楽園でもあった。就職後は社宅住まいが続いたが、今から11年前、ここ多摩ニュータウンに新居を構え移ってきた。ニュータウンを散策していて、まもなく見つけたのが、 『鶴見川源流の泉』 の案内板。 そこは長池公園南側の尾根幹線を渡り丘陵地を少し下ったところで、決して山奥ではなく長閑な田園風景の中。全くの偶然だが、 “終の棲家に選んだ地” と “我が故郷” が鶴見川で繋がった。写真ではわかりにくいが泉の真ん中あたりで水面が盛り上がっている。案内板によると、一日約1,300トンの地下水を湧出しており、一級河川上流端(泉から1.4キロ下流の新橋付近)から河口までは42.5キロで、流域の形がバクに似ているとある。バクはともかく、ここで気になったのはその距離。上流端から川沿いに鶴見区の生麦河口まで走れば、あのマラトンの丘からアテネまでの距離と同じになる。とても誘惑的な距離でいつかは走ってみたいという気持ちが泉のように湧いてきた。2~3回に分ければ走れないことは無いだろう。
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カンレンボク・7~雌蕊

 1週間前にあった雄蕊はすべて無くなり、今度は雌蕊が伸びてきた「カンレンボク(旱蓮木)」。オオギリ科(またはヌマミズキ科)カンレンボク属の落葉高木で、中国原産。先日掲載した雄蕊の写真とその違いを比べていただきたいが、雄蕊が筒状のものの外側から生えていたのに対し、雌蕊は筒状の中心の穴から伸びている。先端は3裂しており、果実はバナナの房のような面白い形になる。
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