goo

ヤブマメ

 日当たりの良い草むらで他の植物に絡みついている「ヤブマメ(藪豆)」。マメ科ヤブマメ属のつる性一年草で、花の長さは2センチほど。ヤブマメには花が開かない閉鎖花があり、それも地下にできて結実するというので興味深い。地下の実は地上でできる実よりも大きく、地上で何が起こっても地下でしっかりと次代に繋いでいる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ツルマメ・1~原種

 薮の中の小さな紫色は「ツルマメ(蔓豆)」。マメ科ダイズ属の一年草で花の大きさは7~8ミリ。ツルマメはダイズの原種と考えてられているので、サヤを茹でれば枝豆になるかもしれない。しかし皿いっぱいの枝豆にするには、花の数が少なすぎる。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

シャクチリソバ・2~開花

 『~ひい、ふう、みい~なな、やあ・・、おやじ、今なんどきだい?』
 『へい、四つで』
 『いつ、むう、なな~』
 ご存知、古典落語の “時そば” で、金を余計に払うというオチ。まあ本当に上手い蕎麦なら、余計に電車賃を払ってでも食べに行きたい。ところで上方落語では、これが “時うどん” になるようで、食文化の違いが面白い。
 さて写真はタデ科ソバ属の「シャクチリソバ(赤地利蕎麦)」でヒマラヤ原産の多年草。日本には薬用として入ってきたが、各地で野生化しているようだ。花径は7~8ミリ。花弁のように見えるのは萼片で、ピンクの葯が可愛い雄蕊は8本。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

オミナエシ・2~花

 オミナエシ科オミナエシ属の「オミナエシ(女郎花)」。秋の七草として誰でも聞いたことがある名前だが、 “女郎” の語源ははっきりしないようだ。由来はともかく、あまり適切な字とは思えない。さて花の背丈は1メートルにもなり、上部で散房花序を出す。花径は3~4ミリで先端は5裂している。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ミゾソバ・2~開花

 長池公園の湿地に咲く「ミゾソバ(溝蕎麦)」。タデ科タデ属の多年草で、別名は「ウシノヒタイ(牛の額)」。葉の形が牛の顔に見えるためだが、私にはこれが狐の笑顔にも見える。葉や実が同じタデ科のソバに似ているが食用にはならないようだ。
 “信州信濃の新蕎麦よりも、わたしゃあなたのソバが良い”
 “花が可愛いミゾソバなれど、腹が減ったらソバが良い”
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ