なるようになろう!

中小企業診断士修行中の生活。学習日記や素朴なギモンなど。

2011年11月に読んだ本

2011-12-09 | 【近況】

11月が終わってから、ずいぶん経ってしまいました。

秋の終わりからしばらくは、本業の方がドタバタする時期でして、
いつもよりもそこそこ忙しかったり。

読書の方はからっきし。
というのも、読書メーターに登録しないジャンルの本をあれこれ。
要するに、ゴルフ関連のレッスン本や道具本なんですがw

子供の頃からこういうのを読むのが好きでして、
トランプから始まって、麻雀、バイク、スキー、テニス、ヨット、園芸などなど、
かなりの数の解説書やレッスン本を手にとってきました。



「同じ動作(現象)をこの人はこう捉えてこんな風に教えるのか」
などと感心したり比較したりしながら、
あれこれ読み重ねて思いを巡らせるのが楽しいんですね。

実際には、現場で身体がちゃんと動かないとお話しにならんのですがw

事実をどう捉えてどう理解してどう説明するか、
現場で身体が動かないとダメ、
ってのは、仕事と一緒ですね。


今日は、身に付けた知識や技への評価が下る2次試験筆記の合格発表日。
うれしい人の4倍もの数の悔しい人が生まれる日でもあります。

こういう時にこそ、その人の美しさがにじみ出るのかな。なんて。

さて、みなさま、少し気が早いですが、
良いお年をお迎えください。



11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:751ページ
ナイス数:24ナイス

となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
新キャラ・後藤さん登場。たしかに、傍から観察していると関くんと横井さんはいいカップル。実は内面も。だけど、これがくっついちゃうと「雑居時代」の終盤みたいにつまらなくなっちゃう。あ、意味不明なコトつぶやいている。ま、とにかく、電車で読むと、周りからヘンな人だと思われるので注意。ウインナーVS巨人の流行ネタありーの、テッパン将棋ネタありーの。2巻もおいしくいただきました。
読了日:11月24日 著者:森繁拓真
聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
手堅いニヤニヤ笑い。不勉強ゆえ、元ネタがわからない。それでもおもしろい。
読了日:11月21日 著者:中村 光
戦略暴走戦略暴走
全部で179の戦略暴走(巨額の特別損失の計上を強いられた失敗)ケースが紹介されている。読んでいて息苦しくなるほどの死屍累々の惨状。はしがきのお勧めに従い、目次と終章から読み始めた。HBSのケース学習をプロ棋士の棋譜研究に、定跡と棋譜は理論書とケースの関係に、それぞれ例えられているところは面白い。ケース(歴史、あるいは他者の経験)に多く接することで「コンテクストの微妙な違いの意味を嗅ぎ取る力を鍛える」とは確かにそう。筋が悪い話、しっくりこない案件、等を嗅ぎ分けるには、理屈をいくら勉強しても届かない気がする。
読了日:11月10日 著者:三品 和広
プロフェッショナルリーダーの教科書プロフェッショナルリーダーの教科書
この種の本はコンサルの営業ツールだと割り切って読めば楽しめる。ある程度経営について勉強してきた人なら、知識的には得るものは何もない。が、語り口は巧みで、わかりやすく書いてあるので、行動と実践のみで生きてきた人たちがふと立ち止まった時には役に立つのだろう。もちろん、私も再確認したことがいくつかある。読んだからといって何かが出来るようになるわけではないが、ちょっと勇気が湧いてくるかもしれない。5人分のカタログが1冊にまとまっていると考えれば、お得かもしれない。
読了日:11月07日 著者:山田 修,新 将命,池本 克之,福田 秀人,井上 和幸

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

2011年10月に読んだ本

2011-11-04 | 【近況】

暑いような寒いような10月もおわり。


相変わらずスローペースな読書。
いろいろと気になることがあり、本が手につかない。

本の中のことでなく、現実の諸々について、
あれこれ調べたり、考えたりしていると、
いわゆる「書籍」という形でまとまっている情報に接する時間が減ってくる。
接したとしても、一部の拾い読み程度であり、
「書籍」まるごとを賞味したような「読書」的満足感はほど遠い。


今日明日どうするほどではないにしろ、
今のあれこれを解決するために触れる情報源としては、
やはり「書籍」は時代遅れなのかもしれない。


考えてみるに、
粗製乱造気味な読み捨て本を別とすれば、
「書籍」というのは、じっくり時間をかけて作られ、
長い期間にわたって、その時々の読者の観賞に堪えるものであるべきだ。

もし、自分が「書籍」を上梓するなら、
そんな時は来ないだろうけれど、
そういうメディアの特徴も踏まえた内容にすべきだな。



それにしても、なんだかカサついた本ばかりで、
もっと艶っぽい本を読まねば、心まで荒んでしまいそう。。。なんて。





今年の2次試験も無事終わりました。
受験されたみなさま、お疲れさまでした。

美味しいものでも食べて、
好きな人に逢って、
しばらくのんびりお過ごしください。

結果が発表されたら、結果にかかわらず、
また忙しくなりますので。

私もいろいろガンバリます。



10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1108ページ
ナイス数:23ナイス

戦略と実行―組織的コミュニケーションとは何か戦略と実行―組織的コミュニケーションとは何か
戦略実行の失敗原因。誤った前提、社内のコミュニケーション不足による誤解、納得感の欠如。特に、誤った前提は卓見。なるほど、私たちは「戦略」に過剰に期待し過ぎている。こういう本を読むと、すぐに社内の偉い人に読ませたいと思ってしまうが、そういう心根こそが誤った前提に囚われているようにも感じる。他人をどうこういうよりも、自分が何度も熟読して、自分の行動を変えること。こういう本を読んで、我が意を得たりと溜飲を下げているだけではなく、ちゃんと行動できる大人になりたい。戦略本の初心者は『戦略の原点』を先に読むべし。
読了日:10月31日 著者:清水 勝彦
ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ
ビジネスモデル特許で盛り上がってから10年以上経ち、いま一度ビジネスモデルに注目。当時、言葉の定義があいまいで、「儲ける仕組み」くらいに思っていた。この本ではビジネスモデルは4つの要素(顧客価値提案、利益方程式、主要業務プロセス、主要経営資源)が一貫した形で相互補完的に作用しあっているものと説いている。要するにごく普通の事業定義と同じじゃなかろうか、なんて思う私はわかってないんだろうなあ。今の主力事業からの妨害(無意識も含め)から、無垢で脆弱なビジネスモデルを如何に守るかが、経営活動における最重要課題。
読了日:10月18日 著者:マーク・ジョンソン
キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人(双書Zero)キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人(双書Zero)
キャラクターとキャラの違い、キャラとはいかなるものか、について、精神医学、記号論、漫画や小説におけるキャラクター論、アート、萌え、虚構、などなど。東浩紀、ラカンを手に取ったことがない私には、オーバースペック。人の生活においてキャラは間主観的存在であり、マイナスのキャラを持つことよりも、キャラがない・かぶることの方が恐怖である。らしい。以下、個人的感想。キャラを隠れ蓑にして世間を渡っていける、ヒトの生き甲斐は自己表現ではなく役割認識に直結している、など本書の内容とは関係なく、感じたり思い出したり。
読了日:10月11日 著者:斎藤 環
ヒットの経営学ヒットの経営学
日本市場における最近のヒット商品の周辺が取材されている。事例が多く、ひとつひとつは物足りないがバラエティ感はある。以下、個人的見解。ヒット商品の事例を分析して、結末から逆引きして成功モデルを描く事は比較的容易。しかし、ほとんど同じモデルなのに失敗している例も多くある。汎用的な「成功の方程式」や「新しい法則」なんてのは、ないものねだりだと思う。重要なのは、現在進行形の現場で、たくさんの分岐点でたくさんの意思決定がなされるのだけど、将来的な成功に至るその意思決定をもたらす要素は何なのか?ということ。
読了日:10月03日 著者:

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

2011年9月に読んだ本

2011-10-06 | 【近況】
10月になってやっと過ごしやすく。
これでも去年よりはだいぶ早く涼しくなったかも。


9月は4冊しか本を読んでいませんでした。
週一ペースはちと遅いなあ。

振り返ると、本業の方で抱え込む案件が増えた(要するに、振り先が一人減ったw)上に、学生に商品企画の概要を話したり、2次試験対策のレジメをまとめたり、と、けっこう月初からあわただしかったなと。

2次試験対策については、受験前後にblogを書いたりしてましたが、描き散らかした状態で放置してました。
合格してから4年近く経ち、直後の合格酔い(?)のようなものも抜け切っただろうと思い、そろそろ忘れてしまう前にまとめておくのも良いかなと思いまして。

拙い説明を我慢して聞いてくださった受験生の方々の役に立つのが一番ですが、私個人としてもいろいろ考え直す機会になりました。


いよいよ2次試験が近づいてきました。

受験生全員が合格することは叶いませんが、全員がそれぞれの能力を発揮できますようにと願っています。


9月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1109ページナイス数:36ナイス下町ロケット下町ロケット経済小説というよりも痛快企業活劇。ストーリー中心でわかりやすい。こういうのならドラマ化しやすいかもしれない。企業経営は、「右手にソロバン、左手にロマン」なんていうけれど、「一階に現実、二階は夢」か、なるほど。ソロバン握りつつ、実は一番ロマンに熱い銀行出身の幹部・殿村に著者は一番感情移入してたんじゃないだろうか。WOWOWドラマでは、ちょっと出番が減っていて残念。とにかく、スッキリ読後感。「夢と欲の区別がつく熱い中小企業経営者と仕事したいなあ」なあんて、こちらの心の温度も上げてくれる。第145回直木賞受賞。読了日:09月26日 著者:池井戸 潤
洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略神戸スウィーツ産業周辺を細かくリサーチしてまとめた力作。経営学的視点の要旨は、巻末の加護野先生が簡潔にまとめている解説だけ読めば事足りる。また、ポーターが提唱した産業クラスター形成の4条件、要素条件、需要条件、関連産業・支援産業・企業戦略及び競争環境、の視点で整理すればもっとスマートな仕上がりになったと思う。けれど、素人っぽい構成の中に、著者の神戸への愛着、洋菓子への親近感などの熱い思いが感じられてこれはこれでありかと思う。著者と同世代かつ長年神戸在住の私個人の感傷や共感による贔屓目はあるだろうけど。読了日:09月26日 著者:森元 伸枝
今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための「ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための」というリードがついている。ということで、あれもこれもと欲張らず、戦略本に良く出てくるツールの中からオススメのものに絞り込んである。MECE・アトリビュート分析・5フォース分析・PEST分析の事例を使った説明、リデル・ハートの戦略論の原則、を経て、だんだん交渉術・振り返り・チーム運営など営業ノウハウの話になっていく。特に、BtoBの産業材営業をしている人には役立てやすい内容かもしれない。私には、正面対決を避ける間接的アプローチが納得度が高くて興味深かった。読了日:09月12日 著者:筏井 哲治
マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法理論としてのマーケティングではなくて、今現在の「マーケター」という言葉の理解のされ方や使われ方、仕事の内容、現実的ノウハウ、今後の展望などをリアルに語っている。実際にマーケティング業務についている人からすれば既知のことも多いだろうが共感する部分も多いはず。初めてそういう仕事に就く人や、興味のある学生にはとっつきやすい本といえる。経営者が優れたマーケターであるのが強い企業であり、それゆえ「マーケターは、ポジショニングを考えるのが仕事だけれど、実は一番難しいのが自分のポジションだったりする」のだ。苦笑。。。読了日:09月12日 著者:山本直人
2011年9月の読書メーターまとめ詳細読書メーター

2011年8月に読んだ本

2011-09-09 | 【近況】
月初に急ぎの仕事が舞い込んで、
更新がずいぶん遅れてしまいました。

と、自分にいいわけ。

今週後半から、また暑くなってきました。
一度涼しくなってからの暑さは、一層こたえますね。

8月に読んだ本は雑学っぽいものが多くて、なんだか夏休み気分。
アートに関する本は、けっこう仕事の参考にもなります。
ここがどうとか説明しにくいのですが。

冒頭の急ぎの仕事関連で、
本業のマーケティングや商品開発について資料をつくったのですが、
自分の知恵やノウハウの一部を整理する良い機会になりました。

こういうのって、定期的にやった方がいいのかも。
けど、なかなか自発的にできないなあ。


診断士1次試験の合格発表も終わり、
いよいよ2次試験に向けてラストスパートの時期です。

受験生の方も、そうでない方も、
お体にお気をつけて。

8月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2467ページ
ナイス数:26ナイス

Art 1 誰も知らない「名画の見方」 (小学館101ビジュアル新書)Art 1 誰も知らない「名画の見方」 (小学館101ビジュアル新書)
名画鑑賞の入門書。仕事柄か、絵を観ていると「作者は何をしようとしたんだろう」という事が気になる。それがちゃんとこの中に表現されているだろうか、それを私が読み取れないのはなぜなんだろうか、とか。作品そのものだけでなく、作品にまつわるコンテキストをより多く知ることで、作品から感じる何かの裏付けになったり意外性を感じたりすることができ、楽しみ方はよりふくよかになる。今現在から作品を観るよりも、作品という窓から、その時代やその環境に忍び込むほうがわくわくする。絵画にまつわるエッセイとしてもさらりと読めて楽しめる。
読了日:08月31日 著者:高階 秀爾
ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡 (光文社新書)ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡 (光文社新書)
面白い。ウォーホルについては、いままでいくつか作品を観て、フーン程度の感想だったのだけれど、それは後期(著者いうところの「花」シリーズが大成功していろいろと失望してしまったあと)のさえない作品群だったのだなあ。「時代と寝る」って表現を使うなら、芸能人たちが「寝させられる」「意図せず寝ている」のに対して「寝てやる」という凄みが感じられる。アートも生業であればビジネスであり、時代と寝たものたちが成功する傾向は中世以降ずっとそうだ。その中で、時代を超えて輝く作品を残せる人とそうでない人たちの違いは何だろう。
読了日:08月30日 著者:宮下規久朗
今日もかき氷 (CASA BOOKS)今日もかき氷 (CASA BOOKS)
かき氷の本なんだけど、自前の業務用氷削り機まで持っている案内役の蒼井優が主役級の輝き。いや、でも、各地のかき氷もかなり魅力的。ファミレスとかで食べて美味くないなあと思ってたのは正しかったのか、と納得。Casa BRUTUS連載が元ネタなので取材期間が長く、その分いろんな蒼井優が一冊に詰まっていて、普通の写真集よりも得した気分。買ってすぐ、京都の梅園に。閉店が近いぎょくえんは、以前からずっと行列ができる店らしく、ちょっと難しそう。天然氷の埜庵にはいつかいってみたい。なんだか、本の感想ではなくなってきたな。
読了日:08月25日 著者:蒼井 優
へうげもの(13) (モーニングKC)へうげもの(13) (モーニングKC)
治部と刑部。こうなったか。家康と対峙するほどの風格が出てきた織部。関が原前夜。見どころの多い13服。
読了日:08月25日 著者:山田 芳裕
法人税がわかれば、会社にお金が残る (アスコムBOOKS)法人税がわかれば、会社にお金が残る (アスコムBOOKS)
節税ではなく、会社にいかにお金を残すかについての指南書。「法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる」という本が基本編で、これは実践編らしい。が、財務会計・管理会計・税務会計の違いの概要、費用/収益と損金/益金の単語の意味あたりが判っていればスラスラと読める。「節税対策としてベンツを買ったら、支払う税金は減らせるけど、結局会社のお金は減っちゃいますよ」という当たり前のことは、気付いているけど無視しちゃうんだよなあ。ベンツや保険や不動産を売る側からの視点も書かれていて役に立つ。基本編も読んでみよう。
読了日:08月25日 著者:奥村佳史
謎解き フェルメール (とんぼの本)謎解き フェルメール (とんぼの本)
フェルメールについては、各論的でマニアックな本「フェルメールのカメラ」を以前読んだので、今回はいわゆる作品の入門書をと思い。「とんぼの本」らしく、フェルメールの作品30点以上に贋作・非真作数点も含むカラー図録がたくさんあって、私のような初心者にちょうど良い内容。盗難や贋作などの事件の紹介も小ネタ的に楽しめる。カメラ=オブスキュラ使用の可能性については著者は否定的。けど、画像をトレースするだけみたいな使い方でなかったなら判断は難しい。真実はわからないし、いずれにしても作品の価値は変わらない。当然ですけど。
読了日:08月24日 著者:小林 頼子,朽木 ゆり子
「三十歳までなんか生きるな」と思っていた「三十歳までなんか生きるな」と思っていた
保坂和志は久しぶり。小説よりも小説論で有名な小説家。著者の小説は、何も起こらないのだけれど、ちゃんと読んでいて満足感がある。いや、幸福感といってもいいかもしれない。とはいえ、ダメな人は徹底的にダメな著者だと思うので、おススメしたりはしない。『結論に逃げ込まずに、「考える」行為にとどまりつづけろ!』(帯より)というわけで、つらつらと考え続けている本。私は、結論がないことよりも、結論しかないことのほうが恐ろしい。こういう著者の本も読んでおかないと、なんだかつまらない世界に浸り切ってしまう日々。他も読もう。
読了日:08月12日 著者:保坂 和志
僕等がいた 3 (フラワーコミックス)僕等がいた 3 (フラワーコミックス)
彼トモ。元カノの妹。約束。。。なんだか不安なんだよね、わかるけど、たいへんだ。
読了日:08月09日 著者:小畑 友紀
僕等がいた 2 (フラワーコミックス)僕等がいた 2 (フラワーコミックス)
年上の元カノ。だめんずウォーカー。しかも。。。王道だねえ。
読了日:08月09日 著者:小畑 友紀
僕等がいた 1 (フラワーコミックス)僕等がいた 1 (フラワーコミックス)
テルマエロマエを貸した後輩から、「こういうの読めます?」と尋ねられて、むしろ好物ですと応えたらゴソッと納品。なにからなにまで、これぞ少女漫画。くぅ~ッてカンジですな。齢を重ねた中年男性が読んでて面白いのかと問われると、「ああ、そうそう、こういうのだよね」と自己回想など織り交ぜたりしながら結構楽しい。家族には「電車で読むなら、カバーをかけて」といわれる始末。このまま予想通りに展開することを期待しつつ読み続けます。しかし、もう一回高校生やりたくなってきたよ、私だって昔は(以下省略)。。。
読了日:08月08日 著者:小畑 友紀
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国でヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ヘンリー・ダーガーによる1万5145ページの物語と数百枚の絵で構成されるアウトサイダーアートの金字塔。本書では、39種の図録、物語の抄、研究者の論文が掲載されている。まずは、絵の配色の美しさと独特の手法や描かれている内容の奇妙さに圧倒される。物語は独特の文体綴られている。最後のブラウン博士の論文は、この傑作のガイド役となっている。他人に見せるためではなく制作された天才の仕事を覗き見しながら、その中に失くしたり蓋をしてしまった自分を再発見することができる気がする。それこそがアウトサイダーアートの魅力かも。
読了日:08月07日 著者:ジョン・M. マグレガー
となりの関くん① (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん① (MFコミックス フラッパーシリーズ)
試し読みと『姉・東村アキコ驚愕!!マンガ史上、最高の地味!!授業中こそこそ遊ぶだけ!!』の帯で衝動買い。ホントそうなんだけど、ちっぽけな机の上からドンドン拡がるなかなかのスペクタクルに電車の中で大笑いしてしまった。巨人に食われたり、宝探しの冒険に出たりしなくても、マンガは成立するのだなあと、当たり前のことを改めて感じる。横井さん、きっと関くんは大人物になりますから、その時に気が散って勉強できなかった貸しをたっぷり返してもらってください。さて、この作品、これからどうなる?どうもならんかw
読了日:08月05日 著者:森繁拓真
街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
難しげな題材を、アカデミックな匂いを適度に残しつつ、平易な文章と明快なロジックで展開するお得意のパターンで楽しく読める。スルッと入ってくるけれど、内容を鵜呑みにしていいものかどうか迷うなあ。著者によると、少々背伸びした、なりたい自分「理想我」を自他に見せることが書棚の効用らしいが、まさに著者の本もそういうちょっと背伸びする本として買われているのだろうなあ。私もそうだ。メディアや医療や教育は、本来のあり方を忘れて市場原理主義を採用してしまったことで劣化しているという指摘は、この先も続けて考えてみたい。
読了日:08月03日 著者:内田 樹
魯山人の美食―食の天才の献立 (平凡社新書)魯山人の美食―食の天才の献立 (平凡社新書)
タイトルからは具体的レシピが紹介されていそうだけど、実際は概要や雰囲気だけ。この本を見て魯山人の献立を再現することを期待する人や、既に魯山人の料理に関する本を何冊か読んだことがある人にはミスマッチ。北大路魯山人という芸術家にして美食家の入門書だと位置づければ、いろいろな本や記事から引用したり、本人のプチ自慢も織り交ぜたりしつつの、お手軽でわかりやすい本。『技術は料理の根幹にかかわるものではない、そのようなものは一定努力すればだれにでも得られる』『人間を磨いてから物を作れ。それからでも遅くない』はい(汗)
読了日:08月01日 著者:山田 和

読書メーター

2011年7月に読んだ本

2011-08-02 | 【近況】
暑いですね。
7月は進行途中の案件が多く、どうもしまらない月でした。
読みかけの本も山積み状態。


読んだ本は、6月の反動でしょうか、
男子心を刺激する濃い本が多いです。

一冊紹介するなら『ラーメン二郎にまなぶ経営学』かな。
ありがちな個別企業にすりよった褒めちぎり本ではなくて、ラーメン二郎を事例にマーケティングの基本を再確認する内容になっています。ま、結局褒めている(というか、崇めている)ことに違いはないですがw
「本では紹介されていない、ラーメン二郎の課題や問題点を考える」なんて使い方も面白いかも。
前著「フレームワークを使いこなすための50問」も併せて、試験対策でしか経営学やマーケティングに触れていない人には、とっつきやすくてオススメ。


今週末は、いよいよ1次試験ですね。
受験生のtweetを日常的に読んでいるせいか、今年はいままでよりもドキドキが盛り上がっています。

いまの局面で、わざわざ私が言っておかねばならないようなことは無い気もしますが、ひとことだけ。

結果はどうあれ、費やした時間は直接的にも間接的にも何らかのご利益になって返ってきます。がんばれ!そして、楽しんで!!

7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2252ページ
ナイス数:59ナイス

進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)
と思ったら、過去篇。やっと十勇士の紹介。読み終わったところで、もう一度1巻から読んでしまった。うっすら納得。巨人は何者か?なんて、わからんでもいいのではないか? 都合良く全部わかるなんてことは現実にはないし。逃げ場がないなら喰われないために戦うしかない。
読了日:07月26日 著者:諫山 創
進撃の巨人(3) (講談社コミックス)進撃の巨人(3) (講談社コミックス)
やっと、大きな物語が始まった。バイオレンスジャックのようでもあり、エヴァのようでもあり、そしてベルセルク風にも。絶望的な状況説明だけでここまで引っ張ってきたのは凄いな。お手軽に絶望から脱け出されるのもつまらないけど、ダラダラとこの状況が続いて、読む興味が薄れていくのも嫌だ。今後に期待。
読了日:07月26日 著者:諫山 創
進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)
いろいろ設定が見えてくる2巻。メインキャラとそれ以外とが判別できない。だれが戦っててだれが死んだのか、作品の中でも現場のように混乱している。50メートルの高さの壁を万里の長城級に建造したのに、穴一つふさげないのか、人類は。。。
読了日:07月26日 著者:諫山 創
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
評判がよいので。いきなり見せ場から始まるハリウッド映画的導入。細かい説明抜きでアクションが突っ走っている間に巻末。え?そんな。。。キャラクター描き分けがうまくないので、読んでてわかりにくい。
読了日:07月26日 著者:諫山 創
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
ひなの問題を軸に、それぞれが成長していく。吸い込まれるように息を詰めて読んでしまう作品。どちらかといえば、ひなよりも零のように生きてきた自分の中学時代を思い返しつつ、高橋君はうれしいけど眩し過ぎるなあ。私は、誰もが自分が世界の中心だと思いながら生きていいんだと思う。その世界同士が上手く関わっていくことさえちゃんと意識できれば、なんて。関係ないけど、今年の名人戦。3連勝3連敗での決着局という凄い展開だったなあ。対局内容はわからんけど興奮した。羽海野チカさんも5局目の会場を訪れたらしい。
読了日:07月22日 著者:羽海野チカ
13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
テンポ構成が上手くて面白い。普通にお薦め。解説の中で、著者が「映画の仕上がりに満足感を欠いている」とあるけれど、たしかにこれは小説っぽ過ぎて魅力をそのまま映画にはしにくいだろう。というのも、映画監督を目指しつつ脚本家を経て小説家となった著者ゆえ、表現手法の違いをよく知った上での小説でしかできない要素がたくさんあるから。なんだこれは?的ガツンとくる驚きはなく、練りに練った伝統芸を感じる。それゆえ、著者自身が衝撃を受けたという『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を読まねばという気になる。第47回江戸川乱歩賞受賞。
読了日:07月22日 著者:高野 和明
Art 2 フェルメールの光とラ・トゥールの焔 ─「闇」の西洋絵画史 (小学館101ビジュアル新書)Art 2 フェルメールの光とラ・トゥールの焔 ─「闇」の西洋絵画史 (小学館101ビジュアル新書)
著者の本は2冊目。17世紀の巨匠を中心に、西洋絵画における「闇」(と「光」)の歴史をたどる。「光」とキリスト教は関連性大ありなので、キリスト教と絵画との歴史を読み解くことにもなっている。豊富なカラー図版と、参照ページ数の明記で、前後に行ったり来たりしながら楽しめる。手法や画家の相関図のようなものがあればなお良かったかな。近代以降がやや駆け足気味なのと、あとがきが2ページしかないのが残念。『そろそろ、本命のカラヴァッジョか』と思いつつも、なんとなく内容が予想できる「ウォーホルの芸術」を先に読みたい気分。
読了日:07月15日 著者:宮下 規久朗
マンガ建築考 -もしマンガ・アニメの建物を本当に建てたら― (ThinkMap)マンガ建築考 -もしマンガ・アニメの建物を本当に建てたら― (ThinkMap)
著者は建築家。自称、建築エコノミスト。選ばれた建築物は、有名なマンガやアニメからが多く作品紹介もあるので、知らなくても楽しめるが、やはり作品に親しんでいる人の方がより楽しめる。彼岸島の吸血鬼の家、エヴァの彩波レイ個室、めぞん一刻の一刻館など、おそらく漫画の作者は資料写真などをもとに、一部創作を加えて作画したのだろうけど、それを逆にたどって考察を重ねると、想定外の不思議な結論に至るところが可笑しい。建築や建設業についての筆者の愛情も感じられる。建設業界マンガ「ドトウの笹口組」を読みたくなった。
読了日:07月11日 著者:森山 高至
ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣
カルト的な人気を誇るラーメン二郎を事例に、経営学(主にコトラーのマーケティング論)を学んでいこうという内容。コトラーの入門書程度は読んだことのある人の方が楽しめる。ハンバーガー業界とラーメン業界の違い。ポジショニングにおける軸の設定。コア顧客重視。突っ込みどころ満載ゆえのコミュニティ。などなど、なるほどと思える箇所も多い。ただし、ラーメン二郎そしてジロリアンに興味がない人には、著者のこってり大盛りの熱い思いが届かないかもしれない。一方では、この本を読んで、男子心を刺激されて二郎に出かけた人も多いだろうな。
読了日:07月06日 著者:牧田 幸裕
キケンキケン
大学生時代にしっかり自堕落な暮らしをしていたなら、伝説や二つ名のひとつやふたつくらいはあろうってものだ。そういう男子心を刺激する血沸き肉踊るメルヘン。締めもしっかりして後味よし。『私は一体何人の男子に「僕の学生時代にもねぇ」と語られたか分かりません』と著者あとがきにあるように、多くの男子は語って聞かせたい誘惑を抑え込んでいるうちに忘れてしまって、今を生きているのかもしれない。著者のベタ甘系以外は初体験。とはいえ、男子ワールドの同系列かも。時々、ベタな説明が気に障るのは、私の中二病が完治していないからだな。
読了日:07月04日 著者:有川 浩

読書メーター