他にも爺ヶ岳などで凍死が出てるのですが・・・
涸沢岳でも1人死亡=福岡の6人遭難-岐阜
時事通信 2012/05/05-18:36
引用
県警によると、グループはいずれも福岡県内に住む56~71歳の男性4人、女性2人で、吉野さん以外の5人は同県の山岳会に所属し、吉野さんも登山経験45年のベテラン。いずれも雪山登山に十分と考えられる装備と服装だった。遭難当時は体感で15~20メートルの強風が吹くなど吹雪で視界が利かない状態だったという。
引用おわり
白馬岳の件と同様、こっちも60~70代中心のパーティです。が、比較的登山経験豊富で装備もちゃんとしていたようです。それでも1人が死んでいて、他のメンバーもおそらく軽度~中程度の低体温症になってしまったと思われます。
要するに、装備がちゃんとしていようが、登っていい天候じゃなかったんですね。白馬岳の件ではどうしても軽装に目がいきやすいのですが、それに気をとられて天候のことを検討しないのではいけません。
「全員が軽装で雨具姿」 6人ほぼ同じ場所に、雨や雪で体力消耗か 北アルプス遭難
産経新聞 2012.5.5 13:09
引用
メンバーによると、現場の白馬岳周辺の天候は前日の4日、雨から雪に変わった。「雨風にたたかれて体力を消耗し、冷えて一気に体温を奪われたのではないか」
引用おわり
同じ白馬岳で、秋にもこのパターンで4人が死んでいますね。
雨で身体が濡れたところで急激に気温が下がって衣服が凍結するような状態になるのは、実に危険です。下手な冬山より怖いと、個人的には思っています。
涸沢岳でも1人死亡=福岡の6人遭難-岐阜
時事通信 2012/05/05-18:36
引用
県警によると、グループはいずれも福岡県内に住む56~71歳の男性4人、女性2人で、吉野さん以外の5人は同県の山岳会に所属し、吉野さんも登山経験45年のベテラン。いずれも雪山登山に十分と考えられる装備と服装だった。遭難当時は体感で15~20メートルの強風が吹くなど吹雪で視界が利かない状態だったという。
引用おわり
白馬岳の件と同様、こっちも60~70代中心のパーティです。が、比較的登山経験豊富で装備もちゃんとしていたようです。それでも1人が死んでいて、他のメンバーもおそらく軽度~中程度の低体温症になってしまったと思われます。
要するに、装備がちゃんとしていようが、登っていい天候じゃなかったんですね。白馬岳の件ではどうしても軽装に目がいきやすいのですが、それに気をとられて天候のことを検討しないのではいけません。
「全員が軽装で雨具姿」 6人ほぼ同じ場所に、雨や雪で体力消耗か 北アルプス遭難
産経新聞 2012.5.5 13:09
引用
メンバーによると、現場の白馬岳周辺の天候は前日の4日、雨から雪に変わった。「雨風にたたかれて体力を消耗し、冷えて一気に体温を奪われたのではないか」
引用おわり
同じ白馬岳で、秋にもこのパターンで4人が死んでいますね。
雨で身体が濡れたところで急激に気温が下がって衣服が凍結するような状態になるのは、実に危険です。下手な冬山より怖いと、個人的には思っています。
少し意外な結果ですが、居残った仲間が上手く処置したんでしょうか?
白馬岳は5人が雨具を上着しか着ていなかったそう。
着なかったのか?持ってなかったのか??
冬山通いしてる学生や若いのならともかく、一般的な社会人登山者 しかも70代が雨具であの天候は…
寒波も低気圧も入ってくるのは早くからわかってたんですがねぇ…
5日は我々は奥明神沢を登る計画だったんですが,登らず帰ってきました.小屋前にテントを張ったパーティも雪上訓練に切り替えたパーティが多かったです.テントで餃子鍋パーティと上高地観光をやりに行ったと (^^;;
白馬の件ですけど、雨具の上しか持っていなかったというのは考えにくいんですよね。
私もですが、寒い時に合羽の上だけを着て行動することはあります。で、少々の雨ならそのまま雨具のズボンを履かずに歩いてしまうのもよくあることでしょう。遭難パーティもまた、そんな感じでそのまま進んでしまったのかもしれません。
ダケの標高でそのような天候でしたら、稜線は歩くべきではないでしょうね。
涸沢岳の件ですが、遺体の搬送を目撃しました。
5日に奥穂に登ろうと思っていたら、稜線のガスと強風で断念したのですがそのときにヘリコプターが来ていたのでなんだろうと思っていたら穂高岳山荘から袋を運び出す人たちが見えたので山荘で他の人たちの話を聞いたら遺体だったということを知りました。
その後涸沢小屋に戻ったら私が小屋に入ったタイミングで雷が鳴り出し、雹が降っていました。
今日下山するときにも警察のヘリが涸沢に着陸していたので誰かを搬送していたのだと思います。
4日にも北穂に登って降りていたら東稜のあたりから雪崩が起きて3人ほど巻き込まれたようです。(一部始終を見ていました。3人とも無事だったようですが、1人が怪我をしたようです。)
小屋の人も「今年のGW後半は変な天気だ」と言っていたので例年にないほど荒れたのだと思います。
下山して初めてこんな大事になっていたのを知りました。私は学生なのですが、母の話によるとこのニュースを聞いて父が相当心配していたようです。
3日に涸沢へ向けて入山しました。
4日は北穂ピストンだったのですが、下山する際に滑落してしまい、10~20mほど落ちて止まりまりました。その後はビビリながら降りて行く途中に北穂の東稜あたりから結構大きな雪崩が起きて、3人ほど巻き込まれたそうです。
(3人とも無事だったようですが、1人怪我をしたようです。)
一部始終を見ていたので、その後は上部を警戒しながら下りました。
5日は奥穂に向かったのですが、天気が悪くて断念して山荘に戻った所、警察のヘリが山荘に来ていたので何事かと思っていたら亡くなられた
方が居たらしく、遺体を搬送していました。
(恐らく涸沢岳の件だと思います。)
涸沢小屋に戻ったら、雹が降り出して雷が鳴り始めました。雷は今日も鳴っていたようです。
今日下山したのですが、下山を始めてすぐに
ヘリが飛んできて涸沢に着陸しすぐに常念の方向に飛び去っていきました。
小屋の方も「今年のGWはなんか変だ」と仰っていたので、例年に比べてかなり荒れていたのだと思います。
涸沢から穂高岳山荘に向かう道も雪崩の危険があるとかで小豆沢ではなくザイテンの右側を通るルートになっていました。
駄文失礼しました。
遺体のそばに 救助隊が遺体から外したピッケルや12爪アイゼンがたくさん転がってます。
ワカンもあるように見えます。
本当に軽装だったのか?
それとも、防寒着を着ずに歩き続けて、力尽きたのか?
無謀登山で片付けられない気がします。