2013年夏の後立山連峰に関する個人的な感想

というわけで、何事もなく下山して東京に戻り、暑さにやられてヘバっています。


今年の夏山は前半の天気が悪く、お客さんが少なかったようです。関東が早々と梅雨明けしていたので、「昨年のように、今年もずーっと快晴が続くのだろうな」と想像していた私は、いささか面食らいました。が、８月に入ると天候が回復し、気温も上昇したため、稜線歩きでもうんざりするほど暑い時がありましたね。



それにしても、若い女性の登山者が増えました。以前でしたら若い女性の登山者を見かけたら、その近くに必ずカレシらしい男がいるのが当たり前だったのですが、今年は若い女性だけの２～３人パーティや、あるいはソロも普通に見られました。遠見尾根を山スカはいた若い女性が単独で、しかもテント泊装備で登っているのを見かけた暁には、時代が変わったんだってことを否応なく認めざるを得ないって感じですな。




昨年に引き続き、テント泊の登山者が増えています。週末になると昼の12時にはテント場のスペースが半分くらい埋まっているのが当たり前で、早ければ午後２時にはいっぱいになります。そうなると無理矢理テントを張るか、あるいは山小屋に素泊まりということになるのですが、「お金が無いので、どうしてもテント泊したいんです！！」なんて登山者も少なからずいるもので、対応に困りました。

時には先にテントを張ってある人に交渉して少しずれてもらうなんてこともしていましたが、夕方４時過ぎに「４人用テントを張りたいんですけどー♪」なんてパーティが登場した暁には、「お願いだから山小屋に素泊まりして！」と絶叫するしかなかったです。

お盆の期間、とある山小屋にずっと滞在していましたけど、後半ともなると小屋の宿泊は激減していました。が、テント場は連日満杯。しかも午後２時には早々とキツキツ状態です。それでも５時半とか６時過ぎにテント泊パーティがやってきて困りました。話を聞いてみると、テント泊なら山小屋に迷惑掛けないと思って長時間行動するみたいなのですが、そんな時間に来られてもテントを張る場所が無くて困るわけですね。



それにつけても、３人パーティなのに２人テント２つとソロテント１つ合計３張りを張らせろとか、なんとかならないですかね？




山小屋にある談話室や自炊場をテント泊の人でも利用できますか？なんてことを平気な顔で質問してくる人もよく見かけました。たまにそういう人がいるのは知っていましたけど、今年はヤケに見かけます。どこかの山岳雑誌で「テント泊でも山小屋の施設をどんどん使っちゃえ♪」なんて特集でもしたのでしょうか？
自分がテント泊で登っていた頃は、そんなことを考えもしなかったです。受付して売店でジュースやビールを買ったら、必要以上に玄関ホールをうろうろしないのが当たり前だと思っていました。



とまあ、グチグチと書いたところで終わりにします。