四万温泉の二泊目は、「時忘れの宿 佳元」に泊まりました。
お庭の端に露天風呂があるのです。お風呂の眺めはこれまで泊まったお宿の中で、ベスト3に入るかも。
テラスに椅子もあり、チェックイン後早速お風呂に入った後はテラスで山を眺めながら本を読みました。お茶とおいらんふろう も楽しみながら。雨が降ってきたのですがそれもまた一興。空気が洗われ、緑がより冴え冴えと見えます。
↓写真右側の塀の先がお風呂になっています。
↓部屋を出て、テラスからステキな通路を通ってお風呂に向かいます。
↓お部屋は普通の和室ですが、広々していました。入口横に小部屋も付いていて、荷物置きや着替え部屋にできます。金沢で泊まったかなや旅館と同じつくり。
このお部屋で唯一難なのは、お庭の左の壁の向こうは、隣部屋の露天風呂でプライバシーがあまりない(隣の声が聞こえる)こと。時間がずれていればよいのでしょうが・・。
チェックインの後、夫は気の毒なことに会社から連絡があり、急遽宿で電話会議に参加する羽目に。
なので私は一人でテラスでのんびりしていたのですが、
隣からは「雨なのに露天風呂に入るのは嫌だ」「折角来たのに」と言い争いをするカップルの声が。
「あの・・・別行動にして、入りたい方だけ入ればよいのでは・・・?」と思わず声をかけたくなりました。
お互い好きなように過ごす我々夫婦が変わっているのですかねえ・・。
さて、夕食の時間です。夜も朝もお部屋食。
器もとても素敵。
↓前菜盛り合わせ。たけのこ、わらび、鯛寿しなど春を感じさせるお皿。
↓銀光り。群馬県の県魚だそう。鱒と鮭を掛け合わせたものだとか。
これがとろけるような味わい。今回の旅で一番印象に残りました。
薬味のキュウリ、みょうが、葉ワサビとよく合います。蕗味噌も添えられていましたが、薬味とお醤油で食べたほうが魚の香り、甘みがよくわかって好きでした。
↓5種類の豚のしゃぶしゃぶ。
「ステビア」(甘味料のステビアを飼料に混ぜて育てたのですって。「麦豚」(同じく麦を飼料に)「クイーンポーク」「奥利根もち豚」「榛名豚」。私はもち豚と榛名豚の味わいが好きでした。
もうこれで相当おなかいっぱいになったのですが、煮物、揚げもの、どんどんお皿が運ばれてきます。すごい量のごちそうでした。
デザートがヨーグルトムースで私は一口だけいただきましたが、たとえできあいの水羊羹でも、和のデザートのほうが統一感があってよいのではと思いました。
ともあれ、また訪れたい宿のひとつです。
次回はぜひ紅葉の時期に。
↓明け方のお風呂。白い月が小さく見えます。
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