写真は新丸ビルのパン屋さん、ポワンエリーニュ(POINT ET LIGNE)のパン。スタイリッシュな間接照明の店内はまるで高級ブティックのよう。フランス料理店カム シャン グリッペ(閉店)の浅野正巳シェフがプロデュースしたパン屋さんの3軒目になります(他は青山デュヌ ラルテと吉祥寺ダンディゾン)。
ポワンエリーニュも他店と同じく、いえ、それ以上にびっくりする値段の高さ・・。直径18センチほどのカンパーニュが確か3000円弱。
五反田のアリエッタのお値段にも驚きましたが、この浅野グループのパン屋さんにはとても及びません。
せっかくなので買っていきたいけど手ごろなのは・・と探したのが写真のライ麦パン。そのときショーケースに並んでいる食事パンの中で一番安かったのですがそれでも900円。大きさがわかるように、軽量カップ(一番下の大きいので1カップ)を並べて写真を撮りました。直径15センチくらいでしょうか。
むちぃとした粘り気のある生地の食感と小麦の風味。何もつけずに軽くトーストして食べてしみじみとおいしい!きっといい材料をつかっているのでしょう。でも、いくらおいしくても私の感覚での「パンの価格」は、この大きさだとせいぜい半額なので、ちょっと高いなあという印象です。この価格設定でオープン当初の「完売御礼」はずっと続くのでしょうか・・?今後に注目です。地方に住むパン好きの方に珍しいものを差し上げたい、というときなどは重宝するかもしれません。
ブルディガラ・メゾンカイザー・PAUL・VIRON・オーバカナルなどもそこそこにすると思っていたのですが、ここに比べるとかわいいものですね。浜田屋・リンデなどはさらにリーズナブル。
他にも紀ノ国屋(スーパー)のふっくらピタパンなど焼くとイーストの香りが漂い食感もよくお勧めです。直径15センチ、高さ3センチくらいのが3つ250円くらい。
世にカリテ・プリ(コストパフォーマンスが高い)なものはたくさんあり、一方で高価格によるブランディング戦略も。これがたとえ食品であってもお酒やお菓子ならわかるのですが、パンもいまや嗜好品の一つなのでしょうか。
パン一つで大げさかもしれませんが「お金の使い場所を無理して探す」とでもいうようなかつてのバブル時代を垣間見るようで色々と考えさせられます。同時に、そうした消費行動を察知・分析し事業戦略を立てる重要さも。
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