鋭幸の庵

寺なし坊さん四苦八苦

皆々様のご多幸と

2019年12月25日 | 日記
街中のあちこちでクリスマスソングが流れ、今年の振り返りや来年の抱負を考える年末。お盆に平和を考える機会が増すのもそうですが、生活圏の少し遠くに希望を向けたり、今の自分の立ち位置を俯瞰する視座を貰える感じが好きです。そもそも宗教ってそういうものでしょうけど。

思い出したのはいつだったかのラジオで、たかのてるこさん(旅人でエッセイスト)が言っていた名言。

「初詣とかで、神さま仏さまに私利私欲をお祈りするのってどうかと思うんです。そもそも世界平和を祈れば自分もその内に含まれるのに、どうして抜け駆けして自分や身内の幸せだけを考えるのかって。みんながみんなの幸せを祈り合っていれば世界も悪くはならないと思うのに」

うーむA(^_^;)。自分自身のエゴの強さに思い当たります…宗教者の党派意識も結局は身びいきですしねぇ。その一方で、みんなの幸せを祈るぶんには「現世利益」も悪くないなと思いますね。

さてようやく終わった年賀状の宛名書き。裏は「今年も宜しくお願いします」の一文と私の名前が印刷済みなので、表の差出人の空白に「皆々様の御多幸と世界の平和を心よりお祈り申し上げます。どうぞ良いお年を」と一筆。

たかが言葉ですが、書いている本人は「こんな偉そうな事を書いて良いのかなぁ」とかオドオドしています(・_・)。それでもそう祈る事が嘘ではないようにと、少し背筋が伸びる気もします。

今日は郵便局で年賀状を出しがてら、たけの子にいつものカンパ送金。皆々様の御多幸と世界の平和を、心よりお祈り申し上げます。

合掌

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