Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

グラッサー博士の選択理論

2009-07-04 20:04:53 | おすすめBooks
私は、今、メンターとしてのトレーニングを受けていて、今日は心理療法の1つ「現実療法」のもとになっている「選択理論」を学んできました。

人は内側から動機付けられ、外的なコントロールでは変わらないってことは、以前からわかっていたものの、その理論が、具体的に選択理論から来るものであったことを知ったのは、今年に入ってからです。

ずっと学ぶ機会を探していました。

現実療法は、未来志向の心理療法です。

過去志向気味の交流分析に慣れた自分にとっては、未来志向のものに触れ、バランスを取るのはとても大事なことと考えています。

今、読んでいる本は、この本です。

グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために
ウイリアム・グラッサー
アチーブメント出版

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分厚い本なのですが、短時間でも時間をとってはこの本を読み進めることが、目下の楽しみです。

ブログ読者の方が、選択理論を手っ取り早く知るために、10の原則を記します。

1.私たちのコントロールできる行動は、自分の行動だけである。
2.私たちが与えることができるもの、他の人から受け取るものは全て「情報」である。
3.長期にわたる全ての心理的な問題は、人間関係の問題である。
4.現在の人間関係に焦点をあてる。
5.過去に戻ることは、現在の人間関係を改善するには、全く貢献できない。
6.私たちは遺伝子に組み込まれた5つの欲求によって駆り立てられている。
7.私たちは、上質世界に入っているイメージ写真を満足させることによってのみ欲求を満たすことができる。
8.私たちができることは、行動することである。
9.全ての行動や、動詞、あるいは不定詞や動名詞によって表現することが重要である。
10.私たちが直接コントロールできる要素は行為と思考だけである。

次に続く言葉も、端的に多くの悩める人たちを、振り返らせることができる言葉だと思うのです。

「変えられること」と「変えられないこと」を見分ける力をつけ、
「変えられること」を変える力を持ち、
「変えられないこと」を受け入れる勇気を持つ。

最近の私は、

「変えられないこと」を変えようとすることよりも、実際に「変えられること」に自分の力を注いでいるだろうか?

「変えられること」と「変えられないこと」の見極めを誤って、「変えられること」も「変えられない」と諦めてしまって、戦わずして敗北者になっていないだろうか?

と、私は自分に問うのです。

もちろん、「これは、変えられるかどうか?」って、手にとって冷静に考える必要がありましょう。

自分が特定の感情に流されている時は、それは難しく、交流分析的には、成人(A)の状態を自分自身が作って吟味する必要があろうかと。

本当の癒しも、内側から沸いてくるように感じる最近の私です。

少しづつ復活中。



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2 コメント

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さっそく! (sei)
2009-07-04 21:52:29
私も選択理論読んでみます
さっそく注文しました。

メンターのトレーニング中なのですね。
そこもかなり興味深いです。

いつもありがとうございます!



知ってるようで知らない選択理論 (はる)
2009-07-04 22:40:59
seiさん

私は、「変えられるものを変える」は論理療法の中で理解していたのですが、ここでも出会いました。

多くの心理療法の重なりを知る日々です。

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