Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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表現アートセラピー

2014-10-21 00:57:15 | 産業カウンセリングのこと
この秋は、「表現アートセラピー」に相当お世話になりました。
講師の小野京子先生には、講座前からお会いする機会があり、楽しみにしていました。

はじまりは、産業カウンセラー協会の講座でしたが、その後もご小野先生の
ワークショップに5回通わせていただき、激動の日々を送っておりました。
(激動の内容はまた後日)

しかし「アート」なるものが、何となく左脳偏重で生き抜いてきた自分にとってはハードルが高く、
とても緊張しましたが、やってみるといやはや楽しすぎました。

クレヨンやパステルでの表現
身体での表現
人間彫刻(インプロビジョン)による表現

その他、詩、物語、お手紙による表現など、表現方法を限定せずに身体を通して、
自分の無意識の部分とアクセスしていく感じを体感しました。

ところどころで言語化はしますが、
作品は自分では詳細を分析しません。

パーソンセンターアプローチです。
フィードバックは求められた時にのみ行われます。

詳しくは、先生の本で。

表現アートセラピー入門―絵画・粘土・音楽・ドラマ・ダンスなどを通して
クリエーター情報なし
誠信書房


表現アートセラピー―創造性に開かれるプロセス
クリエーター情報なし
誠信書房


癒しと成長の表現アートセラピー
クリエーター情報なし
岩崎学術出版社


いろいろ気づきがありました。

>

絵心ないので、上手くかけない自分を恥ずかしく思ったり、
ムリにカラフルに仕上げたいみたいな思いとか、
筆圧が弱く、感情が出にくい自分だとか、
相変わらず、自分のメタファーが乗り物であることとか
まったくキラキラ感がない作品に改めて自分の自己イメージに苦笑したり
身体の表現は、以前に比べれば伸びやかになっていたりとか。。。

評価しないといっても評価的な自分とか。
(せめて、そのことをいいか悪いかは評価しませんが)

そして、最後に仕上げたクラス全体での作品(ブログ掲載了承済み)ですが、
何とまあパワフルなことでしょう。

>

「つながりはパワフル」だ!

もう、ずいぶん前から左脳偏重への警鐘がならされていますが、
人材育成の業界でも、インプロやストーリーテリングのようなナラティブなアプローチが
増えてきました。

私が3月に参加した、Tグループ、それから先日、ダイアナ・ホイットニー女史から直伝いただいた
AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)にしても、
カードからのインスピレーション、造形、インプロなど、右脳を使うワークがふんだんに入っていました。

さて、この表現アートセラピーとの出会いがどのように発展していったのか?
久しぶりにディープなところに入って禊(みそぎ)をすることになりました。
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家族療法のこと

2014-07-05 00:02:20 | 産業カウンセリングのこと
先日、わが同志が、仕事の中で、子供の不登校の相談を親御さんから受けることが多いんだけど、どう対応すべきかという問題に頭を抱えておりました。

子供の不登校が、子供単体の問題として起きている訳ではないので、交流分析的には親との関係が気になる訳だけど、
個人的にはそこを分析したところぐらいではたいした状況の好転にはお役に立てないことはわかっておりまして・・・

そこでふと脳裏をよぎったのは「家族療法」のことでした。

実は、私は今、アクションラーニングコーチとして、チームというシステムに介入する「システムズ・アプローチ」の鍛錬中で、
その源流であるTグループを3ヶ月ほど前に体験しておりますが、このシステムズ・アプローチを初めて知ったのは「家族療法」でした。

ただ当時は、マンツーマンの支援に目が向いていて家族療法を深く学ぶことはなく、自分の家族関係にエッセンスを活かす程度でした。

問題を抱える集団の中で、特定の個人だけが問題だなんてことはない。
その背景には別の誰かの大なり小なりこじれた関係があって、その関係を修復させようという行動が問題として現れている。
(例:酒癖の悪い父の言いなりになっている母と不登校の子供とか)

で、ふと何だかふと本を読みたくなって、近所の図書館に運良くあったこの本。



タイトルは『セラピスト入門』だけど、読んでみると『家族療法の実際』って感じです。
一見、心理療法家向けのようだけど、家族が「際どい状態」「崩壊寸前」の時に誰もが読むと良いのでは?と思う読みやすい本(初版は20年前)。

いやー、面白かったーーー
「ありそう~」と思う事例のオンパレード。

しかも、行動療法的に提案される解決方法が「そんなんあり?」と思う、私にとってはかなり「ウルトラC」的な斬新さがありました。
たぶん産業カウンセラー講座でも、先生から紹介された事例で見聞きしたものと同じテイストの斬新さがありました。
行動療法ってこういうことなんだ・・・(汗)

で、ちょっと面白かったのは、いくつかの事例において、初回面談に続いて、2回目以降にカウンセリングを拒んでいる家族の同行を促す時の働きかけが、

「ご主人(お子さん・奥さま)は、来ていただけないでしょうねぇ?」と

ミスマッチャー型(まずはNoと反応しやすい)のコミュニケーションになりやすいことを前提とした質問になっていること。

私の母も、わりとミスマッチャーなんで、何か同意を求めても簡単にはYesと言わない娘泣かせなところがあり、
否定形の投げかけを否定させ同意を引き出す
という一手間をかける必要があり、同じような質問が有効に働くことが多かったのでクスッと笑ってしまいました。
(でも、実際に自分もカウンセリングの時には無意識的にしてるなぁ)

そんなことに着目しながら、一気に読めてしまうこの本。

セラピスト入門―システムズアプローチへの招待
クリエーター情報なし
日本評論社


そんな家族療法なんですが、企業内の人の問題だって似たようなものかと思うことは大いにあります。
私は、特定の個人に問題があるとは思いたくないし、思ってもいない。
企業の組織というまとまり(システム)の中においては、複数の人と人が影響を及ぼし合っているはずだし。

誰かのせいにして自分は悪くないなんて態度の人たちが、良くない状態をさらに強化してたりするのに、案外自分も問題の一部だとは簡単には認めようとしない(私もそうだった)。

コンサルの時にも心がけたいことなんだけど、誰か1人を治療することに意味はない。
「彼をなんとかしてほしい」「○○部門をとにかくなんとかしてほしい」というリクエストはあれども、
問題は個人・特定の組織単体で起きているのではないかという視点を大事にしながら個人、組織に向き合っていきたい。

あらためてこの本を読んで再確認しました。
古いけど良い本でした。

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普段どおりに接すること

2012-09-19 15:59:32 | 産業カウンセリングのこと
メンタルヘルスが悪化した方が、休職しないで職場にとどまるケースも増えてきているという話をチラホラ聞きます。

特に、若手の方が、休職したら戻れるか不安、休職・復職を繰り返しながら、自分の居場所がなくなるのではないかという不安もあって、出勤することを選び続けているのではないかとも。

私の身近なところにもいらっしゃいます。

そんな時の、産業医の先生の職場へのアドバイス。

『普段どおりに接してください』

言葉の意味としては理解できますが、私も机を並べて仕事をしていたら葛藤しそうです。

本人も反応することや動くこと自体が億劫だったりするのでそっとしておいた方がいいのかなぁと思ったり、でも居るからには仕事をお願いしてもいいのかなと思ったり。

しかし、日頃、「おはよう」「ありがとう」「おつかれさま」の挨拶や、他愛もない雑談、笑顔のない普段。

これが、普段どおりに維持されていく。

それで、回復につながるのか?

やはり人を選ばず、相手が元気な時も、病める時も、パフォーマンスを上げている時も、上げることができない時も、無条件での肯定的ストロークは、やっぱり日頃から必要でっせ・・・。

そういう普段が普段どおり維持されるようであるなら、「普段通りに接すること」に躊躇はいらないと私は感じています。

誰かが心を患ってから慌てるのではなく、当たり前に相手の存在をしっかり認めていることをシンプルに表現する職場でありたいものです。

そんなに難しいことではないのだから。

「関係の中で起きている病です。そして、関係の中で良くなっていきます」

と、今日は、仕事で経営層に話をさせていただきました。
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散漫な学び

2010-02-15 03:43:22 | 産業カウンセリングのこと
今日はバレンタインデーでした。

私は、代々木にて、昨秋から学んでいる認知行動療法の講座でした。
「対人恐怖」「パニック障害」に続いて、今日は「強迫性障害」について。

現在は、選択理論に基づく「現実療法(リアリティセラピー:R/T)と並行して、認知行動療法を学んでおり、正直、詰め込み・消化不良気味であるのですが、なるべく復習をして、忘却曲線の緩やかな低下を試みています。

産業カウンセラーの資格は、合格しただけでは、カウンセラーのスタートラインに立っただけ。自己研鑽なくしてできることなど知れています。

私は、合格してやがて3年になるのですが、そろそろ技法だけでなく、どんな心理療法を核とするかと考えた時に、現実療法が最も自分らしくクライエントを支援できそうな気がして継続的に学ぶことにしました。

過去に学んできた交流分析(ノンクリニカルTA)は、カウンセリングで使うことはないのですが、最近では、職場で問題行為のある社員についての相談を受ける時に、その社員の生きる脚本が、コミュニケーションのパターン・癖を通して見えてきているようにも思います。

問題の解決をしたいと思い悩み、考える人は多くの場合、上司。
当の本人は、自分では自分の行為が何も問題だと思っちゃいない。

現実療法では、問題は「人間関係」にあると考えます。

特定の個人に問題の焦点を当て、「刺激」で変えようとするのではなく、人間関係の回復を支援します。

現実療法は、コミュニケーション・プランナーと名乗って事業を営んでいる私のミッションにしっくりくるのです。

じゃ、論理情動行動療法や認知行動療法を学ぶ理由はどこにあるかというと、

症状によっては、早く効果が出て、完治しやすい心理療法をカウンセラーとして知っておくことは、クライアントの幸せにいち早く貢献できると考えるからです。

散漫で浅い学びになっているのかもしれませんが、複数の心理療法を学ぶと共通点と相違点が見えてきますし、

それぞれの療法のエッセンスが絡み合って自分の面談が進んでいくのも、最近はささやかな成長とも感じられます。

講座でご教授いただく福井至先生はFC(自由な子供)のエネルギー全開なので笑いが絶えません。

しかも、毎回、紹介されるセッションが目から鱗のものばかりです。

クライエントを思うが故に、クライエントと一緒に解決のためのエクスポージャーを試してみるビデオに出てくる福井先生が、温かく優しくて、治療としてのカウンセリングに唸ってしまうことばかりです。

私が最も感動したのは、視線恐怖を伴う多汗症のクライアントに対して、先生自らが頭から水をかぶり、服の上から脇の下を濡らし、クライエントを同伴して、街中を歩くというという事例です。

クライエントに、思ったより人は自分のことを見ていないことを、同伴者として実感してもらうためにとのこと。

行動療法の心理療法家は体を張っている・・・

まだまだ知らないことがたくさんあります。

とんでもない世界に足を踏み込んでしまったようにも思いますが、手法や自分の役割を限定せず、支援者として無限の打つ手を準備しておくことにします。

自分の散漫な学び方も、自分の特徴として、まずは心の赴くままに学んでいきます。

ポチっとお願いします。


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サバイバルノート

2009-12-25 12:35:39 | 産業カウンセリングのこと
さて、クリスマスですぅ~♪

私は、あいかわらず、色味のない毎日を過ごしておりまして、22・23日と、自分自身が受講者となってのインプットに出かけてきました。

22日は、我流になっており、楽しさも集中力も実感できなかった「マインドマップ」を何とかしたく基礎講座に。

23日は、「認知行動療法ステップアップ講座」の2回目に。

認知行動療法は、10月から3月まで継続して7回学ぶのですが、効果を上げている心理療法だけあってとても学び甲斐があります。

しかも、かなりシステマティックな心理療法です。

手順やツール、クライアントに課されたホームワークを有効に機能させながら、短期的な解決を目指すものであり、精神分析的な療法よりも治療期間が短くなることが既に知られていますね。

また、うつ状態に陥る前に、その治療のエッセンスをセルフセラピー的に実践することができれば、多くの人がもう少し楽になれるのではないかと思っています。

かくある私も、現状では大きくメンタル面で崩れることはないのですが、それでもストレスがない訳ではありません。

私だって、憂鬱になったり、嫌な気分になったりもするフツーの人間ですし。

でも、そんな気分を断つには、ゆがんだ認知が生み出す思考をいかに現実に対応できる思考に変え、好ましい感情を自分で生み出していくか、

思考が変われば感情は変わるんですから。

自分の中で、自動的に性懲りもなく、繰り返され、根拠のないままに勝手に信じ込んでいる考え(「不合理な自動思考」)には、往々にして「推論の誤り」が含まれています。

推論の誤りとは→「認知のゆがみ

それを、「推論の誤り」を含まない「合理的な自動思考」に変え、成熟した自動思考が生み出す、心地よい感情を伴う行動に変えていくこと、

コレが、リアルタイムで気づいた時にすぐできればいいのに・・・

ってことで、成熟した自動思考にアクセスがスムーズにできるように、実際の治療でもクライエントのホームワークとして利用される非機能的記録表を「トリプルカラム法」で、私も実際につけはじめています。

あんまり書くことなさそう・・・とか思ってましたが、洗い出せば案外あるもんです。

「5カラム法」も紹介されていますが、実際には、あまり分析項目が多いと、ホームワークをしないクライエントが多くなるので、講師の先生は「トリプルカラム法」をおススメなさっています。




写真は、カラムは4つにアレンジしていますが、結果の欄を独立させただけです。
しばらく、自分の不合理な自動思考に気づいた時に、書きこんでいく予定です。

左の欄から「自動思考とその時の感情」「推論の誤り」「合理的自動思考」「結果(考え直してからの感情)」

服薬中の方や、治療中の方が我流で行うのは危険ですが、まだシビアな状態ではないけど、繰り返し陥る不快な状況を断ち切り、健やかに暮らしたい方には取り組む価値はあると思います。

今後ワークショップの中でも入れていきたいと思っています。

書くって大事です。
書き残していくことってさらに大事です。

講座の講師の先生は、このノートのことを「サバイバルノート」と呼んでいらっしゃいました。

危機から何とか生き残るためのノート??

治療中の方は、良くなりたい一心で書き入れていらっしゃることと存じます。

取り組んでいらっしゃる方々に穏やかな日々が訪れますように。

たまにポチっとお願いします。

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いつも完全でなくともよい

2009-09-13 00:26:50 | 産業カウンセリングのこと
今日と明日は、「認知行動療法」の講座にて学習しております。

仕事の中で、断片的に扱うことはあるのですが、もっと概要を知り、学びを深めるために、機会を待っておりました。

何せ産業カウンセラーにとっては、効果の面から言って、確実に押さえておくべき内容。前回は定員オーバーでしたので、待ちに待っておりました。



ベックの「認知療法」とアルバート・エリスの「論理情動行動療法」を中心に。

ビデオあり、ツールあり、ロールプレイありであっという間の1日目です。

最近は、大なり小なりうつ症状を呈する人は確実に増えていて、書店では、いろんな癒しの本が並んでいますね。

手にとって、パラパラって見ていると、だいたいこの2つの心理療法のエッセンスや東洋思想が元になっているんだろうなぁという本が多いです。

エリスの療法では、「~でなければならない」「~であるべきだ」という信念は、現実に対応できない場合は、非合理な信念(イラショナルビリーフ)と言われており、

「~であるにこしたことはないけど、~であったらいいなと思うけど○○でもいっかなーー」ぐらいの合理的な信念(ラショラルビリーフ)に修正することをおススメしているのです。

「なんてヒドイ、耐えられない」なんて考え方も「不都合だけど、誰にでもある、そんな時もある」ぐらいに修正することが楽に生きる上でできたらよいですよね。

お金のように数値化できるものは、多い少ないの比較が可能だし、どれだけあれば幸せかなんて誰にもわからない分、豊かさを経験した私たちが、付きまとう不安を解消するには欲求が過多になりがち。

「完全な安心」なんてあんのかなぁ?(そりゃ役割として提供しないといけない「完全」はあるよ・・・)
今は自分だけでなく、大半の人にとっては厳しい時代だ
今は、守り、種蒔きの時期と思って、好転するのを待とう
探せば、何とか切り抜ける方法はあるだろう

ぐらいの構えが、悪質な預託・投資話の被害者が後を絶たないわが国の国民には必要なような気がします。
あと、厳しい雇用の状況に直面し、つらいと思うけど自暴自棄にならない為にも必要な考えと思います。

現実を冷静に行動で乗り切ること・・・

大事なのは、子供のように大騒ぎせず、感情に流されすぎることなく、現実に対応することだと思う。

とは言え、渦中にいる時は、なかなか現実に対応しづらいもの

私だって、

個人的には、親から「完全であれ」のメッセージをもらっているので、「完全でなければ意味ないーー」って考える傾向があることを知っているのですが、

うまくいっている時はいいけど、苦しみが続く時は、「今のままでも十分なんじゃないん?」「他の人よりはできているんじゃないの?」ぐらいの自分への許しのメッセージが必要だなと思います。

最も、私を苦しめるのは「他人を喜ばせろ」のメッセージ(笑)

「みんなを喜ばせることなんてそもそもできるの?」「1人や2人ぐらいは相性が合わない人っているやろ?」ぐらいのメッセージで息苦しさから脱出。

今、自分の頭に浮かんでいる考えが、現実に対応できる考え方なのか客観的に考えることが大事。

やっぱり、自我・成人(A)を鍛え続けるることやなぁ・・・

現実対応できるよう、客観的に考えた上で、ポジティブな考えができたらいいなぁと思う夜です。

未完成のまま走りつづけ、追いかけたい・・・自分だけの勝ち負けのない勝利(幸せ)



たまによろしくお願いします。

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メンターを知る

2009-01-10 10:53:41 | 産業カウンセリングのこと
勤め人ではなくなって、自分には上司がいません。
実際には、4年前を最後に自分には上司らしき上司がいなかったと思っています。

そうは言っても、第三者から助言をいただいたり、人を紹介していただいたりとそんなことで「ありたい自分」を叶えてきたように思います。

昨年、遠くに住む、大事な友人が心を患い休職しました。近くに行った時に、話を聴いたり時期をみてメールをしたりとはしていました。

しかし、そもそも利発な彼が望んでいたのはそれだけでよかったのか、カウンセラーという鎧を脱いで考え見ると、人それぞれ支援の仕方は違うはずだと思えてなりませんでした。

職場での問題が引き金になって、心の病になる人が増えています。

私は、投薬やクリニックへの通院、休職の前に、「利害を超えた人と人のかかわり」が必要だと思っています。

話を聴いてくれるだけでなく、その人の事情によって、自分の経験で問題解決のアドバイスや人脈を紹介してくれる人が、もっとたくさんいたっていいと思っています。

過去に、こんな本を読みました。

仕事も人生もメンターがいれば、うまくいく―ビジネス成功の90%は人脈で決まる
宮崎 ゆかり
ユウメディア

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この何年か私はそういう人たちの支援を受けているのですが、本人たちは気づいていないのですが、彼らは「メンター」なのです。

この本を読むと、メンターとの出会い方なんかも、副次的に理解できたりします。

時々、アドバイスや紹介してくれる人物が、ちょっと違うかな・・・と思うこともあるのですが、「ちょっと違うけどやってみよう」とか「ちょっと違うけど会ってみよう」とか思うことが次のチャンスにつながったりしています。

また、なぜ違和感を感じるのか、そこで立ち止まって自分の意志を確認する機会にもなりました。

本人たちは気づかないかもしませんが彼らは私にとってメンターなのです。

諸姉諸兄からみる、小娘的な私の可能性に見通しが立っているんですよね・・・。
そして、惜しみなく分け与えてくれる。

こういう人たちがもっと身近にいると、自分の目指したいものに近づける人がもっと増えると思うし、心の病に陥る前の閉塞感を打破できると思うんです。

そして自分自身も自分の経験や人脈、学習機会を相手に合わせた形で還元できるようになってきているのも確かです。

読者の皆さんの中にだって、会社の先輩・後輩の関係の中で、すでにメンター的な役割を求められている方っているでしょう?

それぞれの立場で人は皆、メンターになれるし、メンターと出会えると思っています。

あなたのクリックで今年も元気 


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産業人メンタルヘルス白書

2008-10-15 22:19:38 | 産業カウンセリングのこと
メンタル系の研修の準備をしながら、メンタルヘルスに関わる統計値を追っていくのは興味深いです。

基本的に、こういう数字を背景や現象と結びつけて考えるのが好きです。

数字にストーリーに重ねてみる・・・・

中でも、「産業人メンタルヘルス白書」が、非常に興味深いです。

たとえば

2007年度版には、
「産業人の『信頼』低下が長期的に継続 ~新しい信頼関係の確立が急務~」

と、いう大きな見出しがついていて、職場における自他への「信頼」の低下に、大きな警鐘を鳴らし、

働く人の精神健康度の鍵を、職場の精神的風土の改善:THE本丸にメスを入れる勇気を問うているように思います。

そう簡単に変わらない風土にザックリと・・・

2008年度版では
「メンタルヘルス向上には良い組織をつくる視点が不可欠~『方針理解』『承認(声かけ・あいさつ)』が創発点~」

と、いう大きな見出しがついていて、職場運営項目(声かけ・あいさつ・方針目標・仕事範囲・進捗管理・自己成長)とJMI心の健康診断尺度の相関の中で、

「方針理解」「承認(声かけ、あいさつ)」との相関の有意性から、この3つの方向から組織を構築していくことが有効と示しています。

理念・目的と目標、自分の役割がしっかり認識されているって、働く者に意思がある以上、最も大事だとは思うけど、

短期業績志向的な目標とその中で、工数・コストに換算されるだけの仕事になっていたんじゃ、

本来の自分の仕事の意味・意義・価値を知る人にはむなしくもなるのは当然です。

白書を読みながら、自分が研修の中で力を入れているポイントを講師の独りよがりでないものにしていけると思っています。

今日の仕事は、熊谷でした。

出張というには近すぎますが、睡眠不足を補うために爆睡するには十分な移動距離です。

お昼は、地元では人気の「田舎っぺうどん」さんでいただきました。

塩肉ねぎ汁うどん



一見地味なのですが、カナリ好きな味・・・黄色っぽい手打ちの麺で、右手が攣りそうでした。

熊谷には地粉で打ったうどんを食べさせるお店がいくつもあるようですね。
(ちなみに、ここは地粉かは明記なしでした)

それにしても、
今月は、よく手帳を見ると休みがあと1日しかないことに気づきました。

「自営業者は仕事があるうちに働いとけ!」

と、多くの先輩に言われますので、ありがたく頑張らせていただきます。

アホみたいにほげーっとする時間も極力取りながら、「追われている感」がないように安全運転でいかねばなぁと思っています。

ってことで、今日はもう限界なので、早めに寝ます・・・

たまにクリックよろしく。


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過去と未来の学び

2008-08-30 23:55:53 | 産業カウンセリングのこと
本日は、キャリアコンサルタント試験でした。

ゲリラ豪雨で、電車が遅れたらたまらんですので、さすがの私も、試験開始の1時間前には会場入りしていました。

試験の方は、産業カウンセラー試験と同じく、10日前からの猛勉強でして、できばえは玉砕は避けたかなぁ感じという感じですが、結果はどうなんでしょ・・・・ね。

今年のテキストは昨年までのものに比べると、大幅に分厚くなったそうです。

しかし、テキストは「読み物」として本当に楽しかったですし、勉強も、苦痛はなく楽しんでできました。

来年も受けても構わないくらいです(笑)

キャリアコンサルタントの勉強をして、これまでの自分のキャリア形成が、なぜ苦しいものだったのかがわかりましたし、その一方で間違ってもいないことを知りました。

これからも、このままでいいことも信じて疑いません。

今の仕事は、働く人の能力開発に関わるものですし、クライアント企業の社員のキャリア開発の情報提供もしていくつもりですから、今回の学びは現実味のあるものでした。

13時からの試験で、昼食はホント軽めでしたので、休憩時間には、体操の内村航平選手も食べているあのチョコで、糖分だけ補給です。



すでに、私のマイブームだった時期は2年以上も前・・・・

過去にもこんな記事書いています→コチラ

帰りは、やはり大粒の雨で、30分ぐらい会場に足止め。
自宅最寄り駅から自宅までは、自転車でしたのでズブヌレ・・・。

急いで帰って、次の予定先へ急ぎました。
慌しい1日でした。

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着火型人間

2008-08-17 00:47:37 | 産業カウンセリングのこと
CS(顧客満足)は、もはや、どのような仕事をする上でも欠かせない視点となりました。

そして、CSはES(従業員満足)があって実現するものと言われています。

このES(従業員満足)ってなんやねんろ・・・・と追いかけて4年ぐらい経ちます。

従業員が満足するにあたって、満足は経営・上司と部下との関係性においてのみ検討すればよいのかとしばらくの間考えてきたのですが、

従業員こと部下から経営・上司のへの依存の視点だけで考えていては、環境は変わらないということを感じています。

ある時、「上司に自信や希望を持てなくする部下」がいるという視点を何かの記事で目にしたのでした。

今、多くの職場では、上司・部下ともに自分のことで精一杯という状態です。
多分、この状態が劇的に変わることって難しいと思います。

上司も自分のことで、精一杯。

仕事や家庭、健康に問題や負荷を抱えた管理職年代の方にもメンタル不全が増えるのはうなづけます。

そこに、部下とのコミュニケーションや、部下の仕事の動きが悪ければ、それもストレスになりましょう。

部下は部下で、仕事量が多く、見回せば常に数字と戦い、加えて環境変化の速度についていく疲労感を感じざるを得ない。

そんな中で、十分な承認が得られなければやりがいも実感できにくいですよね。

みんな余裕がない中で、モチベーションを維持していこうと前向きな人は、

自分自身を癒し、そして自分のモチベーションを高めるために心理的な取り組みを自分に仕掛けているように思います。

自分に着火することができる人です。

自分の仕事に、自分が満足するためには、自分自身が自分の使命を見失わず、自分がその仕事を選んでいるんだという自覚を持ち、

心の中にやりがいという「火」を自分自身が持ち続けることだと思っています。

そして、組織を構成するメンバー1人1人が、心の中に、大なり小なりの「火」を持ち続ければ、組織としてやりがいが実感できるはずなんでしょう、が・・・・。

私が知る限り、自分の中に「火」を持てる人は、次は、同僚や部下に火をつけ、上司に火をつけ、そのことで自分自身がまた燃え上がることができます。

コミュニケーションの希薄化は職場のメンタルヘルス低下の大きな原因です。

「希薄化」という漢字3文字で片付けるのは実に簡単なことです。

「係わり合いが薄い」ことを変えるには、しくみや待遇を変えることではなく、まずは自分の周囲の仲間や上司、部下と濃密に関わるべき時にしっかり関わることが大切ではないでしょうか。

関わるべき時に、「関われない」のではなく、思い込み・囚われ・偏狭な受止め方が生み出す相手への無関心や不寛容さ、排除や強制・強要が、

「関わらない」状況を生んでいるのであれば、解消すべきものは自分自身の中にあると考えます。

ESは、どの立場でも、メンバーの満足を考えて関わりあっていくことで実感することができるのではないでしょうか?

もしかしてそれはESではなく、組織としての満足?Organaization Satisfaction:OS?

だっさいな・・・Team SatisfactionでTSってのはどうやろ?

名前はどうでもいいんですけど、

必要なのは、自分に火をつけ、仲間に火をつけ、上司に火をつけ、部下に火をつける、そんな着火型人間だと思うんです。

火は、鼓舞するような、決して燃え滾るものに限定されるものでなく、暖かさに溢れる肯定的なストロークの交換です。

認める、誉める、肯定する、賛える、労わる、労う、慰める、励ます、勇気付ける、

どれも、無料の報酬。

与えても与えても、本来は自分の奥底から必ず沸いてくるストローク。

職場のコミュニケーションはもっと力を取り戻し、皆がやりがいを実感できる組織を主体的に作れるのではないかと思う日々です。

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日雇い派遣労働者の今後

2008-06-25 22:07:41 | 産業カウンセリングのこと
キャリア・コンサルティング試験の実技免除の証明書が昨日届いていて、出願の準備をしています。

キャリアコンサルティングの講座は、産業カウンセラーに比べて期間は短かったものの、

改めて自分のキャリアの棚卸しや、「働くとは何ぞや」という自分の見解を問うたり、働く人と向かい合う「人間観」みたいなものを再考し、6月は充実した期間でした。

さて、

日雇い派遣大手のG社の廃業が決まりました。

すごい人数の雇用の対策が必要な事件です。

日雇いのまま仕事をしたい人にとっては、大きな問題でしょうし、

これを機会に仕事を考え直したいという方にも、大きな転機になるでしょう。

派遣元・派遣先の企業が二重派遣の問題を見てみぬ振りし、表面化してからも、ずいぶん時間は経ちました。

私は、特定の企業を非難するつもりはありません。

むしろ、派遣労働者の組合などの地道な戦いをドキュメンタリー番組などで見るに、あのやりきれない思いが世の中を動かしてきたのだと思うと、

不遇な環境の中で自分の自尊心を保とう、より良く生きることを諦めずに戦ってきた不器用なエネルギーを讃えたい思いがしてきます。

先の秋葉原の悲惨な事件が、極端なまでに雇用の不安定な若年層の負の部分をあぶり出しました。

こんな事件があって、厚生労働省も、規制緩和路線を改め、規制や廃止の方向に動き出しました。

私には、これまで印象に残っているキャリアコンサルタントの方が2名います。

養成講座でご担当いただいた先生からも、人が働くことを支援する「いい意味での執着心」を教えていただきました。

キャリア・コンサルティングは自己理解に多く時間を費やすケースが多いです。

私の場合、働くという軸で、自分を整理したことは、心理学的ツールで自己理解を深めたこととは訳が違いました。

(結果的に、今、自営で仕事をしていますが、コンサルティングを受けていた時に、答えは出ていたのです。)

そして、私のいただく研修の内容も、労働市場の変化にも、骨太に対応していく必要があるでしょう。

研修でお邪魔した企業では、20・30代の中から、人間味のあるリーダーが育っているのを頼もしく思う昨今です。

今後は、若年層向けのOJT関連の研修を担当していくことになっており、若い力が連鎖し、職場が活気づいていくことを楽しみにしています。

新しくお仕事を探される方が増えると思います。

どうか、過去を値引きせず、未来志向で人生を切り開いていってください。

ひとりでではなく、支援先でいいカウンセラーやコンサルタントの方に出会えますように。

いよいよ、見たことのない順位になってまいりました・・・
明るい明日のためにポチッとよろしく。


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他虐者の基準

2008-06-16 23:39:42 | 産業カウンセリングのこと
土日はキャリアコンサルティング講座でしたので、今日は仕事を入れず休みにしていました。

先週と今週は、ロールプレイがずっと続くのですが、

どんなロールプレイでも、だいたいは、ロールをやった人が振り返りをし、他の人はフィードバックをする訳なんですが、

練習をした本人は、得てして振り返りの時に自虐的になりがちで、

フィードバックする人って、誉めてばかりで無難に纏める人と、辛口で他虐的になる人もいたりして。

本来フィードバックっていうのは、良いとか悪いとかの評価は加えないもの。

評価や押し付け、非難が混じるとそれは「フィードバック」とちょっと違うものになってしまう。

さすがに、同じ分野を勉強していると、相手に対して評価・押し付け・非難また攻撃みたいなストロークを発している人ってそう多くはいないのですが、

講師の先生がおっしゃってました。

「他虐的な人の基準は自分の価値観です」

あーっ、核心突きすぎ・・・

ロールプレイのフォードバックって習った内容が基準になって、その鏡に照らし合わせて現実がどうなのかってところに主眼が置かれるべきで

その人の経験とか価値観で良し悪しを決めるものではないはず。

広く社会生活を営む中でも、他虐的な人のコミュニケーションってそうなのか?

自分基準、自分の価値観を握り締めたままで他の価値観と触れ合うことを拒んでいるような気もし、

自分が他虐的になる時もそんな時です。

価値観って、自分の奥底で密かに「育てていくもの」なのかなぁと最近思います。

価値観は、譲れないものには違いありません。

他者の価値観と交わりを楽しみ、協調したり、時に多少の妥協したりしながら、

相手を尊重し、感じる違和感から自分の価値観の理解をより一層深めるのではないかと思います。

悲しいかな、価値観の違いで決別することもあります。

でも、それは、価値観の違いではなく、人間をどんな風に見ているのかといった「人間観」や交流分析でいうところの「人生態度」の違いなのではないかと思います。

自分では自分の価値観で人を傷つけたくないと思いつつ、無意識とは怖いもので、どっかで何かしでかしてる気がします。

「今、ここ」的な気づきで、有意義な価値観の「わかちあい」の場を持ちたいと思います。

1日1回ありがとうございます。
お蔭様で・・・・

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唯一のつながり

2008-06-10 23:43:48 | 産業カウンセリングのこと
先日のキャリアコンサルタント講座の事例研究で、年収200万円未満で、携帯電話の利用料金が月1万1千円という金額がどうなのかという話題になりました。

私の感覚では「高い」という印象でした。

NPO自立生活サポートセンター・もやいに相談に来たこの相談者へは、金銭感覚を改めた方がいいのでは?という意見が多く上がっていました。

しかし、単発や短期の派遣就労の仕事を得るには携帯電話は必須。それから、唯一の楽しみである「携帯電話」と事例研究の資料には書かれていました。

あるグループから「これによって、つながり、自分の居場所を得ているのだから、これを減らすように導くのは酷である」というコメントがありました。

私は、このブログをあるランキングサイトのメンタルヘルスのカテゴリーに登録している関係で、1日1度は、メンタル不全に苦しむ方の記事を読んだり、コメントしたりします。

どんなブログがエントリーされているか、もし関心があったら覗いてみてください



強い薬や、快方に向かう一方で減薬との戦い、自分を責めて、否定して、引きこもっている人もいれば、仕事を続けている人もいて、

その一方で、思ったより、上手に病気と付き合っている人もいます。

大なり小なりどっちも痛々しい・・・・

しかし、書くという行為を通じて、「自己理解」を深め、そして公開することで、会ったこともない人から暖かいコメントをもらうことによって、

また自分を肯定できるようになって一進一退を繰り返しながら良くなって、職場復帰できている人もたくさんいます。

そして、その人たちが、自分の克服経験から「勇気付け」のメッセージを発信する。

遠くの他人とのつながりで力を取り戻していく人もいれば、破滅的に方向に向かう人もいて微妙なのですが、

「FacetoFace」だけではなく、自分なりのやり方で、良くなっている人も確かにいるということです。

このような問題については「社会の闇」の部分とも言え、関わらずにいようと思えばいくらでも関わらずにいられると思うのです。

でも、産業カウンセラーであり、キャリアコンサルタントになろうとしている自分が、現段階でこの問題を直接解決できる力がなくとも、

少なくとも理解を示し、できる範囲でつながっていくことって自然なことだと思うのです。

「つながり」は社会資本。

すぎなみ大人塾の講義で、強烈にインプットされた言葉です。

人はつながりの中で生きていて、つながりを求めて生きるのは自然なこと。

1年経って咀嚼しています。

1日1回ありがとうございます。


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違和感の解消

2008-06-09 23:07:28 | 産業カウンセリングのこと
昨年度学んだ「すぎなみ大人塾」(リンクはpdfです)では、講師の新谷大輔先生から本当にたくさんの知らない世界と教えていただきました。

個人的には、在籍中、思いを強くしていたのが「若者のキャリア支援」です。

これまでの仕事の中で、フリーターの方の教育に関わることも多かったし、今、キャリアコンサルティングを学んでいるのも、そういう理由が背景にあります。

おとな塾受講中に、社会事業モデルを考えていた時に、ずっと心の中に違和感を覚えていたのですが、それが何なのかがわかりませんでした。

例えば、ワーキングプアの問題。

ニート・フリーター・・・・

年金未納の人が増えれば、ただでさえ維持できない日本の社会保障制度はどうなんの?

所得税を納めてくれないと財源は減る一方、移民政策も不透明な中での今も進行する労働力不足などどうすんの?

ニート・フリーターが、もっと頑張ればいい・・・・

と考えながらも、彼らを単なる「労働力」の確保のために、財源確保の共同体と考えることにどこかしら違和感を感じていました。

しかし、この本を読んで、なるほどと思いました。

「雨宮処凛のオールニートニッポン」

雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書 86)

祥伝社

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この本の冒頭で「コトバノアトリエ」代表理事の山本繁さんが、書いていた部分で

彼らを支援する人たちが陥る共通の誤りは、彼らを社会のルール・労働市場のニーズに合うように作り変えようとしているのではないか、と指摘している点です。

違和感、解消・・・・

「コトバノアトリエ」や「トキワ荘プロジェクト」は、文芸や漫画などの面で才能あるニートやフリーターを伸ばそうという支援。

私のような組織からはみ出して、自分の意思でやりたくない仕事を選ばずに生きている人間が、この違和感を見過ごし、彼らを労働市場に合うような「作り変え」の考えに陥っていたら、

相当な大バカモノになるところでしたよ・・・・

ってことで、

セーーーフっ

ニートやフリーターは決して怠惰な訳ではない、コミュニケーション力が弱いだけではない。

十羽ひとからげ的に論じることは、「人としての尊厳」を忘れた「大人の不寛容さ」であると思えてなりません。

一人ひとり事情が違うのだから。

こんなニュースがインターネット上に配信された→「20代の関心事は貯金」

彼らだけのせいではないということ。

でも、何らかの形で学ばなければならんよ・・・・

先日のキャリアカウンセリングの講座でも、時代が変わっているのだという前提で、

正社員雇用を増やそうという施策はあれど比率は増えるわけではなく、正社員になれない敗北感みたいな風潮が高まる中で、

自己否定感を払拭し、労働力の一端としてだけではない、お金だけではない、自分の「なりたい自分」で生きていける自己選択を支援することが私たちの役割なのではないかと思います。

素直な心で自分を理解して、自分で選んで、自分で変わる。

なにで読んだか忘れてしまったのですが、「夫が妻子を養う家庭経営」から「家族で世帯年収を積み上げていく家庭経営」という記事を読んだことがあります。
(子が小さい時は、強い支援が求められようが・・・)

家庭という最も強くあらねばならないユニットの強いつながり・・・。

固定観念に、凝り固まってしまいそうだった時に、立ち止まって考えることができたことに感謝します。

いつか自ら手を上げた若者が遠慮なく学べる場所を作ってみたい。

仕事が軌道に載ったら、もう一度考えてみたいと思っています。

1日1回ありがとうございます。


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産業カウンセラーのキャリアカウンセリング

2008-06-08 21:34:49 | 産業カウンセリングのこと
今日は、キャリアカウンセリング講座の特別講習の最終日。

講師の先生は、基本的にワーク中心で進めて下さるのと、全てのグループの発言が聞けるので有意義でした。

本日の課題は、職務経歴書の書き方とカウンセリングプロセスの中のクライエントの自己理解について。

私は、一昨年の10月に書いたものを、昨年の11月に再びキャリアカウンセラーの先生に見ていただいています。

半年前に研修会社に持参しているのですが、この職務経歴書は、渾身の力作(?)というか、もうこれ以上いじれないだろうなぁと思います。

見直すと、自分の苦悩の日々や、自分に向き合って、自分のリソースの整理とか「これからどうなりたいのか」とかってそんなことばっかり考えていた日々が懐かしく思い出されます。

「読んで呼ばれる職務経歴書」になるよう導いてくださったキャリアコンサルタントの方には、お礼を申し上げたいです。

いつか自分が指導する立場になった時には、自分がクライエントの役に立つことで恩返しを必ずしたいと思います。

そして、キャリアカウンセリングの事例検討は、ワーキングプアの状態にある男性の事例。

最近のメンタル不全は「先行き不透明なキャリア」に端を発するケースが増えてきています。

孤独に鬱と戦う方のブログはたくさんあり、心が痛みます。

モットコエデツタエアイタイネ・・・

産業カウンセラーが行うキャリアカウンセリングは、得意とする「傾聴」の力を遺憾なく発揮し、暖かい信頼関係の中で、自己開示、そして自己理解を促されるべきもの。

そして、自己肯定感をどこかで忘れてきたクライアントのリソースをもう一度、太陽に当て、息を吹き返すのを支援します。

変えられない過去は、見方を変えれば変えられるし、キャリアカウンセリングは完全に未来志向。

ここでもソリューションフォーカスアプローチの視点は多いに生きます。

単に、仕事のマッチングだけではなく、自己肯定感・自己効力感を取り戻す、高める支援が必要。

おりしも、契約しているクライアントでは、将来的にはそのような支援も求められ、学び甲斐があります。

学んできたことのつながりを実感します。



写真は、講座で知り合ったFさんからいただいたフレグランス。
調香のお仕事をなさっているそうで、心当たりないんですが「お礼に」とのこと。

ジャコウとシトラス中心で作って下さいました。
ムーディな重みのある香りですよ・・・・。

一人でつけるとちょっとサミシイ感じです(笑)

今週は、ヘヴィ目の1週間なので気を引き締めて頑張ろうと思います。
腕立て、腹筋も日課です。

1日1回ありがとうございます。



先週は閲覧数が「1765 PV」でした。
たくさん読んでいただき、心より感謝申し上げます。
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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
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