今日、夕方6時少し前に参院本会議で教育基本法改定案が可決された。
全国各地の街頭でも署名活動がおこなわれていたし、皆さんも政党や議員にファックスを送るなどして反対の意思表示をしてこられたと思う。つい先日おこなわれた「教育基本法「改正」情報センターのアピールに対する市民緊急賛同署名」は、数日間で総数1万8000人余の署名が集まった。
それでもなお。――反対する多くの声を無視して、与党は強引に押し切った。これを暴挙と呼ばないなら、暴挙という言葉がビックリするだろう。
衆院で採決が強行されたときも腹が煮えくりかえったが、ずっと怒り続けているので胃潰瘍になりそうだ。安倍政権は健康に悪い。(そう言えば辺見庸さんが脳出血で倒れたとき、友人のひとりが「辺見さんは今の社会に腹を立て続けて血圧が上がって、それで頭の血管が切れたに違いない」と言ったのを思い出す)
ともかく、怒っているのである。あまりの腹立たしさに、ほとんど絶句状態。言葉も出ない。(書けばおそらく、「教育基本法採決の強行に満腔の怒りを」 、 「教育基本法・可決へごり押しは教育に悪い」 などで書きなぐったのと同じような話になるだろう……)
改定教育基本法成立を受けての安倍首相の談話なるものの要旨が、時事通信から配信されていた。
《首相談話の要旨》【改正教育基本法の成立は誠に意義深い。このたびの改正では、これまでの教育基本法の普遍的な理念は大切にしながら、道徳心、自律心、公共の精神など、まさに今求められている教育の理念などを規定している。この改正は、新しい時代の教育の基本理念を明示する歴史的意義を有する。本日成立した教育基本法の精神にのっとり、個人の多様な可能性を開花させ、志ある国民が育ち、品格ある美しい国・日本をつくることができるよう、教育再生を推し進める。学校、家庭、地域社会の幅広い取り組みを通じ、国民各層の意見を伺いながら、全力で進める決意だ。】(21時1分配信の記事)
多様な可能性!! 志!! 品格!! 美しい国!! アンタにだけは言われたくないよ、という言葉の洪水。国民各層の意見を伺いながらって、アンタね、「絶対反対」だけでなく「もう少し慎重に」という意見まで無視した揚げ句に、そりゃないよ。この人は歴史を勉強していないのではないかなどと疑われたが、もしかして国語もやっていないのか。キレイでそれらしい単語だけ寄せ集めたらこういう上っ滑りな談話になります、という絶好の見本。
「ファシストどもがほくそ笑む日。今日は2006年11月15日。この日を忘れまい」とnizanさんが書き留めておられた。私もこの日を忘れまいと思ったけれど、今日という日は11月15日以上に忘れまい。私の周囲でも「これのどこが悪いのか、さっぱりわからん」と首捻る人の方が多い教育基本法が虐殺された日。憲法とリンクする法律であるがゆえに、憲法殺しを目指す者たちによって、その前夜祭の生け贄として屠られた日だ。
だがまだ、負けたわけではない。ハムニダ薫さんの言葉を借りれば、「絶対にあきらめない」。少しずつ少しずつ(無理せずボチボチと)、彼らを追いつめていきたい。最後に笑うのは彼らではない。
力の政治、世界の遅れているとされる国家の政治です。
140年前、この国は方向を誤ったのです。
日の丸も君が代も愛国心も構わないのです。
ただ、国家が国民の命を自由にできる、国家という大義名分の下で国民の命をもてあそぶことが許せないのです。
教育が、真の教育がなされていたならば、このようなことにはならなかったでしょう。
教育こそが社会を変えることのできる唯一の方法だったのです。
子供たちがあれほど訴えていたことがわからなかったのですか。危ないよ、危ないよってあれほど叫んでいたのが分からなかったのですか。
明治維新以来この国が歩んできた道を御覧なさい。
今回の自・公連立政権の暴挙には、本当に頭に来ます。
TBさせて頂きました。宜しくお願い致します。
「いいかげん同盟」をあらためようと思っていたのですが、BLUESのアニキの意見を読み、あらためられなくなった「いいかげん」な男です。
しかし、いっくらワタシがいいかげんでも、絶対に譲れないことがあります。
「自律」し「独立者」であらんことを希求する人間を、抑圧し抹消しようとする国家です。
「いいかげん」であろうと「いくじなし」であろうと、ゆずれぬ事にには「No!!」を突きつけていきましょう。
あんまりあちこちにTBをつけたので、こちらへつけたかどうかわすれちゃって、ご挨拶。
「教育基本法を元に戻す」署名運動の提案です。
実際は難しいかもしれないけど、選挙で意思を表明する以外の方法を、いろいろ考えないといけないと思います。
いきなりの選挙運動では、無党派層のしらけは解消されないし。
この提案、どんなもんでしょうね。
朝刊の紙面で教育基本法改正が大きく扱われているのを読んで、頭に来たので新聞の読者室に電話しました。
「なぜ今頃になって取り上げるのか。今までに大きく扱って来なかったのはどうしてか?」 電話口の主は「今までも扱ってきましたよ。自民党の改正案が発表された4月に『かなり』スペースを割いて掲載してます」
「安倍内閣が発足して教育基本法がクローズアップされてから大きく扱ってないですよね」「そんなことはないです。ちゃんと取り上げています」 「私は毎日紙面をチェックしてますが十分だとは思えない。法案が成立してから大きく扱っても意味ないでしょ」
とこんな感じのやりとりをして、最後に「共謀罪はあなたがたマスコミにも関係がある。もしも成立したら自分の首を絞める事になりますよ。ちゃんと大きく、具体的な例を載せわかりやすく掲載してください」と伝え電話を切りました。
makuriさん、はじめまして。ようこそお越しくださいました。「こんな夜中に」……って、別にTBやコメントが入るたびにアラームが鳴るとかそういう設定しているわけではあるまいし、私は自分の勝手な時間に読ませていただいています。いつでもどうぞ。
路傍の石さん、そうそうそう。私も新聞みてひっくり返りそうになりました。あんたらの役目は、事後報告することじゃないだろ! 電話されたのですか、行動が早いですね。私はまだです。これから各社に抗議メールでも送ります。
dr.stoneflyさん、私もいい加減でいくじなしなもんで……あは、我らがBB兄貴に「そりゃ違うだろ」と指摘してもらって「あ、間違えたかも」と考え込んだのですが(この辺がいい加減なんですな)、やはりまだいくじなしの看板はおろせません……。「こちとら、いくじなしやからネ。上から統制されたり、おまえは愛国心がないのかなんて恫喝されると小便ちびりそうになるのんよ。そんなのはごめんだね」。
ものも言えない状況ですが、これを機にNOGIさんを見習ってブログを始めました。やはりネットには可能性があるんではないかと。
「野党議員の無力、与党議員の暴挙」とのご意見ももっともながら、私にはマスコミの罪があまりに大きく感じられます。さかのぼれば小選挙区制の導入以来、国民の声を反映しない仕組みができてしまったようで、得票率では五分五分であったにもかかわらず大差がついてしまったあの「郵政選挙」がそれを象徴しているように思えてなりません。
http://lorenz.com/product.aspx?id=15_2010H
を来年の流行歌にしたいと思います。2声版、3声版もあります。
まずは楽譜を調達せねば。。。
英語ページに強い方、ご連絡下さい!
アメリカの子分の自民党。
防衛省格上げでアメリカからまた戦闘機輸入ってこと?
だけど、アメリカに押し付けられた憲法はいやだ。
なんか矛盾しているんだなあ。
ただ、ポリシーがないだけかね。