我が家の洗面台には、銀色の蓋のガラスの容器が4つ置いてあります。
ひとつは使い捨てコンタクトレンズ、もうひとつはコットン
残りの二つには貝殻を入れています。
手前の容器の美しい貝殻は、ミラノで、いただいたものです。
娘とバスに乗っていると
ビニール袋を大事そうに手に抱えたおじさんが乗ってきて
娘の前に座りました。
娘がCiao!と挨拶すると、おじさんはニコニコしながら
ビニール袋を揺すり、カチャカチャという音をたてて娘に話しかけました。
「これ、中に何が入っていると思う?」
「・・・分からない・・・」
「当ててごらん」
結局娘の推理は当たらなかったのですが
おじさんがビニール袋から
ぴかぴかに磨かれた貝殻を、そっと取り出して見せてくれました。
「わあ、きれい!」と娘。
おじさんは
「そんなに喜んでくれるなら、全部あげるよ。
夏に海に行った時に拾って、洗って磨いておいたんだよ。」
と、偶然バスで出会った娘にすべて下さったのです・・・
今思い出しても、夢のような不思議な出来事なのですが・・・
何かと心細い異国での生活では、こんなやりとりが
ことのほか心に沁みました。
ちなみに手前から2番目の容器に入っているのは、ニースの石と沖縄の貝です。
ひとつは使い捨てコンタクトレンズ、もうひとつはコットン
残りの二つには貝殻を入れています。
手前の容器の美しい貝殻は、ミラノで、いただいたものです。
娘とバスに乗っていると
ビニール袋を大事そうに手に抱えたおじさんが乗ってきて
娘の前に座りました。
娘がCiao!と挨拶すると、おじさんはニコニコしながら
ビニール袋を揺すり、カチャカチャという音をたてて娘に話しかけました。
「これ、中に何が入っていると思う?」
「・・・分からない・・・」
「当ててごらん」
結局娘の推理は当たらなかったのですが
おじさんがビニール袋から
ぴかぴかに磨かれた貝殻を、そっと取り出して見せてくれました。
「わあ、きれい!」と娘。
おじさんは
「そんなに喜んでくれるなら、全部あげるよ。
夏に海に行った時に拾って、洗って磨いておいたんだよ。」
と、偶然バスで出会った娘にすべて下さったのです・・・
今思い出しても、夢のような不思議な出来事なのですが・・・
何かと心細い異国での生活では、こんなやりとりが
ことのほか心に沁みました。
ちなみに手前から2番目の容器に入っているのは、ニースの石と沖縄の貝です。