「日本3大がっかり名所」のひとつ、札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)を後にします。
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「がっかり」なんてとんでもない。
私は「絵ハガキの旅」の舞台、そして2度の「大泉洋拉致事件」の現場を訪れるころができて感無量です。
明治時代の美しい建物が現存していること、そのまわりの札幌の街が大都会へと変貌していったことへの歴史を感じさせる、素晴らしい名所だと感じることができました。
時計台から歩いて札幌駅へ。
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この日の宿泊地は、道東最大の都市・釧路・・・ですが、鉄道には乗りません。
この日は、苫小牧から札幌に来ただけで、「北海道&東日本パス」の出番は終了(T_T)
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そして、フォルダーの中に眠っていたこいつの出番がやってきました。
何度も記述してきましたが、当時は鉄道で道東へ行く手段が絶たれていて、その代替手段として私がとったのが長距離バスでした。
札幌駅の地下街を多少迷いつつ、札幌駅前ターミナルへ。
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乗車するバスは、11時10分発 「スターライト釧路号」 釧路行きです。
チケットによると、釧路駅到着予定は16時25分とのこと。
5時間を超える長距離バスとの闘いが幕を開けます。
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ターミナル近くの売店で、「焼きとうきび茶」などの物資を買い込んで、戦闘準備は完了。
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阿寒バスさんが運行する「スターライト釧路号」が堂々の入線。
手荷物をトランクに預け、いざ乗車!
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席番は28番・・・・・・なんと最後尾。
車酔い体質の私にとっては、なかなかの試練です。
そして席は・・・最後尾の通路側。
車窓を楽しむことができません。
窓側ではないので、車酔いのリスクが高まります。
酷いことに、通常は座席が3列なのに、最後尾だけ4列になっている!!
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↑こんな具合です。
高知の「はりまや号」に乗った大泉さんの気持ちが、痛いほどわかります。
「はりまや号」に乗車したどうでしょう班は、ヤラれにヤラれて伝説の「壇ノ浦レポート」が飛び出すわけですが・・・
内心ボヤきにボヤきながらも、最悪の座席に座った私を、「スターライト釧路号」さんはさらに痛めつけてきます。
すでに乗車していた窓側に座るオヤジ客は、何食わぬ顔で(いや、思いっきり食ってますが)ハンバーガーをむさぼっています!
たまらず私も、買ったばかりの「プリングルズ」で反撃してやりました。
これ以降、オヤジは何も食わずおとなしく釧路までご同行することとなりました。
11時10分、バスは定刻どおり出発。
途中、札幌市内のバス停を経由して釧路をめざすのですが・・・
次なる刺客・・・二人の貴婦人。
最後尾4列のうち、左がハンバーガーおやじ、次が私で、右2席が空席の状態でしたが、途中の停留所でこの貴婦人がやってきたのです。
これで両サイドの窓側はうまってしまい、私は車窓を楽しめない状況に。
さらにこの貴婦人の談笑。
車窓が楽しめない私ができることは、寝ることしかなかったのですが、この貴婦人はそれすらも簡単にさせてくれません。
そしてバス内では、長距離バスによくある映画上映が始まります。
最初の映画は、定番中の定番・「釣りバカ日誌」です。
これは格好の暇つぶし・・・ですが、これを見続けたらきっと乗り物酔いしてしまいます。
これらの攻勢をかいくぐり、私はなんとか居眠りすることができました。
「スターライト釧路号」は、札幌市内を抜けると道央自動車道・道東自動車道を走ります。
ところどころ目に入る車窓。
本州では見られない白樺林。
北海道ならではの広大な農地。
そして「雄大な自然の大地・十勝」で、「釧路号」唯一の休憩地へ。
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十勝平原サービスエリアです・・・って、これがサービスエリア?!
駐車場とトイレ、それに出店の屋台しかありません。
海老名(東名高速)だの、談合坂(中央高速)だのを想像して下り立ったので、時計台以上にガッカリしてしまいました。
休憩時間は約15分ということで、急いで用を足します。
そして・・・
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雨が降っているこの出店で、「十勝一番勝負」!
明らかに丼ではありませんが、豚丼(800円)を買います。
たくあんは嫌いなので、抜いてもらいました。
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豚丼、うまい!
うまいけど・・・やっぱり帯広市内の店をハシゴしたかったです。
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「スターライト釧路号」@十勝平原S.A.
彼とはあと2時間半の
「スターライト釧路号」さんは10分ほど早く、終着・釧路駅前バスターミナルに到着しました。
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いや~、疲れた。
長距離バスって、なんか、こう、何もしていないのに疲れるんですね(・_・;)
どうでしょう班が深夜バスにたびたびヤラれていたのも頷けます。
道東のこの日の天気は弱い雨、それにこの疲労感。
早々にお宿に向かいました。
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釧路は、根室へ向かうための拠点。
画像に名称が思いっきり出ているこのホテルには、2泊することとなります。
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部屋は質素ですが、内風呂つき。
そして朝食バイキングがついていて、2泊で11,000円ほどで泊まれました。
このホテルをキャンプ地として、いよいよ明日はこの旅の目的地・根室へ向かいます。
・・・が、部屋で一服した後で、今宵の夕食を食べるべく釧路市内を散策に出かけることとしました。
【今回の乗車記録】
札幌駅前ターミナル 15番のりば 11時10分発
■阿寒バス ●特急 スターライト釧路号 釧路行き
釧路駅前ターミナル 16時15分着(10分早着)
*所要時間 5時間05分
*移動距離 約360km *運賃 5,245円(往復料金の片道)
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