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理念とビジョン: 「全文」 「ダイジェスト版」
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第6章の目次
現在の原発プログラム
図23から、脱原発を含めたスウェーデンの原子力プログラムの全体像の概要を読み取ることができます。安全対策、廃棄物対策が着実に進められていることがわかるでしよう。
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表9は、現在、稼働中の原子炉です。
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『スウェーデン原子力産業会議(SAFO)ニュース』の1989年5月号によりますと、原子力関係の行政機関である原子力監督機関(SKI)および放射線防護研究所(SSI)は、オスカーシャム原発3号機およびフォーシュマルク原発3号機の定格出力をそれぞれ1055MWから1200MWに、リングハルス原発1号機の定格出力を750MWから820MWに増強するために提出されていた申請を承認しました。これに基づいて、政府は1989年3月にそれぞれに運転許可を与えました。これにより、原子力による年間発電量は1.5TWh増加可能になりました。
スウェーデンは国産原子炉技術を有する原発先進国です。すでに、1964年には地域暖房用の原子炉がオーゲスタで稼働を始めていましたし、1972年には発電用原子炉の1号機がオスカーシャム原発で運転開始しました。現在は1985年に運転開始した2基を最後に合計12基の原子炉を2010年までに全廃することにしています。
スウェーデン原子力訓練センター(KSU,Swedish Nuclear Training Center)は1972年に稼働したオスカーシャム原発1号機から1985年9月稼働のフォーシュマルク原発3号機まで、現在、稼働中の原子炉合計12基の運転状況を調査し、1989年に公表しました。その概要は次のとおりです。
①沸騰水型原子炉(BWR)および加圧水型原子炉(PWR)の平均稼働率(Availability あるいは Operating Factor)は1985年まで徐々に改善され、それ以降、一定となった。稼働率(%)は稼動時間数×100/暦時間数Wで表される。
②スクラム(原子炉の自動緊急停止)数は1981年まで継続的に減少してきた。それ以降のスクラム数はBWR、PWR合わせて年平均五回以下に落ち着いている。
③全期間を通じて、スウェーデンの沸騰水型原子炉(BWR)の総被曝線量(Collective Radiation Exposure)はおよそ1人・シーベルトであった。加圧水型原子炉(PWR)の場合は、初期の頃、最大で3.5人・シーベルトであったが、1984年以降は2人・シーベルト以下となっている。
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現在の原発プログラム
図23から、脱原発を含めたスウェーデンの原子力プログラムの全体像の概要を読み取ることができます。安全対策、廃棄物対策が着実に進められていることがわかるでしよう。
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スウェーデンは国産原子炉技術を有する原発先進国です。すでに、1964年には地域暖房用の原子炉がオーゲスタで稼働を始めていましたし、1972年には発電用原子炉の1号機がオスカーシャム原発で運転開始しました。現在は1985年に運転開始した2基を最後に合計12基の原子炉を2010年までに全廃することにしています。
スウェーデン原子力訓練センター(KSU,Swedish Nuclear Training Center)は1972年に稼働したオスカーシャム原発1号機から1985年9月稼働のフォーシュマルク原発3号機まで、現在、稼働中の原子炉合計12基の運転状況を調査し、1989年に公表しました。その概要は次のとおりです。
①沸騰水型原子炉(BWR)および加圧水型原子炉(PWR)の平均稼働率(Availability あるいは Operating Factor)は1985年まで徐々に改善され、それ以降、一定となった。稼働率(%)は稼動時間数×100/暦時間数Wで表される。
②スクラム(原子炉の自動緊急停止)数は1981年まで継続的に減少してきた。それ以降のスクラム数はBWR、PWR合わせて年平均五回以下に落ち着いている。
③全期間を通じて、スウェーデンの沸騰水型原子炉(BWR)の総被曝線量(Collective Radiation Exposure)はおよそ1人・シーベルトであった。加圧水型原子炉(PWR)の場合は、初期の頃、最大で3.5人・シーベルトであったが、1984年以降は2人・シーベルト以下となっている。
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