環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

フォアキャストする日本、バックキャストするスウェーデン①     「未来社会」の構想

2007-07-20 23:01:33 | 持続可能な開発・社会/バックキャスト


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スウェーデンの未来予測レポートでしばしば使われる「バックキャスト的手法」は、日本ではまだ耳慣れない言葉ですが、「将来のあるべき姿を想定し、それに基づいて、いま、何をしたらよいのかを判断する手法」といった意味で使われています。環境問題の解決にあたっては、この手法が有効です。
 
バックキャスト的手法で、近い将来の「主な環境問題を解決した持続可能な社会」を描いてみると、人間の経済活動のあり方を自然法則に逆らう度合いの少ない方向に変えていかなければならないことが見えてきます。このような、環境をこれ以上破壊しない、さらに、できれば人間が安心して暮らせる環境を創造するような技術開発や投資のあり方を、「持続可能な開発(Sustainable Development)」と呼んでいます。



現在の「持続不可能な社会」「持続可能な社会」に転換する手法があるのか、と問われれば、私は「ある」と答えます。

15年前に初めて「バックキャスト」という言葉に出会ったとき、私はたいへんとまどいました。いまだに適切な訳語が見つかりませんが、スウェーデン環境保護庁などの未来研究レポートではよく使われています。

このブログでは、「フォアキャスト」を「現在から将来を見る」または「長期ビジョンが不明確のまま現状を追認する」、 「バックキャスト」を「将来から現在を見る」または「長期ビジョン年次から方向を検証しながら現行の社会を段階的に変えていく」という意味で使います。



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