私のプロフィールや主張、著書、連絡先は、ここをクリック
持続可能な緑と福祉の国をつくる会(仮称)のブログは、ここをクリック
今日は、昨日のブログで紹介した将来を考える2つの手法「フォアキャスト(Forecast)」と「バックキャスト(Backcast)」について説明しましょう。
まず、次の図をご覧ください。
日本の政府や自治体から、そして多くの環境NPOから、さらにはマスメディアから提供される
;">「環境対策のメッセージ」のほとんどは
「できること (ところ) からはじめましょう」
というものです。これは現状から前(将来)をみる「フォアキャスト」と呼ばれる考えかたです。この方法では、最終的に到達すべき明確な目標を持たないままにそれぞれがバラバラに前進するため、労力、費用、時間をかけて努力したにもかかわらず、「報われない結果」を、あるいは、「現状よりもさらに困った状況」を招くことになりかねません。
これに対して、「バックキャスト」は最終的な到達目標である「持続可能な社会」の方向、その条件を明確にし、その目標を達成するための行動を現在から進めていくため、労力、費用、時間などの無駄を省き、「望まれる結果」を得る可能性が高い手法です。 “効率化”が大好きな日本政府や産業界が、なぜ「フォアキャスト的発想」から抜けられないのか不思議でなりません。
それぞれのマークをクリックすると、リアルタイムのランキングが表示されます。お楽しみください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます