環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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投票日は来年9月19日 スウェーデンの場合、では、日本は???

2009-06-27 10:46:06 | 政治/行政/地方分権
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今朝の朝日新聞の一面トップの記事は、今最もホットな政治の話題、衆議院の解散がいつになるのかの記事です。

昨日の新聞では、今後の政治日程まで添えての解説記事が掲載されていました。

麻生首相はいつ衆議院を解散し、総選挙はいつになるのか。このような報道がマスメディアに登場して、すでに半年が経とうとしています。今のところ「衆院解散はそう遠くない日だ」そうです。

この国の議院内閣制の政治は国内外の山積された課題に対応できるのでしょうか。日本の政治家や経済人、評論家など有識者と称されている人たちがことあるごとに「人口や経済規模が小さすぎて、参考にならない」とほとんど無関心を装ってきた、北欧の国スウェーデンではこの種の時間とお金を浪費する政治の駆け引きは起こらないのです。

その理由は、いたって簡単。スウェーデンの総選挙は現在のルールでは4年ごとに行われ、投票日は9月の第3日曜日と決められているからです。したがって、次の総選挙は2010年9月19日(日)に行われます。

 『貧困にあえぐ国ニッポンと貧困をなくした国スウェーデン』(あけび書房 2008年11月)の著者の竹崎 孜さんは、この本の64ページで次のように書いておられます。

この短い記述だけでも、スウェーデンの政治の風景は日本の政治の風景と大きく異なることがおわかりいただけるでしょう。このような大きな相違を前にしても、日本の識者と称される方々は、今なお、両国の政治分野の大きな相違も「人口と経済規模の相違だ」とおっしゃるのでしょうか。


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これまでの日本は、目先のコストは大変気にするが、社会全体のコストにはあまり関心がなかったようです。90年代後半になって次々に既存の社会制度から発生する膨大な社会コストの「治療」に、日本はいま、追い立てられているといっても過言ではないでしょう。


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