どんぽのばぶさん61~

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街の灯一つ消えました

2019-01-29 20:22:58 | 日々の暮らしの中で
街の灯一つ消えました


今日、私のなじみの居酒屋さんが一軒25年間営業の幕を閉じました。
お店というのはどんな業種であれ地域の文化の花です。
25年です。楽しいお酒の夜のエピソードはあれこれあります。
四半世紀ですからよく頑張ってくれましたと熱烈拍手です。
もともと家の外でお酒を飲む機会は一年間で4~6回程度の私です。
ですからなじみの居酒屋さんも2~3軒です。 
「今夜飲もうか」というときの選択肢の最有力のお店を失ったのは寂しいです。
こちらのお店の店主の奥さんは『陰徳陽報』を絵にかいたような性格で、
その働く姿から学びや気づきを沢山いただきました。
奥さんは私にとって人として自分の人生を生きていく上で貴重なお手本です。
今後は同じ町に暮らしているご近所さんとして新しい何かを始められるでしょう。

第25回朗読会ばぶの会(1/26)無事開催できました (報告)

2019-01-27 23:04:45 | 朗読&朗読よもやま話
第25回朗読会ばぶの会(1/26)無事開催できました (報告)


100回開催を目して始めた朗読会も今回第25回(四分の一)という
アニバーサリーな例会を無事開催できました。
しかも今回は会場を満席にしての開催でした。嬉しいです。
リピーターも着実に増え、満足をいただけたという感想をいただきました。
数少ないお客さんですが、さらに次回のご来場のご予約までいただいています。
実にありがたいことです。何しろお客さんあっての朗読会です。

主催者の自分が言うのもなんですが切磋琢磨で
今回の朗読作品は4作とも完成度の高いものでした。実にありがたいです。

今後の開催日程
第26回朗読会ばぶの会 3/23
第27回朗読会ばぶの会 5/18
第28回朗読会ばぶの会 7/20

朗読参加の方の応募をお待ち申し上げます。ご一報ください。

ゴリちゃんとリラちゃんの 「ちょっとだけ」 (第3稿)

2019-01-26 06:13:18 | ばぶさん童話
ゴリちゃんとリラちゃんの『ちょっとだけ』  (第3稿)


ゴリちゃんとリラちゃんはとっても仲良しです。
たまにちょっとだけ喧嘩することもありますが、
すぐに元の仲良しに戻ってあそびます。
だってひとりであそぶのより、二人であそぶ方が
だんぜん楽しいことを知っているからです。

ゴリちゃんは リラちゃんよりもちょっとだけ体重が重いです。
リラちゃんは ゴリちゃんよりもちょっとだけ背が高いです。

ゴリちゃんは リラちゃんよりもちょっとだけ
手のひらが大きいです。
リラちゃんの足の親指は ゴリちゃんの足の親指よりも
ちょっとだけ大きいです。

ゴリちゃんは リラちゃんよりもちょっとだけおしゃれです。
リラちゃんは ゴリちゃんよりもちょっとだけおしゃべりです。

ゴリちゃんは リラちゃんよりもちょっとだけこわがりです。
リラちゃんは ゴリちゃんよりもちょっとだけあわてんぼです。

ゴリちゃんは リラちゃんよりもちょっとだけ
でたらめうたが得意です。
高い声も低い声も大きな声も
うんとちっちゃなちっちゃな声も出せるからです。
リラちゃんは ゴリちゃんよりもちょっとだけ
こわい顔が上手です。 眉毛を上げたり下げたり
目をまん丸にしたり三角にしたりするのが上手だからです。

ゴリちゃんもリラちゃんもおんなじくらいまつ毛が長いです。
ゴリちゃんもリラちゃんもおんなじくらいウインクが上手です。
ウインクってあの片目だけつぶるあれです。
みぎ、ひだり、みぎ、ひだり、
ひだりひだり、みぎひだり、みぎみぎ。
こんなの簡単にできちゃうんですよ。

ある日リラちゃんがウインク体操というのを作りました。
すると、ゴリちゃんたらそれを見ながらあっというまに
ウインク体操の歌とメロディを作りました。
♪ ウインクたいそう ウインクたいそう いちにっさん
  にっさんにっさん いちにっさん
  みぎみぎひだり ひだりみぎ
  みぎみぎひだり みぎひだり
  ひだりっひだりっ み~ぎみ~ぎ み~ぎ・ひだりっ 
  ひだりっひだりっ みぎみぎ みぎみぎ ひだり~・みぎっ
  めだまをぐるぐる みぎま~わり
  めだまをぐるぐる ひだりま~わりっ (ちゃんちゃん)♪

「はぁ、ちょっとくたびれたね」
「はっはっはっはっはっはっはっは」
と二人して大笑いしました。
その時誰かの笑い声も聞こえてきました。
ゴリちゃんとリラちゃんが周りを見回して
気が付くとすずめもからすもダンゴムシも
はっぱのかげでデンデンムシも
みんなして一緒にゴリちゃんリラちゃんのまねっこして
ウインク体操していたんです。
「はっはっはっはっはっはっはっは」
「はっはっはっはっはっはっはっは」
愉快な愉快な笑い声でした。
その笑い声に重なって
「アンコール アンコール」
手拍子も加わって
「アンコール アンコール」
「ウインク体操 アンコール」
「アンコール アンコール」
ふりかえるとゴリちゃんのパパもママも
リラちゃんのパパもママもいました。
おじいちゃんもおばあちゃんもおまわりさんもいました。
ゴリちゃんとリラちゃんはとびっきりの元気声で言いました。
「ウインクたいそうはじめるよー よういはいいですかぁ」
「いいですよー」              

                    ~お・し・まい~

ゴリちゃんリラちゃんのサイクリング (第2稿)

2019-01-25 06:17:50 | ばぶさん童話
 ゴリちゃんリラちゃんのサイクリング (第2稿)



ごんごり川の土手の道が、
今月新しく「サイクリング専用の道」に整備されました。
ゴリちゃんとリラちゃんはさっそくサイクリングに出かけました。 

ごんごり川の土手の道 チリリン チリリンとベルを鳴らし
元気よくペダルを漕いでいくゴリちゃんとリラちゃんです。
チリリン チリリン チリチリチン
チリチリリンリン チリチリリン
リンチリ リンチリ リン チリチリチン
風がとっても気持ちいいです。
すると、その風に交じってとってもいいにおいがします。
甘いバニラエッセンスのような香りです。
ゴリちゃんはペダルをこぐのを止めて大きく息を吸いました。
「リラちゃん、なんかとてもいいにおいがするよ。」
「ほんとうだ、どこからにおいがくるんでしょう」
「しらべてみよう」
二人は自転車から降りました。
「あっ、この木からいいにおいがしてくる」
その木には名札がついていました。
「なんてかいてある?」
「えーとね、『カラクニオガタマの木』だって」
「へえ~『カラクニ・オガタマ』かあ」
ゴリちゃんはもう一度、思いっきり花のにおいをかぎました。
「ほんとうに、いいにおいだね」
アイボリーホワイトの小さな花びらがばらばらになって、
木の根元に沢山降り積もっていました。
「このはなびら おみやげにしよっか」
「うん、ママきっとよろこぶわ」
二人は花びらを手のひらいっぱいに拾うとポケットに詰めました。
「それじゃあ、また、しゅっぱつだぁ」
「どこまでもどんどんいこうぜぇ」
チリリン チリリン チリチリチン
チリチリリンリン チリチリリン
リンチリ リンチリ リン チリチリチン
ゴリちゃんとリラちゃんはロクジ大橋までやってきました。
「ちょっときゅうけいしよう」
南側の土手に寝転んで、思いっきりぐぅ~んと手足を伸ばしました。
「はああ~あ~」
「いいてんきだね」

二人が真っ青な空を見上げていると空が二人に言いました。
お話を一つしましょうか。
「うん、ききたい、ききたい」
ゴリちゃんとリラちゃんはぱちぱち拍手しました。

でははじまりはじまり。
白い雲が そらに ぽっかり とありました。
「あるある、あのくものことだ」
風が ぷふぅっ と吹いてきました。
「あっ、ふいてきた、ふいてきた。」
白い雲は ふわぁっ と押されて 驚いて  うひょっ  と言いました。
「うんうん」
白い雲が 空に  ふわぁ  っとありました。
風が ぴゅ―ぁあ と吹いてきました。
白い雲は びよぉおお っと押されて
嬉しそうに  わ~~い  と言いました。
「うんうん、それから?」
白い雲が 空に びよぉおお っとありました。
風が だばぁああ と吹いてきました。
白い雲は どひゃぁあ っと押されて  あれ~~  と言いました。
「うんうん、それから それから?」
白い雲が 空に どひゃぁあ っとありました。
白い雲のおなかに ぽっかり と穴ぼこがあいてしまいました。
風が ぴろぴろぴろぴろぉお と吹いてきて
とんねるくぐってもいいですか と雲に訊きました。
「うんうん、それで それで?」
白い雲は
ちょっとだけならいいですよ。・・・ひゃぁあ~、くすぐった~い
といって体をねじりました。
風は  でられなくなっちゃったよぉお  って言いました。
白い雲と風は  わっはっはっは  って笑いました。 お・し・ま・い

ゴリちゃんとリラちゃんは空に向かってパチパチパチパチ大拍手。
『はっはっは』と大笑いしました。
「そらさん、ありがとう。おもしろかったよ」
「じゃあ、またね」
ゴリちゃんとリラちゃんはまた自転車に乗って
土手の道をチリリン チリリンと走っていきました。

                       ~お・し・まい~

クッキーリラちゃん 

2019-01-24 06:13:22 | ばぶさん童話
クッキーリラちゃん


   
昨日ゴリラのリラちゃんがクッキーをたくさん作りました。
薄力粉・砂糖・溶かしたバター・卵・牛乳・塩少々
さくさくかき混ぜモミモミこねて伸ばして丸めてくるりとねじって・・・。
リラちゃんのクッキー作りも今度で3回目です。
1回目はパパの誕生日のプレゼントに…とママと一緒に作りました。
2回目はママの誕生日のプレゼントに…とママと一緒に作りました。
クッキーを食べたくなったので
3回目は誕生日ではないけれど自分のために作りました。
もうすっかりクッキー作り名人ですから今度は一人で作りました。
とってもはりきって作ったのでずいぶん沢山できてしまいました。
食べても食べても食べきれません。
「そうだ、ゴリちゃんにもあたしのクッキー プレゼント しちゃおう。」
リラちゃんは素敵な絵が描いてあるお弁当箱をママから貸してもらうと
いろいろな形のクッキーをお弁当箱の中にきれいに並べて入れました。
クッキーたちはちょっとおすましをしてよそいきの顔をしています。

まあるいクッキー しかいくいクッキー
さんかくのくっきー ハートのクッキー
リボンのクッキー ゆびわのクッキー
おほしさまのクッキー チューリップのクッキー
めがねの形のクッキー ドーナツみたいな形のクッキー
お弁当箱の中はなんだかとっても楽しくなりました。

リラちゃんは一番お気に入りのハンカチでお弁当箱を包みました。
この間から練習していたちょうちょう結びも不思議なことに
今日はたったの一回でとってもかわいい蝶々の形に結べました。
♪ランララーラ ラン 
ランララーラ ラン ♪
リラちゃんはスキップで歌いながら、ゴリちゃんのとこに行きました。
ところが途中で石ころに躓いて「あっ!」っと、転んでしましました。
ちょうちょう結びで包んだお弁当箱は
リラちゃんの手をすり抜けてカラカラコロコロロン。
その時ちょうど自転車に乗ったゴリちゃんがチリリンと通りかかって
急ブレーキでキキーィ。自転車からぴょいっと飛び降りると
「りらちゃん。だいじょうぶかい?」とたすけ起こしてくれました。
「はい、リラちゃんのおべんとうばこ。」
「ありがとうゴリちゃん。これゴリちゃんにプレゼント。
あたしのつくったクッキーよ。おいしいわよぉお。」
「じゃあ、あそこでいっしょに食べようよ」
リラちゃんはちょうちょう結びを解くと
お弁当箱を開けクッキーを見ました。二人は同時にさけびました。
「あっ!」「わーい」
「あっ! あたしのつくったクッキーの形が・・・」
「わーい。こんなにたくさんいろんなかたちのクッキーだ。
うれしいなぁ。たのしいなぁ。
これはなんだろう? ヨットにでんしゃに、こっちはヘリコプターかな。
『バキューン』って てっぽうのクッキーもあるぞ。
これはなにかな…じどうしゃに、ひこうき。
あっ、ふたごのかいじゅうだ。おばけもいるぞ。
リラちゃんこれぜんぶぼくにくれるの?
ボクの大好きなものばかりよくこんなにたくさんしっていたね。
リラちゃんってほんとうにすごいなぁ。」
ゴリちゃんがとっても喜んでくれたのでリラちゃんも嬉しくなりました。