夕方になると昼間の暑さが幾分か和らいで ようやく夏の終わりが見えてきたような この頃
気がつけば 8月も僅かとなりました
コロナが蔓延してからの自粛生活のせいで 日にちや曜日、時間、季節の感覚が
少しおかしくなっています
今年を振り返ってみても「どんな5月だったのか?」「どんな春だったのか?」
あまり記憶がありません
このまま秋が来て、またあっという間に冬になってしまうのでしょうか...
さて
日本で「チェロの椅子」といえば このYAMAHAのピアノ椅子
オーケストラやソロのリサイタルでも「チェロの椅子」といえばこの椅子が
使用されています
いつからそうなったのかはわかりませんが
肘当てがないことと、高さが変えられることはもちろん外せないのですが
チェロの椅子として重要なこととしては
座面が体育館のパイプ椅子のように微妙に傾いていないこと
ピアノのスタインウェイの椅子のように座面がふかふかして柔らかすぎないこと
水平な座面と適度な硬さがポイントなのです
微妙に傾いていると長時間演奏していると必ず腰が痛くなります
柔すぎてもチェロを構えるのに力が上手く乗りません
「椅子」は演奏する上でとても大事です
よくコンサートの前に スタッフの方から「チェロの椅子どうしますか?」と聞かれることが
あります
その時にはこのようなことをお伝えするのですが
演奏経験のない方はチェロの椅子を気に留めたこともないでしょうし
今ひとつピンとこないかもしれませんね