ちょっと歴史入門<まとめ・1>

2013-03-23 12:59:12 | ちょっと歴史入門

歴史入門シリーズ<1>から<6>までを

もっと簡潔にまとめてみました。

詳しくは「歴史入門シリーズ」、またはその関連記事をみてください。

 

 

氷河期に石製の武器や道具を使っていた旧石器時代から、

氷河期が終わり、放浪の旅から、一定の場所に定住し、

土器を作り、獣・魚・木の実を取り生活していた縄文時代へ。

稲作が伝わり、農耕をするようになった弥生時代へと変わります。

日本は約8万年前から、人類が生きてきた場所です。

 

弥生時代末期、倭(日本)は多くの小国に分かれていました。

その国同士の戦乱の中、邪馬台国の卑弥呼がトップにたち、

倭に平和が訪れます。

しかし240年代に卑弥呼が亡くなると、再び混乱の世に。

その当時、日本には文字による歴史書が存在せず、

中国の文献で分かった出来事です。

 

卑弥呼没後から4世紀末までの歴史は定かではありません。

中国の混乱の世であったことにも一因があると思います。

 

たぶんこの頃に大王と呼ばれ、後に天皇と呼ばれる地位の方が出現したと思われます。

初代天皇は神武天皇ですが、架空の天皇というのが有力な説で、

真の初代天皇は、第10代崇神天皇だといわれています。

 

4世紀末になると、倭国は朝鮮半島に軍を送れるまで、国家として成長し、

日本には多くの古墳が築造されていました。

古墳時代です。

また中国の王朝に貢物を送りつづけており、倭の五王を呼ばれる大王が記録に残っています。

河内に巨大古墳群を築いた応神・仁徳天皇から雄略天皇の内の5人といわれています。

 

倭の五王の内の一人、第21代雄略天皇の時代には、

大王(天皇)の勢力は九州から北関東にまで及ぶ国家となっており、

「倭国」という一つの国が誕生しました。

その後、三輪→河内と変遷してきた政治の中心が再び大和・飛鳥地方に移り、

百済から仏像や経典が日本に伝わりました。

日本に古来からある神道の他に、仏教という信仰が生まれ始めます。

 

 

駆け足ですが、以上が<まとめ・1>です。

 

 

 

 

<歴史入門シリーズ>

ちょっと歴史入門<1>先史時代

ちょっと歴史入門<2>倭国大乱

ちょっと歴史入門<3>空白の4世紀

ちょっと歴史入門<4>倭の五王

ちょっと歴史入門<5>古代国家の成立

ちょっと歴史入門<6>豪族の台頭



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