さくら子の誕生会の招待状が来た、
「パパア 行きたくないな」
「こまったね」
「どうしたらいい」
「ちょっと出て 帰ってきたら」
「あ~ら ヒカルの君 みなさん フィアンセを ご紹介します」
「パチパチ」
とんでもないことになりそうだ、
「わたしたち 二十歳の大安吉日に挙式することにしましたの ワアー 恥ずかしい」
「・・・」
「今日は その報告会ですのよ」
あやうし我らがヒカル君、その時、1人の少女がフラフラ、ヒカル君に向かって、
「気分が悪いんです 家まで送って下さいませんか」
「いいですよ」
ヒカルは少女の手を取って、さくら子の磨窟(まくつ)を出る、さくら子は、
「ポカーン」
そして、
「おのれ モモカめ」
モモカという少女らしい、それにしてもいいタイミング、外に出ると、
「うまくいったわ」
「病気じゃあないの」
「病気は さくら子ね」
「たしかに」
なんて機転のきく少女だろう、それにかわいい。