外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

新刊書「老化を止める7つの科学―エンド・エイジング宣言」

2008-09-13 16:37:57 | 抗糖化
当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。




以前、糖尿病合併症治療薬における抗糖化について で、

AGE阻害薬としてアミノグアニジンが検討されていると

「今日の治療薬2007」という本に記載のあることを書きました。


ところが、今年の「今日の治療薬2008」にはAGE阻害薬の項目がなくなっていたのです。

なぜだろう? と長らく不思議に思っていました。



この度、NHK出版から出版された本『老化を止める7つの科学―エンド・エイジング宣言』で、

その謎が解けました。



本書の「第9章 AGEの拘束を断ち切る」には、主としてアメリカで行われてきた

老化を阻止するための糖化阻止薬開発の背景や経緯が45頁にわたって書かれています。

糖化反応のメカニズム、糖化が生体に及ぼす影響が語られるとともに、

開発に失敗した薬」という項では、アメリカのバイオテクノロジー大企業ジェネンテックと

アミノグアニジンの特許を持つ会社とが共同で行った大規模臨床研究が書かれています。

糖尿病性腎症患者約600人が参加して行われたこれらの研究結果で、アミノグアニジンの効果は、

よい面が疑わしい一方で、この薬の持つリスクは否定しようがなかった』というのです。

具体的には、肝機能障害とインフルエンザ様症状と自己免疫疾患の徴候が認められ、

腎不全にまで至る腎障害も認められたことが明らかにされています。


これが、「今日の治療薬2008」にAGE阻害薬の項目がなくなっていた理由だったのです。

現在アミノグアニジンはサプリメントとして販売されていますが、

頭痛や吐き気どころの副作用ではないということなのです。



しかし、アミノグアニジンの失敗以後もアメリカではAGEの問題を克服する研究は続けられ、

AGE分解剤「アラゲブリウム」が開発されたことが紹介されています。


この薬剤は動物実験においては硬くなった動脈を柔軟にし、見事に血管の若返りを実現させました。

もっとも、その効果持続のためには薬を飲み続ける必要のあることが指摘されています。

残念なことに、この「魔法の若返り薬」ともいえる「アラゲブリウム」にも大きな問題があります。

それは、人間に投与した場合には、

『他の動物のようにその恩恵を受けられずに、心臓や血管の健康状態を改善しない』

というものです。


結局、まだAGEsの問題を克服できる薬はないということです。


しかし、もっとも重要なことがこの本から明らかになります。

いまやアメリカを中心として「老化」や「糖尿病合併症」などを解決するためには、

AGEsを何とかしなければいけない」との考え方が最先端となっていることです。

AGEs蓄積を阻止することが老化を止める」と考えられるようになっているのです。

そして日々、新たな合成化学物がAGEsの問題を解決するために研究され続けているのです。



しかし、それは海の向こうでの事情です。

日本では、すでに副作用なしの天然からの贈り物で素晴らしい成果が得られています

しかもそれは、いつでも入手可能です

さあ、ひところ流行ったサントリーのCM音楽で歌ってみませんか!
(覚えてますかぁ?最近観ませんからねぇ・・・)

 ♪ そ ん な 研究 し~なくても

    ♪ 天然系 天然系

      ♪ ハーブ式
 




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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。


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