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名も知らぬ花 に 春桂問答 を思う

2009-12-08 14:39:17 | ひとりごと 自然系

昨日のことです。

地方の病院からの午前の診療を終えて車を走らせていると、

二十四節季の大雪の日には、なんとも不似合いな、

なかなかに大振りの花弁を拡げて、風に揺れている木?が目に止まったのでした。


しばし行き過ぎたのだけれど、Uターン。


咲いてる場所は、路線バスの回転所を囲む一段高い場所。

先ずは下から、見上げて写真に収める。



                                       2009/12/7 福知山市・三和町


もっと近づいて写したいなぁ・・・・・。

問題は、傾斜70度・高さ3メートル弱の草に覆われた法面。


2・3歩下がって駆け上ろうとしたが、勢いが足らなかった。


他所から回って上がれないかな? と思わぬ訳ではなかったが、

いやいや、まだまだこの歳でもできると意地を張った。


意を決して、左手にカメラを握ったまま、助走を付けて駆け上る。


   !


最後の一瞬、右手で地面を掴んだのは減点だったが、駆け上り成功!



そして収めたのが、次の写真。






                         2009/12/7 福知山市・三和町




                                       2009/12/7 福知山市・三和町


もっと気温の高い季節に、咲いていてもおかしくないのに。

しかも、まだ蕾がいくつも付いているじゃないか。


その大きな花様からは、芙蓉や立ち葵や、オクラの花までを連想する。


その葉は、栴檀(せんだん) に似ているようでもあるのだが、

ぜんぜん違う植物です。 いったい何?

こんな時期に、こんな大胆な花を咲かせるなんて?


不意に思い出したのが、中国は初唐、王績の漢詩 『春桂問答』。

 問春桂
 桃李正芳華
 年光隨處滿
 何事獨無花

 春桂答
 春華詎能久
 風霜搖落時
 獨秀君知不

桂というのは木犀のこと。金桂なら金木犀。

詩の大意は、

 春が木犀に問う。

 『いま桃や李(すもも)の花が満開で、

  春の光が、そこここに満ち溢れているよ。
  
  君だけは、なぜ花を咲かせないのかね?』

 木犀が答える。

 『春の花々は、いつまでも咲いていられますか。

  時が移ろい、草木が葉を落とす時節には、

  ただ私一人が花を咲かせるのをご存知でしょうか?』




名も知らぬ花に、人生に通じる意味深な感慨を懐いたのでありました。




創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから


当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

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