酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

大坂なおみに国民栄誉賞!?

2018-09-11 18:19:10 | スポーツ
 テニス全米オープン女子シングスルで大坂なおみが優勝、日本勢として初めて4大大会の頂点に立った。おめでとう。

 この大会の大坂はサービス、ストローク、フットワークともほぼ完ぺきで、優勝すべくして優勝したと言っていい。今年3月、BNPパリバでツアー初優勝を飾ってからわずか半年、一気にここまで駆け上がったのは見事としか言いようがない。

 20歳の若さ、体力、プレースタイルを考えると年間グランドスラムさえ射程に入ってきたように思える。人間的にも成長しているようで、あの決勝の雰囲気の中で自分を見失わなかったのはすばらしい。

 で、国民栄誉賞を上げちゃいましょう。

 この国民栄誉賞、きちんとした決まりや資格がある訳ではなくほとんど時の政権の気の向くまま。支持率が低迷気味の時、人気取りとして国民栄誉賞を出す―などというありがたくない言い方もある。要は官邸や首相の取り巻きとか、あるいは首相自身が「大坂、どうなの?」と言い出すかどうかである。

 授与に値する成績であるのは間違いない。なにせ、男女を通じて史上初の快挙なのだ。過去に女子スポーツで顕彰された高橋尚子や吉田沙保里、伊調馨と比べても何ら劣るものではない。でもどうかな? アテネ、北京と2種目連覇を果たした北島康介はなぜか受賞していない。羽生結弦との違いは何なのだろう。

 大坂の受賞は今回はないのだろう。でもこれがグランドスラム達成となれば…。自民党政権に大坂に国民栄誉賞を与える度量があるかどうか。ちなみに国民栄誉賞の第1号は台湾籍の王貞治である。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする