あてれん家の人々

酒好きとぉちゃん、とぼけたじじ&ばば、盗み喰い大魔王のワンたちを書き綴ったある一家の恥物語。

美人の基準

2008-02-13 | かぁちゃんの巻き
またしてもウザビーの話で申し訳ない。


数年前、パートを募集したことがあった。

こんなご時世だもの、時給650円でもワンサカ応募がきたんだよ。

ウザビーはその中の一人の女性の顔がどうも気に入らなかったらしく

いまでも顔をはっきりと覚えているのだ。

しつこいでしょ・・・?ウザビーって・・


彼女の履歴書から、子供が4人いることを知ったウザビー。

彼女には一人で子供を養っていかなくてはならない事情があったようだ。

当時からウザビーは彼女のことをよく話題にしていた。


「あんな顔でよく子供4人も作ったよね~」

と社員に同意を求めることもしばしばだった。



そんな彼女が、コンビニで働いていることがわかった。

ウザビーが偶然入ったコンビニに彼女がいたというのだ。



「今日さ、あの人見たよ!」

「誰ですか?」

「あれ!昔面接にきた子供4人いた人さー!」

「あー。知ってますよ。まえからあのコンビににいますよ。」

「あの顔で子供4人だよ!信じられるかい?」


またそれかよ

子供は顔で作るもんじゃないんだよ

それに、ウザビーにとっては相当なブスに見えたかもしれないが

女の目からみればかわいい部類なのだ。


「そんなに変じゃないですよ、アノ人。」

「えーあんな真っ黒い顔してるんだよ

「でも、化粧気がないだけで、目だってクリクリしてるし、鼻筋も通ってるし

ちゃんと化粧すればぜったいにかわいい顔ですよ!」

はっきり言ってウザビーの話題は主婦の井戸端会議以下なのだ。

いちいち同調していたらこっちまで気分が悪いからはっきり言ってやったんだ。


「あてれんさん!あれが美人だってかい!誰と比べての話さ!?」

ウザビーがそこに食いついてきた。


「オタクの娘ですよって




言っちまったよ・・・