またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

2008年度の梅干完成!

2008-08-21 | 果実酢・果実酒・梅仕事
最後の小梅赤しそ漬けも干し終わり…って
もう先週の話だけれど
なんとか今年の梅干も完成した。


さっそく小梅の赤・白を実家からもってきた器に入れる。


ふたつき。


とくにどうという器ではないのだが
こどもの頃からお気に入りだったので
もらってはきたものの、
何をいれるでもなくずっと置いてあった。

これには小梅が似合う! それも紅白でいれようじゃないかと
おもっていたので、ようやく念願かなったり。

*

今年は品種や塩分の度合いなどをいろいろと変えてみた。

小梅

塩分10%・果糖10%


日に当てた梅酢に変な濁りが出たが梅干のほうはまあまあ。
しかし甘さもスッパさもいささか中途半端かな。

干しあげたあとに梅酢をくぐらせたりしていないので
どことなくひなたくささが残るが、
保存しているうちに落ち着くかも。

塩分10%・氷砂糖10%


果糖に比べてねっちりとした甘さ。
コクが出るのでこちらのほうが美味しい。
しかし氷砂糖を追加するときに失敗して
梅の実が縮んでしまったのは今後の課題だ。

塩分15%赤しそ入り

色合い、手触りともに美しい仕上がり。
果肉も柔らかく満足のいく出来となった。
来年、小梅を漬けるならこのパターンでやりたい。


小梅の梅干を本漬けに 0605
小梅の梅干と梅シロップの経過報告 0618
果糖小梅 & 氷砂糖小梅 土用干し完了 0721

*

十郎梅

塩分10%・氷砂糖10%


十郎だけに酸味がきいているが
干してすぐから食べやすい味でよい。
ふんわり柔らかく、万人受けしそう。

塩分15%赤しそ


赤しその染まり具合はピカイチ。
食べてみると種まできれいに真っ赤だった。
おにぎりに丸ごと1個を入れたら
すっぱくはあるが、ほどよい美味しさ。

塩分18%


さすがに18%はしょっぱスッパい。
十郎らしく、皮がふわふわと柔らかく
実のジューシイさといい上品な仕上がりに。
これを熟成させるとどう変わるのか楽しみだ。


十郎梅で梅干を作ろう 0620
十郎梅の塩漬け完了! 0621
十郎梅の梅酢もあがった 0625
続々と土用干し 0724
南高梅&十郎梅の赤しそチーム土用干し中 0807

*

南高梅

塩分10%・ヨーグルト用の顆粒グラニュー糖10%


もともと巨大果だけにあまり縮んではいないように見える。
顆粒糖は便利でいいな。
低塩分で加糖なので、食べやすく、
1粒が大きいのも満足感たかし。

そもそも梅干が好きになったのは、こどもの頃に
お歳暮などで届けられた紀州の白梅干(塩分8%)が
それまでの概念を打ち崩す美味しさだったためであり
これはその記憶に近い味わいだった。

来年はこの割合でもっとたくさん漬けよう。


塩分15%赤しそ


赤しそが足りなかったのか、おもったほど
きれいに色が乗らなかったのは残念。
しかしシソの風味はついているので、
見た目さえ気にしなければ問題なし。


塩分18%(一部赤しそ)


南高梅の塩分18%は初めて梅干を漬けた3年前から
続けているが、今年のできばえもなかなか。
なんといってもこの塩分だと作るのも保存するのも
傷みにくく安心だというのは大きい。

3年前の梅干もまだ残っているので、
まずはそちらから食べていくつもり。


南高梅を塩漬けに 0703
赤しそ発見! 0711
続々と土用干し 0724
南高梅&十郎梅の赤しそチーム土用干し中 0807

*

今年は暑いわりにベランダに日差しが照りつける時間が短く、
やきもきしながら空と天気予報をにらむ日が続いた。

初挑戦の赤しそは満足いく仕上がりになったが
葉を選別して洗って乾かして…が大変だったな~。
赤しそそのものを手に入れるのも苦労したが、
来年はもう少しスムーズにこなしたい。

あれこれと試してみて自分に合った塩梅を見つけるのは楽しい。
小さく愛らしい小梅、デリケートで酸味のきいた十郎梅、
安定していて頼もしい南高梅、どれも個性があって好きだ。

ザルやアミを洗って片付ける。
また来年の梅のシーズンまでさようなら。

赤しその葉は乾かしてゆかりに、
赤梅酢には新ショウガを漬けている。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
入れ物 (暇なとき・・・)
2008-08-21 16:38:54
紅白でいれるなんてとっても
いいですよね。。
小さい頃からセンスがあったんですね!
それにしてもこうそろうと
壮観ですね!
一つずつお味見してみたいものです
そして梅談義に花を咲かせて・・・
返信する
暇なとき・・・さん (プルコ)
2008-08-21 18:13:24
キャッ、ありがとうございます。
30年くらい前にゴマ昆布かなにかを入れて使っていたような記憶がありますが
このコロンとした形がお気に入りでして…。
小梅いれにぴったりで嬉しかったです。

今回の梅はそれぞれに個性があって面白かったです。
いつか自分にとっての究極の梅干ができるといいな。
返信する
お梅さま~~ (佳辰)
2008-08-21 20:53:13
綺麗ですね~~ ウットリしました
それにしても いつもながら 器が素敵

これは お梅さまというか ひとつの芸術作品
私はそう思いますですよ~

織部??かな??
梅の赤色と 素敵な色あわせ
お小皿また 欲しくなってきました
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お疲れ様でした (もにもに)
2008-08-21 22:00:38
出来上がり、バラエティ豊かですね。
梅の種類だけでなく、漬け方も変えて。
今までは、単に「梅干し」ってだけでしたが、プルコさんの
梅干し作りを見て、梅の種類や塩分、赤紫蘇の有り無しなど、
色んなことを気にするようになりました。(^^;)
3年前の梅干し・・・その年の梅干し作りを思い出しながら
頂くのも、楽しいですね。
小梅の蓋付き容器、素敵です。
プルコさんのセンスの良さは、親譲りなんですね♪
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佳辰さん (プルコ)
2008-08-22 00:44:25
ありがとございます。
正直今年は自分のキャパシティを超える量に
手を出してしまったなと思わないでもなかったのですが
できあがってみると嬉しく、さー来年は何をどう漬けるかね…なんてすでに皮算用をしていたりします。

そうです、この四角いお皿はミニ織部なのです。
梅干の色が映えますね!
お皿集めも魅力的だ~~。
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もにもにさん (プルコ)
2008-08-22 00:52:18
ありがとうございます。
本当に、梅干もいろいろなんだなと私も思いました。
梅干も、そのおうちごとのレシピがあるんですね。

3年前の梅干をさっき見たら、なんかツヤが増していたというか
熟成したのか迫力ある外見になってました。
味の違いを確かめなければ…。

ふたつき容器、ありがとうございます。
素朴なんですが何か心をとらえるものがあり…。
少なくとも30年前からあるのですが、
食器は割れない限りずっと使えるのが嬉しいですね。
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