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LINN レコードの女性歌手

2018-05-26 | JAZZ
英国王室の結婚式にあやかって、英国の2人の女性歌手のアルバムを聴いてみました。
共にハイエンド・オーディオ機器で有名なLINN RECORDSの録音です。

最初は、過去に幾度となく登場しているスコットランド・グラスゴー出身のキャロル・キッドの4作目となる作品。
「THE NIGHT WE CALLED IT A DAY」 LINN AKH 007
  
 1. HOW LITTLE WE KNOW
 2. WHERE OR WHEN
 3. I FALL IN LOVE TOO EASILY
 4. I LOVED HIM
 5. THE NIGHE WE CALLED IT A DAY
 6. WHERE ARE YOU
 7. THE GLORY OF LOVE
 8. I COULD HAVE TOLD YOU SO
 9. I THINK IT′S GONNA RAIN TODAY
10. GLOOMY SUNDAY
録音 1990年2月12,13日
マット・デニスの「THE NIGHE WE CALLED IT A DAY」をタイトルにして、ピアノ・トリオを従えてシンプルに歌ったアルバム。
「WHERE ARE YOU」を除く9曲は全てスロー・ナンバーで固めており、最終曲の「GLOOMY SUNDAY」を無伴奏で歌うところに彼女の実力が表れています。


次は、ロンドンのウインブルドン生まれで、過去に通算7度にわたるブリティッシュ・ジャズ・アウォードの受賞や、大英帝国勲章(OBE)の受勲など輝かしい実績を持つクレア・マーティンの作品です。
「TOO DARN HOT!」 LINN AKH 272
  
 1. SOMETHING′S COMING
 2. LOVE AT LAST
 3. THE GENTLEMAN IS A DOPE
 4. THESE FOOLISH THINGS
 5. IT′S RAINING IN MY HEART
 6. TOO DARN HOT
 7. BLACK COFFEE
 8. NOIR
 9. LOVE IS A NECESSARY EVIL
10. WHEN IS FALL IN LOVE
録音 2002年4月2-5日、5月6,7日
こちらはコール・ポーターが作曲したブロードウェイミュージカル Kiss Me, Kate (1948)からの1曲をタイトルにしたもので、ラテン・パーカッションによる伴奏が効果的です。
そして、全曲を通してスモール・コンボながら多彩なアレンジも聴きどころです。
「THE GENTLEMAN IS A DOPE」では、サラ・ヴォーン張りのスキャットを披露しているし、通常はスロー・テンポで演奏される「THESE FOOLISH THINGS」では、5/4-7/4の変調子によるベース・ラインに乗ってスインギーに歌っています。
また、ベギー・リーの歌唱で有名な「BLACK COFFEE」では、意表をついてブルースのような雰囲気を持った曲に仕上げています。

ベテランの域に入った時代に録音されたこの2枚、時々ターンテーブルに乗る愛聴盤でもあります。

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