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モスクワの夜は更けて

2015-01-18 | JAZZ
元来、ロシアの歌曲である「モスクワ郊外の夕べ」、
世界各国でカヴァーされていて、我が国では、加藤登紀子、ボニー・ジャックス、フランク永井、ザ・ピーナッツも取り上げていますし、ベンチャースも演っていました。
これを英国のトランペット奏であるケニー・ボール楽団がデキシーランド・ジャズにアレンジし、「Midnight In Moscow」(邦題 モスクワの夜は更けて)として演奏し、1962年3月、米国の芸能週刊誌ビルボードのヒット・パレードの上位にランクされたことで、最初のヒットとなりました。  
当時、米国で外国の歌、それもソ連製(現ロシア)の曲が上位にくることは珍しかったようです。
ケニー・ボールは「上を向いて歩こう」の演奏でもヒットを飛ばしています。 

下は、米国のバンジョー奏者、ギタリスト、バンドリーダーのエディ・コンドン(1905.11.5 - 1973.8.4)のグループのデキシーランド・ジャズです。
コンドンは、初期のデキシーの重鎮で、しかもシカゴ・スタイルとしてジャズのクラシックとしても有名です。
このレコードは、1940年~50年代にスイング、デキシーで活躍した面々による演奏です。

「MIDNIGHT MOSCOW」 COLUMBIA RECORDS LL-333
 
EDDIE CONDON(g) BOBBY HACKETT(tp) PEANUTS HUCKO(cl) LOU McGARITY(tb) 
DICK CARRY(p) JACK LESBERG(b) BUZZY DROOTIN(ds)
録音 1962年1月27日 NY COLUMBIA STUDIO

内容は、デキシーランド・ジャズそのもので、奏者を順に回していく何の変哲もないものですが、最後に「ヴォルガの舟歌」の一節が演奏されています。

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