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セロニアス・モンクのトリビュート・アルバム(2)

2014-05-24 | JAZZ
セロニアス・モンクと言えば、彼の作品を演奏する第一人者のこの人は外せません。
ソプラノ・サックス奏者、スティーブ・レイシー (Steve Lacy 1934年7月23日 - 2004年6月4日)

彼の参加したアルバムは、100枚を軽く越えますが、リーダー・アルバムでは必ずセロニアス・モンクの作品を取り上げています。
その中で、全曲モンクの作品を演奏している3枚です。
スティーブ・レイシーの即興演奏は、テーマが持つ和声進行に拘束されないため、テーマをなぞるような奏法は殆ど見られません。
これはセロニアス・モンクや、セシル・テイラーから受けた影響を、自己の表現スタイルとして編み出したレーシー独特のものです。

「REFLECTIONS / STEVE LACY PLAYS THELONIOUS MONK」 
NEW JAZZ 8206 (日本ビクター VIJ-5032(M))
  
1. FOUR IN ONE
2. REFLECTIONS
3. HORNIN’ IN
4. BYE-YA
5. LET’S CALL THIS
6. ASK ME NOW
7. SKIPPY
STEVE LACY(ss) MAL WALDRON(p) BUELL NEIDLINGER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1958年10月18日
プレスティッジ(ニュー・ジャズ)レーベルに録音された3枚の内の2枚目で、ハード・バップ全盛の時代にこのような音楽が作られていました。
ドラマーのエルヴィン・ジョーンズの参加も珍しいです。

「SCHOOL DAYS ~ A 1963 LIVE SESSION」 EMANEM 3316
  
1. BYE-YA
2. BRILLIANT CORNERS
3. MONK’S DREAM
4. MONK’S MOOD
5. BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE(BOLIVER BLUES)
6. SKIPPY
7. PANNONICA
STEVE LACY(ss) ROSWELL RUDD(tb) HENRY GRIMES(b) DENNIS CHARLES(ds)
録音 1963年3月
61年から64年にかけて、編成したピアノレス・カルテットによるニュー・ヨークでのライブです。

「EPISTROPHY」 BYG 529126 (東宝 YX-2015)
  
1. THELONIOUS
2. RUBY MY DEAR
3. LIGHT BLUE
4. EPISTROPHY
5. MISTERIOSO
6. FRIDAY THE THIRTEENTH
STEVE LACY(ss) MICHL GRAILLIER(p) JEAN-FRANCOIS JENNY-CLARK(b) 
ALDO ROMANO(ds)  録音 1969年9月23日
レコード・ジャケットからは、モンクとレイシーの共演の様に見えますが、内容は異なります。
レイシーの年齢、及びキャリアから言えば、セロニアス・モンクとの共演があってもよさそうなものですが、公式録音は見当たりませんでした。
(後で分かったことですが、1960年に4か月程、モンクのバンドに在籍していたことがありました)
レイシーを除く3人がヨーロッパ出身者であることから、最初の2枚とはサウンド・カラーが少し違います。

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