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イーディ・ゴーメの2枚のアルバム

2013-09-14 | 演歌・ポップス
ポピューラー界の実力人気シンガーであり、アメリカ芸能界の大スターのアルバムを2枚紹介します。
この2枚は、数年前に何時もの中古レコード店巡りをしている時に、偶然見つけたもので、決して珍しくはないのですが、話題性に富んだものなので購入しました。
そして2枚共に棚の肥やしになることはなく、時々ターンテーブルに乗る愛聴盤となっています。

その1枚目は、1962年12月から63年1月にかけて録音された「BLAME IT ON THE BOSSA NOVA / EYDIE GORME」で、ジャケットをご覧になった方もいらっしゃると思います。
   
[ SIDE A ]
1. ワン・ノート・サンバ                                     
2. メロディー・ダモール             
3. ギフト ( リカード・ボサノバ )        
4. 甘き調べ                 
5. ダンセロ                  
6. 恋はボサノバ
[ SIDE B ]
1. デサフィナード
2. 恋のメッセージ
3. まるで恋のようだ
4. ムーン・リバー
5. コーヒー・ソング
6. アイ・リメンバー・ユー

1962年頃から新しい音楽としてのボサノバが流行したことがきっかけとなって、このアルバムも制作され、1963年に6曲目(SIDE 1)のタイトル曲である「恋はボサノバ」が全米で大ヒットしました。
今回の「お題」は3曲目 ( Side 1 ) のギフト(リカード・ボサノバ)で、20年ほど前に日本では「セブンスターEX」のCF曲として、このゴーメの唄が電波に乗り、それから有名になりました。
元々この曲は、ブラジルのルイス・アントニオ(詞)と、ジャルマ・フェイレラ(曲)が1959年に共作したボサノバで、
ポール・フランシス・ウェブスターが英訳詞を書いて「リカード・ボサノバ」として知られるようになりました。
詞の内容は「私はあなたに真珠の首飾りなどではなく、愛を贈る」というものです。

軽快なテンポで演奏されるこの曲を、他のアーティストから拾ってみました。
1) 「CANTANDO BOSSA NOVA」(1962年作品)
フィリピン出身の女性歌手(ヴァイ・ヴェラスコ)と、ズート・シムス(ts)の共演盤で、リカード・ボサノバだけはスキャットで唄われています。
 

2) ギターのバーニー・ケッセルのトリオで「ON FIRE」(1965年作品)
 
アップ・テンポで演奏されるリカード・ボサノバ、メチャ カッコ良いです。
以前国内盤LPで発売された時は、音もイマイチでしたが、マスター・テープの発見により音質は格段と向上しています。

3) ハンク・モブレーの「DIPPIN’」(1965年作品)
   
ジャズ演奏では最も有名なアルバムで、このアルバムを知らない人がいたとするなら、まだまだ修業が足りません。
このアルバムの人気の秘密は、もちろん「リカード・ボサノバ」です。
日本では「ボサ・ノバNo.1」のタイトルで発売されてヒットしたことがありました。
ボサノバというよりはボサ・ロックと呼んだほうがいいような調子のいい曲で、マイナー調の哀愁を帯びたテーマが良いです。

番外編では、セブンスターEXのCMが流行っていた頃、イノウエ・マキという歌手が唄った映像もありましたが、この時のスポンサーは「サッポロ・ビール」でした。(笑)
 


さてさて、イーディ・ゴーメさんが忘れられそうになったので、2枚目に移ります。
彼女のアルバムにはボサノバの他に、ラテンを唄ったものもあり、それが次のアルバムです。
「EYDIE GORME & THE TRIO LOS PANCHOS」 (1964年作品)
   
[ SIDE A ]               
1. ニッケ色の肌             
2. そして……             
3. 私達                
4. あなたのそばへ戻るとき
5. 本当じゃないと言っておくれ     
6. ある恋の物語 
[ SIDE B ]
1. サボール・ア・ミ
2. アモール
3. ノーチェ・デ・ロンダ
4. カミニート
5. メディア・ブエルタ
6. 最後の夜

この録音が生まれたきっかけは、62年にトリオ・ロス・パンチョスがNYのマンハッタンにあるクラブ「コパカバーナ」に出演した際に、同じステージで唄っていたゴーメの歌声に魅せられて、パンチョスのほうから共演を申し入れ、実現したものです。
トリオ・ロス・パンチョスはメキシコ人のグループですが、1944年にNYで結成されています。
この録音時は、トップ・テナーのジョニー・アルビノが在籍し、一番充実していた時期のものですが、主役はゴーメなので、パンチョスはバック・コーラスをつけ、ゴーメの唄を引き立たせています。
有名曲の「ある恋の物語」は、トリオ演奏の時と同じレキント・ギターのイントロから始まりますが、面白いのはゴーメが唄うスペイン語の徹底した巻き舌です。(ちょっと嫌味?)

ラテン音楽は私の好きなジャンルでもあり、中でもトリオ・ロス・パンチョスの歌は、昔から良く聴いていました。
当時コロンビアから発売されたレコードで、中に入っている1曲が契約の関係から発売中止となり、途中で回収されてしまったレコードを探しています。
このアルバムが入手できたら、トリオ・ロス・パンチョスを再び登場させたいと思います。

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