朝丘大介の オレンジ病棟リバース

こんにちは。朝丘大介が日常の気になることをつづります。

「オレンジ病棟」好評発売中。

『 ニッポンおもてなし旅 』

2011-04-29 11:48:53 | その他、 インフォメーション


関西のよみうりテレビで、 『 ニッポンおもてなし旅 』 という、 ほっこりした
番組が明日から始まります。


そして、 ポスターとか番組タイトルとかを 『 オレンジ病棟 』 の表紙で
お世話になった 丹下京子さんが描かれています。


番組のHPで見ることができ、 予告動画を再生すると、 丹下さんのイラストが
トップに使われています。


↓ をクリックすれば、 見られます。

『 ニッポンおもてなし旅 』

被災地への伝書鳩

2011-04-28 21:30:56 | 日記


宮城県では、 避難所にいる被災者のおよそ8割が 炭水化物の
食事に偏り、 たんぱく質やビタミンといった栄養素が 標準の
摂取基準を大きく下回っているらしい。

配給される食品は 米とパンが中心で、 野菜やたんぱく質が不足。

85%の避難所で、 一日に一度も 乳製品が配給されていないという。


個人でビタミン剤を送ったとしても、 途中で差し止められ、 被災者の
手には 渡らないだろう。

国が取り仕切らなければ、 どうしようもない。


被災地にノータッチの国会議員は、 首相降ろしをしている場合では
ない。 

高給をもらっている以上、 動くべきだ。


前首相だった あの人も 国費で被災地へ行くのは可能だろうし、
こんなときこそ被災地と国会とを行き来して、 いい意味での
〝 伝書鳩っぷり 〟 を発揮し ステータスを挽回したらどうだろう。
 
金色の議員バッジは、 そのために付けているのだから。


丹下京子さん 最新情報

2011-04-25 21:30:05 | その他、 インフォメーション


『 オレンジ病棟 』 の表紙で たいへんお世話になったイラストレーター、
 丹下京子さんの最新情報を わかる範囲でお届けします。


1. よみうりテレビ新番組の中吊りを……これはまだ内緒とのこと。

2. 『 rikejyo 』 ( 講談社 ) の挿絵を描かれています。

3. 『 HAIR MODE 』 ( 女性モード社 ) の挿絵を描かれています。

4. 『 みんなげんき? 』 ( DHC ) の挿絵を描かれています。

5. 『 イラストレーションファイル2011 』 ( 玄光社 ) の表紙などを
   描かれてます。

6. 『 生きてるだけでいいんです。 』 香山リカさん著 ( 毎日新聞社 ) の
   表紙、 挿絵をたくさん描かれています。

7. 小説すばる最新号 『 花のさくら通り 』 荻原浩さん著の挿絵を
   描かれました。

8.  『 もう迷わない! 江原啓之がみちびく理想の最期 』 ( 別冊
   婦人公論 ) の挿絵を描かれました。

9.  ビーナスニュース ( 浦安市 ) フリーペーパーの表紙を描かれ
   ました。

10. 猫展2011に 出展されました。

11. 『 ドリームナビ 』 ( 四谷大塚 ) の挿絵を描かれました。

12. 『 コレカラ 』 ( ゆこゆこ ) の挿絵を描かれました。


↓ をクリックすれば、 丹下さんのHPを見ることができます。

Kyoko Tange Illustration

おねだりミルティー

2011-04-22 21:30:13 | ミルティ


ドッグフードをぺろりと平らげると、 ミルティーはきまって
食膳につく ぼくのところへやって来る。

ぼくがおかずを口に運ぶ様子を食い入るように見る。

ミルティーの潤んだ目に負け、 ついつい ひと口あげてしまう
こともある。

ひと口、 もうひと口……。


穴の開くほど見られ 食べた気がしないときは、 ぱちんと力一杯
手を鳴らす。

するとミルティー、 びくっとして そそくさとその場を退散。

それでも隣の部屋から、 物欲しそうな目で じーっと こちらを
見ている。


……いやはや ( 汗 )


本の重み ( その2 )

2011-04-19 21:29:33 | 日記


地震がきたときのことを考えると、 本は電子書籍の器機ひとつにしたい
ものだが、 ぼくの場合 そういうわけにもいかない。

読んだらそのまま忘れてしまい、 あとで何が書いてあったのか
わからなくなってしまうことが 往々にしてあるからだ。

本を読むときは 赤ペンでチェックを入れながら読んでいく。 一時
( いっとき ) は 付箋を貼っていたこともあったが、 赤ペンで
線を入れたほうが見返したときにわかりやすい。


ちなみに、 これまでこのブログで紹介した本は、 赤線を引いたところを
読み返して要所を紙に書き起こしたものをベースにしている。

そんなわけで、 本は大抵ブックオフで購入する。 図書館で借りることは
滅多にない。

感じるものがない本は、 一行も赤線が引かれることなく、 そのまま
ブックオフ行きとなる。

ぼくはビブリオマニア ( 蔵書狂 ) ではないので、 棚に並べられた本を
眺めて目を細める趣味はないが、 資料として使えそうなものは 大切に
ストックしている。


地震がきたときにもっとも注意すべきは、 やはり天井に積まれた
万巻の書物。

いざというときは、 『 書を捨てよ、 町 ( 屋外 ) へ出よう 』 と
いきたいものだが、 玄関をでるときに上から降ってくる瓦 ( かわら )
に直撃するということもあり得るので、 結局、 部屋の中と変わらない
気がする。 


本の重み ( その1 )

2011-04-16 18:47:26 | 日記


先ほども また余震があった。 けっこう揺れた。


ぼくの部屋の真上は ふき抜けの狭苦しい物置きになっており、 壁一面の
棚に 父の本がずらーっと並べられている。

経済学の本や歴史小説が ほとんどだ。 

棚だけでなく、 本がぎっしりと詰まった段ボールも 置かれていたりする。 


一冊一冊は軽量でも、 合わせれば かなりの目方がある。

ほとんど読まれることなく 埃 ( ほこり ) を被っているだけなので、 正直
売り払ってしまいたいが、 父にしかわからない思い入れがあるらしい。

自室にいて余震がくると、 本の重みで床が抜けて 下敷きになるのでは
ないかという考えが いつも頭をよぎり、 即座に部屋を出る。


自分より 長身 ( ながみ ) の本棚も 危うい。

倒れてきたら、 重傷は 免 ( まぬが ) れないだろう。


そうした考えでいくと、 本は 電子書籍の器機ひとつですませるというのも
悪くない気がする。


余震

2011-04-12 23:41:30 | 日記


昨夕から幾度となく余震があった。

大震災から一か月が経過し、平穏を取り戻しつつあるかのように
思われたが、そうではなかった。

あと、どれだけ余震が続くのだろう。

先が見えないが、それはこれまでの人生と同じだ。

すこし前までテレビでは、まじめに生きている人をいじる風向きが
あった。

だが、今はみんながシリアスにならざるを得なくなって
きている。

戦時中って、こんな感じだったのではないかとおもう。


a-ha 『 Crying in the rain 』

2011-04-10 14:04:09 | おすすめ音楽


本日は 自分が苦しいときに 心に浮かぶ曲の紹介を。

『 Crying in the rain 』


元々はエヴァリーブラザーズのハワイアンチックな楽曲だったが、
a-haがカバーし、 シリアスなナンバーに昇華させた。

   ♪きみに涙を見せたくないから 
    泣くのは雨のなかだけ

てなことを歌い上げている。

この曲はラストの、

   ♪いつか涙がとまったら、 笑顔で
    お日さまの下に出ていくとしよう

というところが救いだ。


雨の日は 雨を楽しめる余裕があればいいのだけれど、 今は気が
沈んでいたり、 くたくたになっている方が多いこととおもわれます。

こういうときは 「 こんなときもあるよ 」 ってな気持ちで、 時間が
過ぎるのを待ちながら、 今をやり過ごすしかない。

介護疲れのように サポートする側がバーンアウトしてしまっては
元も子もないので、 被災地にいる方はもとより、 それ以外の場所に
いる方も まずは自分の健康第一でゆきましょう。


↓ をクリックすれば、 曲を聴くことができます。

a-ha 『 Crying in the rain 』

読んでおきたい小説

2011-04-07 21:30:40 | おすすめ本 ・ 漫画
 

 こういう時期であるが故に 書くことがないので、 超個人的なことで申し訳ない
 のですが、 本日は 読んでおきたいとおもっている小説を挙げてみます。


●『 人質の朗読会 』 小川洋子著
 清美な文章を書かれる作家さん。 この先生の漢字とひらがなの
 使い分けや、 文章のリズムは 自分にはしっくりとくる。


●『 Another 』 綾辻行人著
 綾辻行人さんは以前 大ファンだったが、 〝 読むとモロに影響を
 受けちゃう作家さん 〟 なので、 ずーっと封印している。
 すごく評判がよい作品なので、 これはぜひとも読んでみたい。


●『 白いひつじ 』 長野まゆみ著
 さわやかな風に触れたいので。


●『 深夜特急 』 沢木耕太郎著
 以前に何冊か読んだことがある。 ぶらりぶらりの旅情を
 味わいたい。


●『 コインロッカーベイビーズ 』 村上龍著
 二十年くらい前に?読んだが、 すごく愉しんで読んだ印象があるので、
 また読み返したくなった。


●『 琅邪の鬼 』 丸山天寿著
 丸山天寿さんのブログを拝読し、 小説にも興味を持った。
 『 丸山天寿生存日記』 は、 自分にとって最も味わい深いブログ。


●『 いちにち8ミリの。 』 中島さなえ著
 中島さなえさんのことは、 父御・らもさんの本のあとがきや ダヴィンチの
 インタビューでちょっとだけ存じ上げている。 読んだら たぶんファンに
 なっちゃうだろうな。


 ちなみに いまは新書をすこしずつ読み進めております。
 感想は おいおい。


わかろうとすること

2011-04-04 21:30:29 | 日記


交通事故に遭ってから 「 大変でしょうけれど、 がんばってください 」
といったことを 言われることがよくある。

相手にしてみたら、 ほかに言いようがないわけであるが、 ぼくには
それがどこか他人事 (ひとごと) のように聞こえることがある。


被災地にいない者は、 いま被災地にいる人たちを100パーセント
理解することはできないだろう。 ぼくは そうだ。


自分も交通事故にあってから どん底の中にいるが、 被災者が負って
いる心苦しさっていうのは、 自分が交通事故で負ったことによるもの
とは 質がちがうかもしれない。

職務にたとえるならば、 営業マンのしんどさと 事務職のしんどさの
ギャップのようなもの。

巧いたとえでなくて申し訳ないが、 営業も 事務職も 仕事である以上
しんどさというものはある。 ただ、 〝 しんどさの質 〟が異なるので、 
100パーセントは相手を理解することも、 自分を理解してもらうことも、
できないとおもうのだ。

それでも、 相手の身になろうと努めることはできる。

先週 ずっと 募金、 節電以外で 自分にできることはないかを考えて
いた。

ほんとうに言うまでもない結びで申し訳ないのだが、 ニュースを見る、
あるいは 新聞を隅から隅まで読み、 まずは被災地にいる人々の
置かれている近況をわかろうとすることこそ、 被災地にいない人間に
とって 求められていることではないかとおもえる。


……なんか、 当たり前のことしか書けなくて すいません。


「オレンジ病棟」発売中


この本が少しでも、心の和みとなりますように