朝丘大介の オレンジ病棟リバース

こんにちは。朝丘大介が日常の気になることをつづります。

「オレンジ病棟」好評発売中。

コンサートへ行く (その1)

2009-11-29 19:57:50 | おすすめ音楽

ノルウェーの人気バンド、 a-haのコンサートへ行ってきた。

先週のことだ。

当初、 今回のコンサートは 見送ろうと考えていた。

なぜなら、 ぼくのなかには、 「 a-haはきっとまた 十年以内に
日本に戻ってくる 」 という予感めいたものがあり、 調子が上向くまで
慌てるに及ばないとおもっていたからだ。

自分のなかに、 「 コンサート会場へ行くなんて、 ぜったいに無理 」
という おもいもあった。


だが、 事情が変わった。
a-haが 来年をもって 解散することを表明したのだ。


人生は 長いようで短い。

二十五年間、 心のなかに フレッシュな北欧の風を吹き込んでくれた
バンドに、 お礼を書いて渡したくなった。

スケベな人

2009-11-23 20:59:07 | ミニコラムのようなもの
 
類語辞典で 「透ける」 という言葉を引こうとしたら、 上にあった
「助兵衛(すけべえ)」 という文字が目にとまったので、
 気になって 引いてみた。


「プレイボーイ」 「光源氏」 「レディーキラー」 「女好き」 「エロ親父」
……なるほど。 このあたりは 解(げ)せる。


「発展」 「発展家」
……スケベな人間は出世するということなのかな。 


「鼻毛が長い」 「鼻毛を延ばす」 「延助 (のびすけ) 」
……うーむ。 そうなのか。


「お寿司屋」 「牛の糞 (くそ)」
……ここらへんになると、 ちょっと見当がつかない。 隠語かな。 



今回はスケベなネタで みなさまのお目を汚してしまい、
たいへん申し訳ないっす m(_ _)m


『 鉄コン筋クリート 』

2009-11-20 21:57:33 | おすすめ映画・DVD

本日は おすすめDVDの紹介を。


『 鉄コン筋クリート 』

日本が世界に誇れる漫画家、 松本大洋さん原作のアニメだ。

日本アカデミー賞のアニメ部門を受賞したほか、 海外でも
なにかの賞を獲り、 高い評価を受けた。

ぼくが今まで ほんとうにしっくりときたアニメは、 これと
『 オネアミスの翼 』 という作品かなぁ…。


やくざの町、 宝町に住みつく二人の少年、 シロとクロ。

親のいないふたりは、 万引きやかつあげで 口腹を満たしている。

シロは知恵遅れだが、 心にピュアな天使性を持ち、
クロは腕っぷしが強く、 生活力があるが、 腹のなかに
どす黒いものが 渦巻 (うずま) いている。

お互いが一緒でないと、 世を送ることはできない……。


この映画のテーマは 〝 変わっていく街 〟 だとおもう。

懐かしい下町がどんどん壊され、 モダンなスクウェアへと変貌していく。

どんなに味気ない風景であっても、 好きな人と一緒にいれば、
心はずむ風色に映るのであろう。

映画のところどころで碧海の光景が出てくるのだが、 これはおそらく
厳しい現実世界を生きている シロとクロが、 ふたり一緒にいるときにだけ
見える世界にちがいない。

シロが ときどき口にする 「 安心あんしん♪ 」 というセリフは、 
クロと一緒にいる幸せを 確かめているようにおもえるのだ。


架空のネーミングについて

2009-11-17 21:31:45 | オレンジ病棟

『 オレンジ病棟 』 に登場する 「 音原 (ねはら) 病院 」という
病院のネーミングには、 頭を悩ませた。

名前の後ろに 『 病院 』 とつけ ネットで検索すると、
たいていの病院は実在するからだ。

物語であるとはいえ、 実在する病院に迷惑がかかっては困る。

そのため 「 音原 (ねはら) 病院 」 などという、
ぜったいにあり得ない名前にした。


また、 小説では、主人公クルミがいつも口にする 脂っこいスナックが、
脱毛の原因のひとつであることを それとなく仄 (ほの) めかしている。

スナック菓子のメーカーに 迷惑がかかっては困る。

そこで、 クルミが喫 (きっ) するお菓子は 「 たこ焼きスナック ・ タコちっち 」
という架空のものにした。


登場する育毛剤の 「 ヘアーハゲーン 」 「 ハゲナイン 」 も
同様の理由である。


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犬と話すときは 英語か 日本語か

2009-11-14 19:00:45 | ミルティ

先日、 古い友人から電話があった。 

話の合間に 受話器のむこうで ぶつくさ言っている。 
しかも英語でだ。

犬の散歩中に 携帯で話しているのだという。


その人の場合、 犬とのコミュニケーションは、 基本的に英語らしい。

「 ストップ 」 「 レッツゴー 」 「 シットダウン 」 「 バイスクル ・ ケア 」 
「 カー ・ ケア 」 「 ウエイト 」 「 バック 」 「 トラフィック ・ クロス (交差点) 」


一方、 ミルティのわかる日本語はというと、
「 お手 」 「 おすわり 」 「 伏せ 」 「 まだだよ 」 「 待て 」 「 こら 」
「 お利口さん 」 「 ダメだよ 」 「 おしまい 」 「 1、2の3 」 「 お散歩 」
「 帰るよ 」 「 おしっこ 」 「 ごはん 」 「 お水 」 「 りんご 」 


――案外 犬は、 言葉のイントネーションだとか 飼い主の空気を
   読んでいるだけなのかもしれないな。

そうおもったぼくは、 ミルティと 英語で 意思の疎通を試みた。


「 ミルティ、 ストップ。 ……シットダウン。 ……ウエイト 」

きょとんとするミルティ。
ジェスチャーを交えても、 首を傾けるだけだ。


どうやら犬は、 ちゃんと言葉を理解し、 聞き分けているようだ。


『 白衣でポン 』

2009-11-11 21:30:09 | おすすめ本 ・ 漫画

本日は おすすめ漫画の紹介を。

『 白衣でポン 』

ナースものだが、 『 おたんこナース 』 や 『 ナースあおい 』 とは
ちがった切り口。 ギャグ路線、 なのである。


ドラマ 『 ナースのお仕事 』 に通ずるところがあるが、 
主人公の桃園は それよりもさらに破天荒 (はてんこう) だ。

・カルテに落書きをする。 
・病棟で美男子を見れば、 考えなしにモーションをかける。
・仕事中、 病院を抜けだし、 バレンタインのチョコを買いに行く。
・同僚ナースの制服を ブルセラショップに流し、 小遣いにする。
 etc.etc.

『 こち亀 』 のハチャメチャ警察官 ・ 両津の女版である。


こんなとんでもない桃園だが、 たま~にケガの功名(こうみょう) で
ファイン・プレーを飛ばすことがある。

病院に逃げ込んできた殺人犯 (ハンサム) に抱きついたまま放さず、 
警察の逮捕に協力?したりして、 病院の宣伝になるような手柄を
たてるのだ。

エリートナースもびくびくする 背中に刺青 (いれずみ) のはいった患者
に対しても、 あっけらかんと冗談をとばし、 気に入られる。


作者のたかさきももこ先生は、 ともかくユニーク。

毎巻 著者紹介の写真は、 スカイダイビングをしているところだったり、 
レントゲン写真だったり、 太極拳をしていたり、 自由奔放で気持ちがいい。

桃園が たかさき先生の手から生まれたというのも 頷 (うなず) ける。


この漫画は時として すごく考えさせられるエレメントを孕 (はら) んでいる。 
しかも、 笑いが入っているぶん、 ぜんぜん押しつけがましさがない。

五年以上も前の作品なので、 注文でしか手にはいらないだろうが、
ぜひとも 一人でも多くの方に 読んでいただきたい佳作だ。

本日は おやすみ~

2009-11-08 17:26:20 | 日記


ぼくは毎週日曜に、 その週にアップするブログ記事を
まとめて書くことにしています。

むろん、 ノリノリの日にゃあ、 その日にアドリブで
かきますが。。。

今日は朝からファミレスで 今週ぶんを何本か
書いてきたのですが、 風邪をひいているせいか
ちょっと集中力がありません。

写真のように、 昼からずっと家でぐったりとしておりました。

アタマがクラクラするせいか、 思考がまとまりに欠け、
書いた文章をきちんと推敲 (すいこう) できないため、
本日はおやすみにしたいとおもいます。


ここへ遊びにきてくださった方、 たいへん申し訳ないっす。。。


キックと笑い

2009-11-05 21:27:36 | ミニコラムのようなもの

映画好きの知人から 聞いた話だ。


『 少林サッカー 』 のチャウ ・ シンチーは、 子ども番組の司会で
児童を蹴飛ばしたりするのが受けて、
一躍 スターダムに のし上がったそうだ。


八十年代までの日本なら、 同じことをやっても、
シンチーは 人気者になれた気がする。

なぜなら、 そのころの日本では、 実際に子どもを蹴る大人
なんていうのは、 よほど特殊なケースを除いて 〝 あり得ない存在 〟 であり、
おそらく その特異さが 笑いを生んだであろうからだ。


だが、 いまの日本で同じことをやったら、 「 幼児虐待だ 」 と
たちまち抗議が殺到し、 後日テレビ局は 謝罪会見をひらくことに
なるかもしれない。


現実に 児童を虐待する大人が 出現したことによって、
シャレがシャレでなくなってしまったような空気が、 時代のなかにある。

こうした時代背景のなかで、 笑いにおける 太刀先の見極めは、
以前よりも複雑になっているような気がする。


表紙のイラスト解説 (その9)

2009-11-02 21:30:43 | オレンジ病棟


舞台は 東京にある音原 (ねはら) 病院へと移る。

この病院は H型をしている。
ふたつのどでかい病棟を 一本の長廊下が橋渡ししているのだ。


現在 育毛中の者、 育毛に成功した者、 植毛を選んだ者……

さまざまな患者とめぐり会い、 クルミは 「髪」 について
あらためて考えることに。


しんしんと 初雪が降っている。

……芸が細かい。


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この本が少しでも、心の和みとなりますように