朝丘大介の オレンジ病棟リバース

こんにちは。朝丘大介が日常の気になることをつづります。

「オレンジ病棟」好評発売中。

ミルティのダイエット

2014-05-28 21:33:33 | ミルティ


このところ、 ミルティは歩くときもノロノロした足づかいになり、 50メートル
歩くだけで、 ゼエゼエいうようになっていた。 

先月あたりは、 特にひどかった。

すこしでも段差があると、 歩を進めるのを拒んだのだ。

不思議なことに、 近所の仲のよい犬と一緒に散歩するときは、 相手の歩調に
合わせ、 フットワークも軽やかになった。

要は気持ちの問題なのかもしれない。

ミルティが太り、 このままではいけないとおもったぼくは、 ダイエットを
させることにした。

ミルティがノロノロ歩くとき、 ぼくは「 はやく、はやく! 」 まくしたて、 尻をはたく
ようになった。

動物虐待だ!

そう言われるかもしれないが、 心臓に負担がかかり早死にするほうが、 ミルティ
にとっては酷いことなので、 多少の愛のムチは必要なのである。

むろん、 愛のムチだけでなく、 アメも与える。

散歩を終え、 家にもどってきたミルティに、 「 よくがんばったね~ 」 と
頭を撫でながら誉めてやる。

すると、 ミルティは得意げな顔になる。

数週間前から、 ぼくとミルティは近所の山を昇降するようになった。

最初はリードを引っぱって上るのを拒み、 たった十数段で息があがってしまった
ミルティも、 いまではちゃんとついてこられるようになった。

体つきもすこし締まってきたようにおもう。

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すみません。ODでした(笑)

2014-05-21 07:42:35 | アミューズメント・ホスピタル

きのうの記事で、ハンドルネームちきにゃんさんから、
ODの意味が違います、というコメントをいただきました。

入れ替わりものの愛好家のあいだでは、ODとは、

「女同士」

のことをさすのだそうです。

一般に医療で使われるOD

「オーバードーズ=薬の大量服用」

ではないとのこと。

いやぁ~、知らなかった~(笑)

ちきにゃんさん、ご指摘、どうもありがとうございましたm(_ _)m

それと、 本をツイッターで紹介してくださったクロエさん、 
どうもありがとうございましたm(_ _)m


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ODではないです

2014-05-20 22:29:17 | アミューズメント・ホスピタル


ツイッターで「アミューズメント・ホスピタル」を、

「OD入れ替わりです」

とツイートしておられる方がいた。

「OD」とは「オーバードーズ」、つまり薬の大量服用のこと。

薬の錠剤が、表紙に、大量に散りばめられているので、
その方は、そう思われたのでしょうが、入れ替わりの原因は、
オーバードーズとはまったく関係ありません。

本を紹介してくださるのは、大変ありがたいのですが…(^_^;)


患者の立場で、

「自分の症状が、実感として、担当医にもっとよく伝わればなぁ」

という想いを込めて、ストーリーの主軸に、

「医師と患者の身体が入れ替わる」

という設定をいれました。

入れ替わりの原因を思いついたのも、そうしたことに起因しております
です、ハイ(笑)

ツイートしてくださったクロエさま、
どうもありがとうございましたm(_ _)m


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メタボ犬 ミルティ

2014-05-15 21:33:33 | オレンジ病棟

先月、 ミルティがエサを食べなくなった。 ドッグフードを変更してからだ。

以前のドッグフードを与えても、 口にしなくなった。

動物病院に連れていき、 血液検査をしてもらったら、 何ともないという。

一日に二回の食事のほかに、 わが家の食べ残りを与えていたせいで、
贅沢 ( ぜいたく ) になってしまったらしい。

人間の食事のほうがドッグフードよりも美味しいので、 そうなってしまう犬は
少なくないらしい。

「 犬なんだから、 三日ぐらい放っておけば、 そのうち食べるようになりますよ 」

獣医にそう言われ、 ドッグフードが皿に残っていても、 人間の食べ物を与えず
にいた。

すると、それまで見向きもしなかったドッグフードを一粒残さず平らげるようになった。

獣医から中性脂肪が多いことも指摘された。

去年までは十キロちょっとだった体重が、 十六キロになっていたのだ。

太った原因は、 ぼくにある。

『 オレンジ病棟 』 を読んでくださった方はご存じだが、 ぼくには交通事故の後遺症で
物事を覚えていないことがある。

脳の海馬はやられていないので、 純粋な記憶障害ではないのだけれど、 注意の
障害や集中力の障害で 「 記憶の植えつけ 」 が困難なのだそうだ。

ドッグフードを変更する前。 ミルティにエサをやったかどうか忘れてしまったときは、 
皿にドッグフードを盛っておいた。

ミルティは、 皿に入っている、 すべてのドッグフードを食べていた。

つまり、 一度に二回ぶんのエサを与えていたのかもしれないのだ。

それだけではない。

家族のだれかがリンゴを食べたときは皮をやり、 残ったみそ汁なども与えて
いた。  ( ひと口だけ ) アイスもあげていた。

要するに、 ミルティは太るべくして太ったのだ。

( つづく )

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参考文献に使用した本

2014-05-05 18:16:09 | アミューズメント・ホスピタル

すこし前の話になりますが、 二月の神奈川新聞さまの書評で 『 アミューズメント
・ホスピタル 』を取り上げていただきました。

神奈川新聞さま、 どうもありがとうございましたm(_ _)m

書評のなかで「 小説なのに参考文献が載っているのは、 作家の良心か、 これも
機知のひとつか 」といったことが書かれていたのですが、 参考文献に使ったのは、 
たとえばこんなネタです。

「 栄養科 」 のエピソードで、大食いの女性がパジャマを赤から青に替えるといった
シーンは、 『 人体のミステリー99 』 という本の 「 赤系統の色は食欲を増進させ、 
青系統の色は食欲を減退させる効果がある 」 と記述をもとに書きました。

元ネタをきちんと掲載するのは、 人としての礼儀だと考えております。

本を読んでくださった方から、

「 参考文献に載っていたモテ声の本を、 二冊ともアマゾンで買いました 」

といった感想もいただきました。

ちなみに小説では 『 シャボン玉 』 と 『 兎のダンス 』 という楽曲を使用しています
が、 どちらも著作権期限が切れていたので、 引用楽曲として載せることはしま
せんでした。

今回、 『 アミューズメント・ホスピタル 』の巻末に掲載させていただいた参考文献を、 
ブログ上にも記載させていただきます。

以下、 参考文献一覧です。

『 こちら救命センター 病棟こぼれ話 』 浜辺祐一著(集英社文庫)
『 救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから 』 浜辺祐一著(集英社文庫)
『 「モテ声」の法則 人をひきつけ 人に好かれる 声の磨き方 』 山本光洋著(こう書房)
『 人に好かれる声の磨き方と話し方 』 白石謙二著(永岡書店)
『 プロレスラー「肉体」の真実 』 ミスター高橋著(宝島社)
『 B.B.MOOK333スポーツシリーズNo.218 格闘ボディデザインBOOK闘うための
 カラダづくり「心」・「技」・「食」3 』(ベースボール・マガジン社)
『 ピュア・ダイナマイト ダイナマイト・キッド自伝 』 ダイナマイト・キッド著(エンターブレイン)
『 現代臨床精神医学 』 大熊輝雄著(金原出版)
『 子どもの脳を守る --小児脳神経外科医の報告 』 山崎麻美著(集英社新書)
『 モンスターペイシェント 崩壊する医療現場 』 南俊秀著(角川SSC新書)
『 「きれい」への医学 美人をつくるマインド・ダイエット 』 海原純子著(講談社+α文庫)
『 図解雑学 病院の仕事としくみ 』 木村憲洋・秋山健一著(ナツメ社)
『 人体のミステリー99 』 日本博識研究所(宝島社)
『 いい歯医者・悪い歯医者 噛み合わせが狂えば、命も危ない 』 林晋哉・林裕之著
 (クレスト社)
『 歯と口の悩みを解決する本 心もケアする歯医者さん 』 坂本貴史著(法研)
『 体にあらわれる心の病気「原因不明の身体症状」との付き合い方 』 磯部潮著
 (PHP新書)


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この本が少しでも、心の和みとなりますように