米政府は24日、主要報道機関に対して、北朝鮮・シリア両国の核協力に関して、「証拠」ヴィデオを手渡した。
ヴィデオと言っても動画ではなく、連続静止画像で構成されるスライドショー形式のものだが、その内容は、「北朝鮮の協力によって建設中であったシリアの核関連施設」を写したものだ。
確かに、建設中の建物は、その特徴からして原子炉であることは間違いないだろう。状況的にも、北朝鮮が関与していたことも . . . 本文を読む
6日間にわたってイラク各地で行なわれた、米軍に後押しされたイラク治安部隊とシーア派の民兵組織「マハディ軍」との戦闘は30日、マハディ軍の最高指導者であるサドル師が自軍に対して戦闘中止を命じたことでほぼ収束し、31日には街に市民の姿が見られるようになった。
今回の「6日戦争」による死者はこれまでのところ約450人に上るが、地方都市の情報が入ると今後さらにその数は増えると見られている。
読者の . . . 本文を読む
ガザ地区で27日からイスラエル軍とハマースの間で戦闘が続いている。
1日にはイスラエルの空爆と地上軍の攻撃で、パレスチナ側に61人の死者が出たが、翌2日になっても戦闘は続き、パレスチナ人10名が死亡した。これで、27日からの戦闘による死者は、双方合わせて107人となった。ただ、「双方」と言っても、イスラエル側の死者は2人の兵士に止まる。
今回の戦闘のきっかけは、ハマース側のイスラエルへの . . . 本文を読む
西岸地区のラマッラー刑務所で22日、ハマースのメンバーで宗教的指導者であるマージェド・アル・バルグーティ師が心臓発作で死去した。
突然の獄中死に、シーア派の信者やハマースの支持者たちは、死因は他にあるとしてパレスチナ自治政府に対して抗議の声を上げ始めている。23日には、同師の出身地であるコバル村でデモがあり、制圧に出たパレスチナ警察の発砲で参加者2人が負傷した。
アッバース大統領はこの事 . . . 本文を読む
ガザ地区ガザ市近郊にあるブレイジュ・パレスチナ難民キャンプで15日、大規模な爆発があり、イスラーム聖戦機構の幹部と、その家族、さらに同組織の戦闘員ら計7名が死亡したと、現地からの情報は伝えた。
同組織の広報担当者は直ちにイスラエル空軍機のミサイル攻撃によるものだとし、イスラエルへの報復攻撃を示唆した。だが、ガザ地区の治安に当たるハマース警察は、爆発の原因が特定できないとしている。一方、イスラ . . . 本文を読む
レバノンのシーア派最大勢力で、イスラエルが宿敵と憎むヒズボラーの軍事部門指導者が12日、隣国シリアの首都ダマスカスで起きた車に仕掛けられた爆破で殺害された。
これは、ヒズボラーが運営するTV局が伝えたもので、現地では早くもこの爆破事件に対する報復攻撃を心配する声が上がっている。
殺されたのは、イマド・モガニヤ氏で、これまでに多くの外国人誘拐やイスラエルに対する軍事活動を指揮してきたと言わ . . . 本文を読む
レバノンのドルーズ派勢力指導者、ワリード・ジュンブラート氏は10日、テレビ放送でシーア派ヒズボラーの指導者ハッサン・ナスララー氏を批難、レバノン国民を驚かせた。
ジュンブラート氏の発言は、「戦争を(ヒズボラーが)ヤル気ならそれに応える用意がある」といったように、これまでにない激しいものだ。これは、大統領選の投票が14回目の延期と発表された直後に放映されたもので、この扇動的な発言に対する今後の . . . 本文を読む
レバノン議会の大統領選出投票がまたまた延期された。
またまた、としたのは、11月23日にラフード前大統領が退任したまま、新大統領が決まらず、投票予定日がこれで14回延期されたことになるからである。
レバノンでは、キリスト教勢力から大統領、イスラーム教スンニ派から首相、シーア派から国会議長と、宗派による要職の配分が決められている。
キリスト教勢力は、隣国シリアと密な関係にあるグループと . . . 本文を読む
イスラエル軍は8日、ガザ地区から計29発のロケット弾が南イスラエルに撃ち込まれたが、その被害は、二つの建物の損壊と二人の負傷者に止まったと発表した。
同軍の発表を受けてガザ地区を支配するハマースが事実上の実行声明を出した。
それによると、攻撃は、イスラエルがガザ地区への電力の供給を削減したことに対する報復だとのことだ。
イスラエルは今週、何度かガザ地区への電力供給を削減しており、パレ . . . 本文を読む
ガザ地区とエジプトが接する境界線上のフェンスや隔離壁が修復され、エジプトとハマースの治安部隊の合同チームが3日、約10日ぶりにパレスチナ住民の往来を規制した。
検問所には、イスラエル軍やパレスチナの大統領派部隊の影はなく、ハマースがその力を鼓舞する形となった。
昨年6月にガザ地区を追われて西岸地区だけを影響下に置いてきた大統領派にとり、今回は境界線の権限を取り戻すチャンスであったと見られ . . . 本文を読む