「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

映画「日輪の遺産」

2011年09月10日 | 映画
上司と飲みに行った時に同級生が映画監督だという話を聞いた。1ヶ月ほど前だったか。

数日前にタイトルの映画のチケットをもらった。上司は10枚ほどの「綴り」を持っていた。たぶん買わされたんだろう。その同級生が作った映画だ。

今朝はこの映画を見に行く事にした。調べたら、最も近い映画館である「福岡中洲大洋」で朝10:00からが都合良かったので行ったんだが、この映画館も歩いて10分弱程度だ。今さらながらとても地の利の良い住処だ。

ところでこの「大洋」という映画館は初めてだったけど、かなり建物は歴史がある雰囲気で、4階に3つの上映施設があるが極めて狭い。久しぶりにとっても小さなスクリーンを見て大丈夫かと思ったけど始まってしまったらそのストーリーにハマって気にならなかった。

その映画の事だけど以下の通り(紹介文引用)

監督: 佐々部清 - 出演者: 中村獅童, 堺雅人, 森迫永依, 八千草薫, 麻生久美子, 塩谷瞬, 北見敏之, 金児憲史, 土屋太鳳, ミッキー・カーチス, ユースケ・サンタマリア, 福士誠治, 八名信夫

ベストセラー作家・浅田次郎の同名小説を堺雅人主演で映画化。終戦間近の間際、山下将軍が奪取したマッカーサーの財宝を隠すよう命じられた陸軍少佐の生き様を描く。極秘ミッション遂行のために集められた少女20人の運命は? 現在の価値では約200兆円とも言われるお宝をめぐる攻防、敗戦を覚悟し未来を夢見ながら決起した人々の姿が感動的だ。

つまり監督の佐々部さんが同級生という事だが、この方の代表作としては

『陽はまた昇る』 (2002年) 
『チルソクの夏』 (2003年)
『半落ち』 (2004年)
『カーテンコール』 (2004年)
『心の砕ける音〜運命の女〜』(2005年 TV)
『四日間の奇蹟』 (2005年)
『出口のない海』 (2006年)
『夕凪の街 桜の国』 (2007年)
『結婚しようよ』 (2008年)
『三本木農業高校、馬術部』 (2008年)
『告知せず』 (2008年 TV)
『日輪の遺産』(2011年8月27日(土)公開)
『ツレがうつになりまして。』(2011年11月8日公開予定)

現在公開されている「日輪の遺産」の後に、すでに「ツレがうつになりまして。」も上映がひかえていて忙しい方なのである。後の方が名が知れている。
同級生である上司は、飲んだ時は批判めいた話もしていたけど、嬉しそうでもあった。

そしてこの映画の話。ストーリも上記の内容ぐらいの知識だったが、とても悲しい物語。
たぶん今まで観た映画の中で1番泣いたかもしれない。心にも残るし映像も美しいと思った。

宣伝がイマイチなのか観客は年配者が多かったけど、心の修行という意味で若い方にも見て欲しい映画だと思う。

GANTZ(ガンツ)

2011年02月06日 | 映画
ちょっとネタバレ記事になっちゃうけど、まずは結構面白い映画だと思った。

劇場で見たいと思ったのが自分なりに不可思議な心境なんだけど、昨日書いたとおり、主人公のお二人(二宮君と松山君)がエログロをどのように表現したのか、そんな興味なのかもしれない。あまり理由もないけど、まあ映画が観たいと思っていて、他に観たいものが無かったからかもしれない。

不満を感じた部分が2つ。無理やりメッセージを入れていた事。原作にはそんなものないような気がするのだが、ヒットを促すために必要なツールなんだろうなと思う。ただ嫌らしい大人の画策と言う気がしてならない。
かならず続きがある展開もヤダ。っていうか最初から2部作って事なのね。知らなかった。

自分が読んでいる8巻まで、まだ到達せず終了だった。先に原作を読んでいると、面白いケースもあるしその逆もあるが、この映画については面白い方だったかもしれない。
展開はオリジナルに沿っていて、RG-12作品(大人同伴なら子供も観てもよい)なだけにエロの部分はきちんとカットされているがグロはそのままという感じだった。というか結構しっかり、原作のイメージらしく表現してあったのには驚いた。以前、「どろろ」を観た際に出てきた妖怪は、いかにもかぶり物という事で興ざめして、今回もそんなもんなのではと思っていて期待もしてなかった。

コミックはそうなんだけど、何も考えずに、ただただ不思議な展開(想像がつかない展開)を、期待を持って読み進めてしまうものなので、映画もそうであって欲しい気はした。つまりコミックでストーリーを概ね知っていて楽しいかというと微妙だったのだが、とっても漫画チックなリアルというのは、私はとても大好物で好きなのだ。そんな感じで良かった。

「主人公の2人を召還せよ」という企画があり、これはどうも携帯で参加するようで、その話は下の娘から聞いていて、宮崎に決まった事も聞いていたが、確か今日が来宮予定だ。娘は友達の誘いで招集のイベントには参加していたものの、さほど興味がなくてチケット依頼(抽選だけど)はしなかったようだ。ただ、嫁は、今日イオン(セントラル)に行けば会えるかも・・・
なんて言って行く気満々だ。

SPACE BATTLESHIPヤマト

2010年12月30日 | 映画
宇宙戦艦ヤマトは、アニメが映画化された1977年の頃、私が13歳だが中学校2年生の時に大ブレークした。テレビアニメとしてはその3年前に放映されたようだが、これはなぜか記憶がない。宮崎の片田舎ではリアルタイムに放送してなかったのかも。

とにかく仲間内が皆ヤマトにはまっていて、私も絵が好きだったので、ヤマトの宇宙に飛び出すシーン(斜め右下から望む構図)は今でも空で描けるほどに何度も書いたし、映画のサントラをカセットテープに吹き込んで、中3の頃はほぼ毎日、受験勉強をしながら流し聞きしていた。

だからと言って、鮮明にストーリーが言えるかというとさほどでもなく、登場人物も曖昧なので、ヤマト自体が好きだったのか?ちょっと自信がないのだが、多分変な影響は受けているのである。

高校時代だろうか・・・
さらば・・とか、永遠に・・とか、完結編とか復活編とか、とても興ざめしていた思い出もある。その頃、原作の西崎義展氏と、絵コンテの松本零士氏の著作権争いしていて、どうも正の松本氏と悪の西崎氏というイメージがあった。確か西崎氏はその頃覚せい剤所持で、捕まったりもしていたのでダークイメージなんだな。
だけど、ウィキペディアを読んだらいろいろと複雑な背景があるようだ。ストーリーは西崎氏のものであり、絵は松本氏のもののよう。

それにしても西崎氏は、この実写版に対しては、直接的な関わりも無かったという事だが公開直前に事故で亡くなるという不幸な話もあり、その当時のドロドロとした話も思い出してしまった。
とりあえずいろんな思いがあるヤマトなので、映画を観る事には微妙な心境もあったのだが、まあ機会があった。

ストーリーや映像は想像通りだったのだが実写では「スターシャ」や「デスラー」がどのように表現されるのかという興味。
面白かったと言えるのは、これがなかなか見事だった事。森雪を黒木メイサにした理由もあったようだ。

なんというか、男心というかスケベ根性と言うべきかもしれないのだが、この映画、実は黒木メイサに尽きる・・気もする。

映画が終わり、スタッフの名には松本零士が無かったことも気になった。

バイオハザード・アフターライフ(3D)

2010年09月06日 | 映画
最近テレビコマーシャルも入っていて、スタートで中島美嘉が登場してゾンビになるというのが興味で、3D映画というのも観たことがなかったし、次女がとにかく観たそうだったんで行く事にした。

内容はゲームベースに後付けストーリーではあるので期待してない。とにかく3D映像がどんなもんなんだろうという期待。

9月10日上映となっているが先行上映なんだそうで、ここでちょっと疑問が沸いたのだが、試写会は判るけど先行上映ってなんなんだろう。
でもって調べてみたら、簡単に言えば「様子見」だけど、話題作・大作と言えるもので、オープニング記録の付け足し的な役割もあるようだ。そして公開1週間前の土・日・祝日に行われるものらしい。
特別に見せてくれるわけで割引などが効かないそうだ。

でもって、3Dという事もあり料金が2000円だった。次女は大学生だけど、普通は学生割引もあるのにこれまた駄目なんだそうで、3D→割高なんだな。

そして期待の映像だが、私は近視のメガネ掛けなので、その上から3D用メガネを掛けなければならない。これまた勝手が悪く、スクリーンが最初から濁ったような感じ。
普通の美しい映像のほうがましかも。
文字が浮かんで見えたり、立体的に見える映像はそれなりに楽しいのだが、私としては微妙だった。
内容としても3Dの必要もそんなになかったかなというのが正直な感想。娘は面白がっていたけど。

ストーリーも、特に最後がちょっと。
前作から観てない人にはかなり判りずらいだろうなぁ。

娘とのデート。最近多いかな?この時間は私的に嬉しいひと時ではある。後1年でハタチだし、そしたら居酒屋とか誘ってみたいもんだ。長女は頑なに拒否だし。

「カラフル」アニメ版

2010年08月28日 | 映画
下の娘が公開前の試写会を友達に誘われて観にいき、珍しく興奮して「いい映画だった」と語っていた「カラフル」

8月21日に公開された後も、テレビコマーシャルなどが入っているのでそれなりに話題になっているようだけど、ちょっと前に公開されている宮崎駿監督作品と、アニメ映画という点でどうなのかと思うが、娘は最近この「借りぐらしのアリエッティ」も観ていて、これについてはカラフルとはまったく違って無反応。まあきちんと感想を聞いてもいない。

でもって自分でどちらを観るかということになれば「カラフル」なんだけど、よっぽどの暇とお金があればというぐらいではある。
ただYahooの映画評価ランキングを見てみたら「泣ける」「切ない」ということで、極めて高評価のようだ。

2000年に実写版で映画化されているのだが、直木賞作家・森絵都さんという方の小説であり(読んだ事ないけど)、監督は原恵一という「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を手掛けられた方。これも話題になっていた。

映画は実写よりも生々しいと評価されているけど、逆にアニメなのに、とにかくこだわって実写に近いアングルで表現されているようで、リアルな景色などが絵画的で美しいということでもあろう。(たぶん)

その展開もWEB検索していると概ね判ってしまうのだが、それでも観てみたい欲は微妙にある。

最近やっと「ショーシャンクの空に」を観る機会があり、面白いとは聞いていたけど確かにって感じ。

映画好きという事はまったくないのだが、音楽同様、気が滅入っている時などのカンフル剤として良いのではないかと思う。

カラフル・・・観ようか・・・迷っている。まあ時間次第なんだけど。

リアル鬼ごっこ

2010年06月26日 | 映画
最近は映画を観る機会も増えているが、劇場ではなく主に飲み会の後、いわゆるネットカフェでの鑑賞だ。映画を観ながら寝入るのが習慣にもなっている。
早い時間だとまるまる終わりまで見て感想もあるのだが、ほとんどは酒が入っている状況なので、まあ面白いか否か程度である。
シリーズ物が面白いと感じて、ネットカフェに行きたい気持ちも生じたのが最近観た「仁義なき戦い」で、DVDなどを手に入れたいと思っているのだが、前回娘と劇場で観た「アウトレイジ」も、Blogにも記載してないが下娘と5月連休の最終日に観た「のだめカンタービレ」後編も、さほど面白さを感じておらず、最近はこれぞというものが無い。

そんな中、先週の飲み会の後、いつものネットカフェに寄り、いつものごとくメニューから映画を選択して観だしたのだが、このメニューというのは時に公開直後の新作(DVD発売タイミングかな?)があったり、結構入替があるのでいつでも新鮮だ。そして説明書きもあるので、その文章で概要を理解したうえで観ることができ、仮に面白くなければ途中でやめてもよい。とにかく見放題。

先週の映画が「リアル鬼ごっこ」

飲み会は遅くなり、夜中の1時前に入ったのだが、それから見だしてインパクトのある、というか衝撃的なシーンに目が釘づけになった。これってR15・R18指定ではないのか??と思えるような残虐性。
だけど、だんだん面白くなり、結果的には水戸黄門的完結で満足感もあった。
これって原作が漫画なのかと思いきや、山田悠介という作家のホラー小説なんだそうで、下の娘に聞いたら原作は読んだらしい。作者の名も常識だよという感じで言われ、面白くて何冊かは読んでいるそうなんだ。Wikipedia情報では「高校生の読書と受験」に関する調査でもっとも好きな作家の自由回答調査にて一番なんだそうで、現在で29歳だけど結構な数の作品がある。
私が観た映画1作目は2008年公開だったようだが、つい最近「リアル鬼ごっこ2」も公開されたばかり。
だからというか、ネットカフェでは2作目の宣伝を兼ねたリリースなのかもしれない。

一作目で完結したように思っていたのだが、最後にはパラレルワールドと呼ぶ別世界に飛ばされる。その続きらしい。SFではよく使われるようだが原作にはこれは無いらしい。もしもここで戦争がなければこんな感じだったろうなというのがパラレルワールドだ。

そしてネット上にはこの2作目の紹介動画も公開されていて、見たら1作目以上に手間ひまがかけてあるようでちょっと興味をそそる。娘に話すと観てみたいというので公開映画館を調べてみると・・・

はい?宮崎では無いじゃないか(愕然)
なんなんだ宮崎って。

アウトレイジ

2010年06月16日 | 映画
土曜日に観た映画は「アウトレイジ」だ。ご存知、北野武監督作品。

下の娘が観たいというので行ったのだが、娘の目的は、俳優「椎名桔平」が見たいという事だけで、内容などどうでも良いよう。満足もしていたようだが、私は悪寒を我慢しながらだったせいか、まったく感想が書けない。

ただ・・・私としてはヤクザ映画だとどうしても「仁義なき戦い」シリーズであり、監督といえば深作欣二監督なのだ。この映画を観た結果、あらためて「仁義なき・・・」が観たいというか面白かったと思う。

「仁義なき戦い」シリーズ

2010年02月11日 | 映画
仕事がら飲み会も多くて、宮崎の繁華街と自宅が結構距離がある事もあり、しかたなくネットカフェ泊まりという事も多いのだが、それは何度か書いた事もあるけど、まあ車で寝るよりは快適で、ビジネスホテルよりは随分安い。

そんなわけで今週は2度飲み会があって、そのままネットカフェ泊まり。

そして最近、提供されている動画映画を見る事を楽しんでいるのだが、まあPC画面なので満足とも言えないけど、はまって見るものもある。

だいたいは飲んだ後なので、観始めてすぐに記憶もなくなるのだが、最近この「仁義なき戦い」シリーズを見て楽しんでいる。

もともとVシネマなどヤクザ物が多いが、漫画にしても映画でも、怖いもの見たさというか任侠の世界というのは足を踏み込む気もないんだけど、男気なんていうのが妙に憬れる部分もあったりして、実はとても好きだという事を最近思っている。

そしてこの「仁義なき戦い」は映画史でも評価の高い作品なので見たいと思った事もあったが、たまたまリストにシリーズがあったので見だした。

思いっきり引き込まれていて、4作見終えていて、続きが早く見たいという状態なのだが、シリーズとしては「仁義なき戦い」が5つで「新・仁義なき戦い」が3つ。他に深作監督以外で3作ある。つまりこの映画は深作欣二監督の代表的な作品で、こんな映像を残した深作欣二監督という人にも興味が沸く。

有名な監督なのでご承知の人も多いだろうが、実は「仁義なき戦い」が代表作だと知らず、今回初意識である。もちろん名前は知っていて、「蒲田行進曲」の監督と言う事は知っていた。これは1982年の作品だから28年前、つまり私は高校時代に観たんだと思うけど、かなり衝撃的というか感動し、涙した思い出がある。
バトルロワイアルの映画版を作られ、続編作成中に亡くなっているが、これも衝撃的というか現世風刺という内容で、もともと漫画自体がかなり激しくバイオレンスな内容なので、その実写というのも惨たらしいシーンが多く、私的にも決して子供に見て欲しくないという感じだけど、15R指定というのも話題となったり、国会で論じられるほどのものだった。
しかしながら、そんなものを映画化するパワーはこの監督ならではなのだろう。

映画の内容はもちろんヤクザの紛争物語なのだが、戦後の激動の時代にそこに足を踏み入れざるを得なかった菅原文太演ずる主人公が、広島で起こった実際のヤクザの紛争がモデルになっていて、現実にも近いストーリー展開だが、その中でも任侠心の強い主人公「広能」を中心に描かれている。しかし現実と近いせいか、任侠映画という作りでもなく、そこに関わる人間の生き様というのがリアルだ。主人公がかっこいいだけでもなく人間臭いとも言える。

そしてキャストが凄いんだけど、今や大御所俳優という面々の若かりし姿が次々と登場するので楽しめる。

この映画が公開された当時はまだ現実に紛争も治まっておらず、モデルも現存する人物がヤクザ社会に君臨していたりして、相当リスクを持ちながらの配信だったようだ。
つまりスタッフが命がけで世の中に送り出した映画であり、この映画によってヤクザ社会とはいかようなものかと知るきっかけにもなるような代物だ。

「映画」のだめカンタービレ最終楽章・前篇

2010年01月04日 | 映画
楽しみにしていた「のだめカンタービレ」は大晦日の午前中、二女と、姪・甥っ子の4人で見に行った。

総合的な感想を言うと期待通り!で、とにかくオーケストラのシーンが映画ならではの迫力だ。
最初からこのシーンが差し込まれていて、見たかった私はスタートから涙がでてきたのだが、映画の製作者は、この映画をどのような感覚でどんな人々が観るのかよく判っているんだと思う。
できる事なら再度見たい。

基本がギャク漫画なので、笑えるシーンはそれなりにあるのだが、1箇所では壺に入り大笑いした。そこでは館内が笑いの渦だったが、これも上野樹里の名演技がなせる技だ。

2部作というわけで、だんだんシリアスというか、後ろ髪を引かれる展開となっていて、当然の如く次回作を見たいように作られている。4月という事だ。

楽しみな「のだめカンタービレ」

2009年12月10日 | 映画
今何をもっとも楽しみにしているかと言えば、釣行でもなくゴルフ予定でもなく、この映画を見る事だ。

テレビドラマで完全に私ははめられた訳だが、最近連日「めざましテレビ」にて宣伝していて、今朝のYahooトピックスでは完成披露試写会の話題もあり、いよいよ公開というメディアの盛り上げもあるのだが、とにかく見たい。

なぜにここまでと言うぐらいだけど、なんだろう。まあ面白いからだ。

分析というほどではないが、なぜに面白いかというと、最終的には人間臭いということなのかと思ったりする。
オーケストラに対して、それに関わる様々な立場でのコダワリとか、主人公「のだめ」という変態女性だが、彼女への支援というか愛情というものが恋愛とはちょっと違う包括的愛という表現であったり、演奏シーンの盛り上げ方などが、生演奏を聴くよりも感慨深い。

主人公の「上野樹里」という女優は、私的にはどちらかと言えば嫌いなタイプだったのだが、それは最初の映画「スウィングガールズ」の印象だったのかも知れない。だけどこのドラマでの仰天演技で好きになったというより驚いた。
演技なのか天然なのかと迷うほどだが、演技だったら凄い演技派だし、天然だったらとんでもないおバカさんだけど、その後に見たドラマ「ラスト・フレンズ」ではまったく別の人格なので、演技がやはりうまい人なんだと思う。
もう1人の主人公の「玉木宏」は言わずもがなの演技派で、「のだめ」ではとてつもなくかっこいい3枚目だ。

とにかくこの映画は原作が漫画であるだけに、登場人物がすべて漫画っぽいけど、原作に忠実ではあるが面白みは実写が一枚上手という感じもする。

テレビでも感動したオケのシーンは、映画の大画面だったら間違いなく圧巻だと思われるし、演奏における指揮者の感情というのが、自分で演奏しているような錯覚に陥り、これが面白く、またオーケストラをそんな視点で聴きたくなる。
このドラマをきっかけにオケに行かれた、またはクラシック音楽に目覚めたというかたも多いはず。

12月19日、あと2週間だ。前篇・後篇と2部作のようで、今回前篇で3月ぐらいに後篇ということなのだろうか?そんな感じだが後篇の情報は詳しくはまだ調べていない。