事前委員会（総務）

12月議会に提出予定の予算案、条例案などについて問いました。

①「とくしま回帰」加速・産業人材支援事業
　県内の対象業種に就業した場合に、奨学金の返還を支援するという事業。２億円の予算で基金に積み立てます。
　対象事業は、製造業、情報サービス業、農林水産業。
　対象学生が、「理工学、薬学、農学、情報等の専門分野を履修する学生」となっています。
●私は、文学系であっても、対象事業所に就職する場合があるはずだが、支援から外れているのは不公平感があること。
●「就職して３年間の就業を確認後、４年目から８年目まで支援」となっていますが、就職後３年以内に離職する人も多いことから、支援までの期間を短くするべきでないか。
　また、２億円の基金の内訳は、県１億３千万円、国５千万円、民間産業団体からの寄付２千万円となっているということです。
●予定通り寄付金が集まる予定なのか。
　対象学生の要件には「対象業種の県内事業所に正規職員として就業することを希望する学生」というのもあります。
●採用は正規職員が主という状況にしていくべきで、この事業によって正規職員をどれだけ増やすのか数値目標があるのか。などについて問いました。

②行政不服審査会設置条例の制定について
　これまで、県民から不服の申し出があった場合の対応については、特段の定めがなかったそうですが、条例制定によって、第三者機関が不服審査を行うようになるということです。
●不服申し立てをする県民の不利にならないような制度になるよう求めました。