みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

今日の本 『十日間の不思議』(クイーン)。(ネタばれあり)

2017-06-04 20:20:51 | 本・コミック
エラリイ・クイーンのライツヴィル・シリーズ。

正直、読み終わって後味はよくなかった。
明け方近くまで起きていたせいもあるか。
なんで自分は人殺しばかり起きるミステリーを
読んでいるんだろう、と疑問に思ってしまったほど、
なんともいえない気分だった。

(ライウヴィルものはみんな、後味よくないけど)

犯人が最終的に父親(正確には養父)だからかな?
彼は、何のために捨て子だった息子を育て、
孤児だった妻を育てていたのか。
自分が全能の神のような「父」になるため?
自分がすべてになるような理想の女性をつくるため?
(光源氏と紫の上を連想した)

父親も父親という神に支配されていたからなのだろうか。
これはキリスト教に限らず、
親は、子供にとって、ある意味「神」に
なり得てしまうということか?

親子関係って、難しい。

エラリイとクイーン警視はどうなのか。

読み終わってなかなか寝付かれず、
もう人殺しの出てくるミステリーは読むのはやめようかと
おもったりしていたけれど、
何日かたってこうして書いていると、
また別の視点で読んでみようかなと思うようになる。

本当に身の回りで、ミステリーのような事件があったらと、
想像するのも恐ろしいんだけど。

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