木の実、花の実、私の身

花が咲き終わった後、実をつける。
この実をよぉくみると、実にいとおしい。

生きることと死ぬこと

2016年08月22日 | 日々の想い
今月9日に母親が天寿を全うしました。
食べれなくなり、入院して一ヶ月。

四年くらい前から、ほとんど入院などした事がなかった母が、老化による体の衰えをなかなか受け入れることができなくて、卑下したり、嘆いてみたり、心配してみたり、心の中のモヤモヤをなかなか解決出来なかったみたいでした。

一年くらい前から、だんだん卑下する事も、心配する事も、少なくなってきました。自分なりに状況を受け入れて来たように思います。ほとんど寝ている時間が多くなっていました。

同時にいろんな執着もなくなり、ここ1年はいつもお世話をいている義理姉に全て委ねていたような気がします。

人は持っているもの全部手放さないと終わる事は出来ないみたいです。

最期の二週間くらいは点滴も、酸素も外し
とても楽そうでした。

時代も環境もとても大変な人生だったけど、不平も不満もあまり聞いた事もなかったし、静かな母でした。

私から見た母のストーリー。

人は生まれてもないし死んでもない

10年前、息子が亡くなって、生きること死ぬことを探求してきて、ようやくわかりかけてきた私。
でも、その私は肉体の私ではなくて、そのものであって源。
母という現象も息子と言う現象も私と言う源から映し出されたもの。

今しかないもんね〜(*^o^*)

身も蓋もないけど。