澳門 議事亭前地Largo do Senado
旧正月のマカオ セナド広場
亜美的時間2 Amey'sTime2
出埃及記 ≪女洗手間 注意!!≫
出埃及記 EXODUS
監督:彭浩翔
出演:任達華、張家輝、劉心悠、温碧霞、余安安、邵美[王其]、チム瑞文、林家棟
※9月15日百老匯旺角にて
9月の香港行きでは映画館で2本映画を見たのですが、
そのうちの1本が封切ったばかりの出埃及記です。
午前10時30分からの回で料金は30HKドル。
スクリーンはあまり大きくなかったですが午前の上映の割には
お客さんが入ってました。若い人が多かったです。カップルもいました。
そんな薄着で・・・と心配するような格好の香港人がやっぱりいます(笑)
以下ちょっとネタバレはしないつもりのSTORY紹介。
といっても広東語はよくわからないので、英文字幕と画面からの想像からの
あらすじなので、ご了解ください。
映画を見るまで知りたくない方は読まないでね。
【STORY】
オープニングは下のポスターのような男たちが標的を追い回し
殴打するシーンが続きます。
この映像も注意してみるとあとのストーリーにつながるシーンがあります。
警官の任達華は何度も昇進の面接試験を受けているが、なかなか思うようには
昇進できないでいた。
任達華の妻、劉心悠は献身的に彼を支えて励ましていた。
しかし妻の母親、余安安は長い間うだつの上がらない任達華が気に入らず、
娘にもっといい男を見つけたら、と言い続けていた。
ある日、女子トイレに進入してビデオで盗撮していたとして捉まった男、張家輝を
任達華は取り調べる事になった。
ここで張家輝は驚くべき事実を女子トイレで知ったと任達華に話し出した。
張家輝曰く
世界中の女性達は結託して世の中の女性の敵とされる男性(夫や父親、恋人)を
事故や病死などに見せかけて、この世から抹殺している、というのだ。
そのための告発及び謀議の場所が、女子トイレなのだと言う。
女性がトイレに長くいるのはそういう理由があるのだと、真剣に話す張家輝。
その秘密を探る為に女子トイレに進入しただけだ、と話す。
任達華は信じていないながら、調書には張家輝の供述どおりに記入した。
しかし翌日、調書は紛失し、張家輝は一転して供述を翻した。
自分は変態で、女子トイレに盗撮目的で進入した、と話し始めた。
任達華は釈放された張家輝が気になり独自に捜査を始めた。
そして少しずつ捜査にのめりこみ、妻とのすれ違いが大きくなる・・・
映画はオープニングからおどろおどろしい作品かと思えば
そういうシーンはほとんどなくてその後は『本当は恐いグリム童話』のような
ブラックなファンタジーの様相を帯びてきます。
任達華はいつもの警官役や黒社会ものでのアクの強い印象を出来るだけ見せず
職場でも家庭でもさえない男というか、目的を失った魅力のない男の雰囲気を
うまく出していました。
学生時代は運動ばっかりやっていた感じ(笑)
張家輝は風貌といい、話し方といい、ちょっと変態ちっくな小心男を
うまく演じていると思う。
対する劉心悠や余安安、邵美[王其]は恐ろしくて強いのであります。
特に余安安は爬虫類みたいで恐いよ~
ドラマで姑役の江波杏子みたいだった(爆)
最後は任達華の行く末を予感させるような終わり方でしたが・・・
彭浩翔監督っていい意味で女好き、女性心理を読むのがうまいと思ってたけど、
失礼ながら女性コンプレックスというか恐怖症かトラウマでもあるのでは?
と今回思いたくなる映画でしたわ(笑)
若い人は結構笑ってました。
広東語の意味がわからなくて何がおかしいのか謎、ということはあまりなくて
管理人は字幕とシーンを追いながら楽しめたので良かったですが
それだけ、マニアックなおかしさ、というのはなくなっているのかも。
でもソイマンさんは相変わらず上手くておかしいです。
サンセバスチャン映画祭で撮影賞を受賞した、
ということですがなるほど映像がきれいです。
アングルとか色合いとか光の当たり方とか、上下の画像を見てもわかるように
荒涼とした風景でも斬新でお洒落な光景に仕上がっていたりします。
あぁ、本音を言えば字幕付きで見てみたい(爆)
と、監督がゲストでティーチインがあると決まって落ち込む管理人
というか、彭浩翔監督作品、なんで日本で公開されないのですか?
映画祭でしか見られないとなると
余計映画館から足が遠のくような気がするのですが。
YouTubeのトレーラー
sina.com.のトレーラーはyoutubeよりちょっと長いと思います。
出埃及記トレーラー
↑
百老匯旺角のチケット売り場の向かい側に掲示してあったロビーカード(?)
TOPの画像は別デザインのポスター。
やっぱり 女洗手間 注意!!
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