人面ねこ?

 先月、家の前の自転車置き場の、小石をたくさん埋め込んだコンクリートの上にスマートフォンを落としてしまい、液晶ガラスがルパン三世のタイトル画面みたいになってしまいました。
 一応正常に動作はするけれどさすがに使いにくいし、少し前からそろそろ新しいスマホが欲しいという気持ちにもなっていたので、これを機に買い替えることにして、少々奮発して中の上くらいの機種を注文しました。
 美しい画面の新しいスマホが届いて、心楽しくカメラでいろいろなものを試し撮りしていたときのことです。夕飯のおかずの一品にレンズを向けると、画面の右上に小さくナイフとフォークのマークが表示されました。そのままシャッターを押して、撮った画像を確認すると、驚いたことに、適当に作ったじゃがいもとソーセージのチーズ焼きが、温かな色合いでさも美味しそうに写っているではありませんか。ソーセージはつややかでジューシー、じゃがいもに掛かったチーズはとろけて、香ばしく焼けています。
 よく知らなかったのですが、最近のスマホカメラにはAIの機能が付いていて、AIが被写体を分析し、最適な撮影モードを選択してくれるそうです。
 今まで、いかにもインスタ映えしそうなおしゃれなカフェのランチでも、私が撮るといまいちな写真になってしまっていたのですが、AIカメラを使えば、うちのいい加減な料理でもインスタ映えしてしまうというわけです。
 料理のほか花や空など、16種類の撮影モードの中には猫もあって、猫にカメラを向けると猫マークが出ます。AIが被写体を判断する材料の一つに三角の耳があるようで、たまたま三角形が三つ並んだパッケージデザインの洋菓子にカメラを向けると、一瞬猫マークが出ました(すぐに間違いに気づいて、食べ物マークになりましたが)。
 ところがです。みゆちゃんを撮ろうとすると、かなりの確率で猫と認識されません。人間マークが出ます。うちの猫たちの中でも、みゆちゃんの耳はとくにきれいな可愛い三角形であるのに、私のAIカメラはそれも無視して、みゆちゃんの顔を人間に分類してしまうようです。AIに人間判定されて、改めてみゆちゃんを見てみると、鼻筋が通っているのや目の位置や口元が何となく人っぽいような気になってきました。おまけに顔は白いし、前髪みたいな模様まであります。
 そういえば以前、カメラが趣味の弟も、みゆちゃんのポートレート写真を撮ってくれた時に、なんとなく人面っぽいね…と言っていたのを思い出しました。


これが人判定のみゆちゃんです。



ねこ。


ねこ。


ねこ。


ねこ。



アップにしても人間判定のみゆちゃん。
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<ねこまんが>11月22日「いいにゃんにゃんの日」

今日11月22日は「いいにゃんにゃんの日」ですね。
猫はみんないいにゃんにゃんです。悪いにゃんにゃんはいません。

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<ねこまんが>洗濯ネットは嫌い

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<ねこまんが>地獄耳


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<ねこまんが>衣替え?

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朝晩寒い

寒いのは嫌です。
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幸せな朝

 だんだん寒くなって、ねこたちが布団に集まってくるようになりました。
 うちのねこたちは5にゃんとも、滅多に布団の中には入ってきません。みんな布団の上で寝ます。なので、1匹、2匹と布団の上にやってくるねこが増えるたびに、私の可動領域は減っていき、最大数の5匹が乗ると、右横にぼんとロナ、左横にぴったり寄せてくる胴の長いまる、足元にみゆちゃんとふくちゃんというように、ほぼ全方向の布団の上に猫重しが乗せられ、布団で封じ込められたようになって、身動きが取れなくなります。
 ただ、一年に一回か二回くらい、みゆちゃんが布団の中に入ってくることがあります。それはたいてい休日の朝いつもより遅くまで寝ているときで、カーテンの隙間からもれてくる外の光も明るく、もうそろそろ起きようかなというタイミングで布団の中に入ってきて、私の横腹のあたりにもたれて寝ます。
 もちろん起きるのはやめて、もうしばらくみゆちゃんとごろごろするのですが、それはそれは可愛く幸せな時間で、早く起きたいという気持ちなどどうでもよくなります。
 こんなにも至福の時なのですが、先にも書いたようになぜか一年のうちに数えるほどしか来てくれません。
 それが今朝、みゆちゃんが枕元にやってきたので、布団を頭の高さくらいまで持ち上げてやると、そろそろと入ってきて、いつものように私の横腹にもたれて寝ました。
 外はまだ暗く、時計を見ると、起きなければならない時間までまだ1時間半ほどあります。私は安心して、もたれているみゆちゃんの背中をなでながらもう一度目を閉じました。なんという幸福な朝でしょう。
 しかしその幸福感とは裏腹に、みゆちゃんの体温で布団の中が暑くなりすぎたのでしょうか、夢の中で、私は拳銃を持ったマフィアの女に目が覚めるまで追いかけられ続けました。
 やがて、起きる時間が来てしまい、私はみゆちゃんにもっと寝ていていいよと声をかけながら布団を出ようとしましたが、みゆちゃんも一緒に起き上がって、布団から出てきました。布団から出てきたみゆちゃんはぽかぽかでした。
 ところで、ほとんどのねこたちはみんな私が起きると一緒に起きるのですが、ぼんちゃんだけは私たちが起きたあとも、しばらく布団で寝ています。人間が寝坊しているのを見ても、「はよ起きんかい」と思うだけですが、お寝坊さんなねこというのはなんとも可愛らしいです。まあねこは何をしていても可愛いので、当然といえば当然ですが。 
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