早く歩くことにこだわっている。早めに歩いて脳の血流を増やすと、うつ病の再発を防ぐ、「脳を鍛えるには運動しかない。」NHK出版。
我々のからだは後期旧石器時代までに進化してきたほぼそのままからだである。当時は狩猟、採集ために一日十キロ前後移動し、多種類の植物や動物のの肉を食し、余分なカロリーはすべて脂肪として蓄えていた。その後ヒトは周囲の環境を急激に造り替えて、多くが労せずに好きかだけ食べられる世界を現出させてしまった。肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常、うつ病を含む精神疾患までも惹起されているのではないか、ハーバード大人類進化生物教授の本だった。人体600万年史。南木佳士、作家。きょう一日を快適に過ごしたいとのみ念じてからだを動かしてきた。これは信州の田舎町にある総合病院の内科勤務医として約四十年間地域の長寿老人たちから異口同音にきかされたことばだ。
歩く、自分にとって一番足らないことだと思う。歩くことが楽しめるようになれたらいいのにと思う。アミーゴ